今まで、最初と途中しか観たことがなかったのですが、
テレビで放映されていたので、ちゃんと最初から最後まで観てみました。
ケイト・ハドソン主演、ゲイリー・マーシャル監督の映画、「プリティ・へレン」です。
しかし、この人の作品には必ずプリティが付きますね。
邦題つける方、もっと工夫をしてほしいです。
ヘレン(ケイト・ハドソン)は、ニューヨークのファッション業界でバリバリ働く3姉妹の末っ子。
両親が早くに亡くなってしまったためか、2人の姉、
リンジィー(フェリシティ・ホフマン)とジェニー(ジョアン・キューサック)とも仲良しです。
しかし、3人の子持ちである長女のリンジィーと彼女の夫が交通事故で亡くなってしまいます。
なぜか2人の子持ちであり、もう一人目も妊娠中のジェニーの代わりに、
リンジィーの3人の子供の親権を託されてしまったヘレン。
戸惑いながら、つまづきながら、まだ半分子供のようなヘレンが子育てを始めることになります。
ケイト・ハドソンはそこまで好き~!というわけでもないのもあり、
たいして期待もせずに観たのですが、とても心が温まるいい映画でした。
若くて、はちゃめちゃなヘレンは自由奔放で、子供からも同類に思われがち、
対して、ジェニーはヘレンを育てたようなものなので、子育てのプロ。
厳しいところはとても厳しい。そんな二人も対立してしまいます。
ジョアン・キューサックはこういうお堅い役がよく似合いますね。
自分が子供を持つ身になったら、もっと心理状態などが分かると思いますが、
ヘレンとジェニーの気持ち、どちらも分かる気がしました。
リンジィーの子供である3人兄弟の末っ子が、
「リトル・ミス・サンシャイン」のめがねっ子ちゃんの、アビゲイル・ブレスリンでした。
やっぱりこの頃から、演技が上手だったんだな~。とてもかわいかったです。
その他に、ケイト・ハドソンに惚れてしまう役で
Sex and the Cityや「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」に出演している
ジョン・コーベットや、ファッション業界の大御所役でヘレン・ミレンが出演してました。
ちょっと軽めで、心が温まる映画を観たいときにオススメです。