自動車部品の神様が築いた企業の悲しい倒産
私は大学進学を断念し、高校卒業と同時に約3年間、トヨタ系の部品会社に勤務していました。そういうキャリアがあって、現在の勤務先である、自動車部品メーカーに中途採用されたのですが、トヨタ系の部品会社では、それこそ、自動車部品のボルト1本に至るまで、手にとって、品揃え~販売に携わりました。そんな職場に、伝説の人物がいました。自動車部品検索の神様(車両の隅々までの十万点以上の部品が、インプットされている。)といってもいいような方で、後に独立、大手のチューニング・パーツ・メーカーを築き上げました。人望も厚く、業界でも好人物として有名だった、トヨタの大先輩・・・しかし、今月になって、まさかの倒産・・・。カー用品業界の消費マインドの落ち込みも、ついに、ここまできてしまったのかと、非常に悲しい思いでいっぱいですが、大先輩の築いた、楽しいチューニング・カーの世界に、なんとしても再起してほしいと、心より願っております。