赤馬(あかうま)
我々消防団員の中でも、ご年配の方々が、よく口にされるお言葉。放火魔の事を指す隠語である。「赤馬」とは、俗語で火をつけるという意味合いがあるらしい。そもそも、この言葉は「プロの火付け屋」を指すのだと記憶している。江戸時代の「必殺仕事人」のようなもので、依頼を受けると、その家の周りに油を撒く。細く長い「まゆの糸」を導火線代わりに引いて、最後のところに線香を焚く。まゆを伝わった火種は「ゆっくり」油へ・・。こうして、ゆっくりと火がつく事で、アリバイ工作ができる。こういう仕事人「赤馬」が、実際にいたらしいのだ★現在は、放火魔を総称して呼んでいるのだが、プロの赤馬・・今いたとしたら、凄い規模で火をつけるであろう★それは、昨年発生した、栃木の大手タイヤメーカーや、広島の自動車メーカーの火災に匹敵するレベルなのだろうか???そう考えると恐ろしい★