国立ヒッピームーブメント
ヒッピー(英: Hippie, Hippy)は、1960年代後半にアメリカ合衆国に登場した、既成社会の伝統、制度など、それ以前の保守的な男性優位の価値観を否定するカウンターカルチャー (en:Counterculture) の一翼を担った人々、およびそのムーブメント。ヒッピーは1950年代のビートニクスの思想を継承した。
サマー・オブ・ラブ(Summer of Love)は、1967年夏にアメリカ合衆国を中心に巻き起こった、文化的、政治的な主張を伴う社会現象。
わたしが小学校3年~6年生の頃、国立にもヒッピー文化の洗礼を受けた、大学生が沢山いたものだ。かれらは、街の上あちこちで、ギターをかき鳴らしプロテストソングを歌い、平和を主張していたのだろう。大学通りにあるライブハウス地球屋のあたりには、ペットショップがあり、サルやペンギンまで販売されていた。学生のデモ行進でのシュプレヒコール「安保粉砕!!!闘争勝利!!!」は、未だ鮮明に脳裏に焼き付いて離れない。近年、あのデモには、一ツ橋大生を上回る国高生が加わっていたと知った。当時の国立は、市会議員の過半数が共産党員で、当局による関係者宅の盗聴が発覚するなど、きな臭い香りも漂っていた。一ツ橋大学の学祭では、中古レコードの他、赤くて小さい豆本の毛沢東語録が、翻訳され売られていた。子供ながら、毛沢東を尊敬していた私は、少ない小遣いで買った。後に、まだ自転車が沢山道路を占拠していた中国に渡航し、憧れの板門店にある、毛沢東の大きなボードを目の当たりにしたが、それは、小学生だった私が、毛沢東を神格化していたことに、起因するものだ。当時学生だったヒッピーは、いまや70代だが、近年、国立に再び舞い戻ってきた。かけこみ亭や地球屋には、そういったミュージシャンや詩人が、タムロしているから嬉しい。