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カテゴリ:アメリカ ・ パニック
「JAWSジョーズ」はスティーヴン・スピルバーグの出世作である。 74年5月にアメリカ北東部のマーサス・ヴィンヤード島で始まったロケは、当初55日間の予定だったが悪天候や機械仕掛けのサメの故障などで送れ、予定の3倍にも膨れ上がった。 そのためスピルバーグは、原作者のベンチュリーからは”二流監督”とののしられ、また制作費の膨張による「監督交代」の声に怯えながら、この作品を仕上げたそうだ。 アメリカ東海岸の島、アミティの海水浴場で女性がサメに襲われる事件が起きる。地元の警察署長ブロディ(ロイ・シャイダー)は海水浴場の閉鎖を主張するが、市長のヴォーン(マーレイ・ハミルトン)は、 「夏はアミティにとって稼ぎ時だ。遊泳禁止なら客がよそへ逃げる」 と言って拒否する。 間もなく12フィート(約4メートル)ほどのトラザメが捕らえられるが、その後も犠牲者が出る。”犯人”は別のサメだったことがはっきりする。 ブロディは海洋学者のフーバー(リチャード・ドレイファス)と共にサメ漁師のクイント(ロバート・ショー)のオンボロ船に乗り込み沖へ向かう。 やがて3人は巨大なホオジロザメに遭遇、サメと人間の闘いが開始された。 「サメの目は・・・・・表情がない。人形の目そっくりだ。ところが食いつく瞬間、死んだような目がひっくり返って白くなるんだ」 そしてクイントが第2次世界大戦中に乗っていた軍艦が沈没し、海上を漂っていた仲間のうち約800人がサメの餌食になったという思い出話を語っているとき、”殺人犯”のサメがオンボロ漁船に襲い掛かってくるーーー。 この映画の最大の見所は人間とサメとの格闘シーンだが、人食いザメを追い詰める3人の男たちの姿も人情味豊かに描かれている。 完成したこの映画は公開二ヶ月間で興行収入1億ドルを突破、大ヒット作品となった。その年の夏、海水浴場の客足が鈍ったと言われている。 1975年 アメリカ・カラー 監督 スティーヴン・スピルバーグ 出演 ロイ・シャイダー ロバート・ショー リチャード・ドレイファス ブログランキング参加中 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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