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カテゴリ:アメリカ ・ パニック
爆弾魔と闘う特殊部隊隊員ジャック(キアヌ・リーブス)。息もつかせぬスリルとサスペンスの100連発の傑作だ。最初の仕掛けは高層ビルのエレベーターからだ。エレベータに閉じ込められた人質の救出作業は犯人ハワード・ペイン(デニス・ホッパー)との出会いに過ぎなかった。 金をせしめることに失敗した爆弾魔は次の標的を路線バスに決める。バスには50マイル(約80キロ)以下になると爆発する時限爆弾がセットされ、LAラッシュ時の道路を走る。 SWAT隊員のジャックはそのバスを追いかける。まさに命がけのカーチェイスだ。そのバスには通勤途上のアニー(サンドラ・ブロック)が乗っていた。ジャックはバスに追いつき決死のダイビングでバスに飛び移る。 バスにはチンピラが乗っており、ジャックに拳銃を向ける。乗客がそいつを捕まえる時、銃弾が運転手に当った。必死にハンドルを握るアニー。アニーはバスを操り高速道路から一般道路、建設途中の高速道路と走り続ける。当るもの全てをなぎ倒してバスは走る。だが、建設中の道路は途中で途切れ、15メートルの間隔が空いていた。 スピードを上げて、バスは空中ダイビング。見事に着地、まさにウルトラC並みの迫力である。空港に入ったバスは尚も走り続ける。犯人はバスにヴィデオをセットしており、乗客が一人でも減ると即座にバスを爆破するという。 このあたりは爆破魔とジャックの知恵比べを鋏んでの闘いだ。漸くジャックは乗客を脱出させ、ハンドルとアクセルを固定させてアニーと二人で脱出した。 「異常時に愛し合った二人の愛は長続きしないそうよ」 アニーがジャックと抱き合いながら言うせりふだ。 だが、話はまだ終わらない。3度目の闘いが地下鉄を舞台に繰り広げられる。本当に最後まで息つく暇も与えてくれない。ノンストップ超迫力作品である。 まだ無名だったサンドラ・ブロックは一躍スターの仲間入りを果たし、映画は大ヒットしたのである。 今ひとつ爆弾魔を演じたデニス・ホッパーの変質狂的な怪演技が中々見事と云えよう。 1994年 アメリカ・カラー 監督 ヤン・デ・ボン 出演 キアヌ・リーブス サンドラ・ブロック デニス・ホッパー ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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