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カテゴリ:アメリカ ・ ミュージカル
フレッド・アステアがシド・チャリシらと組んだ、楽しさ満点のミュージカル。落ち目のスターが友人の脚本家夫妻と組んで、舞台でのヒットを目指して大奮闘。数多いミュージカル映画の中でも一級品の作品だ。 その1:アステアとチャリシのダンスシーンは、まさに芸術品といえる 素晴らしいダンスナンバーの中でも筆頭に挙げたいのが、公園での踊りであろう。まさに”至芸”である。散歩している二人がごく自然に舞い踊る。この場面だけでも出来るものなら動画のまま切り取って部屋に飾っておきたい位だ。エレガントな二人のダンスはもう最高!! その2:シド・チャリシの素晴らしさの秘密は??? 一度見たら忘れられないチャリシの踊り、その秘密はバレエ・シーンにあった。この映画の冒頭でトウシューズを穿いてたっぷり見せてくれる古典バレエのダンス。プリマを見事にこなしている。やはりバレエの基礎を身体に染み込ませていたからであろうか。 その3:54歳にして このエクセレントな踊り!? 本作の撮影時、アステアは54歳だったそうだ。軽妙洒脱な演技と粋なダンスを披露してくれるのが何とも嬉しい。エンディング近くのギャングとの戦いの舞台はこれも見ものの一つである。この場面のチャリシがまた素晴らしい。 その4:ミュージカルの揺籃期からスターだったアステア アステアとジーン・ケリーがいればこそミュージカル映画はアメリカで絢爛たる花が開いた。アステアはジンジャー・ロジャースと組んでダンスの妙を見せてくれた。ケリーは一人で”雨に唄えば”の雨中の踊りで見るものを唸らせた。まさにこれぞ『ザッツ・エンターテインメント』と言えるだろうか。 その5:意外に少ないチャリシとのコンビ アステアとのコンビ作品となるとこの作品以外に「絹の靴下」だけである。もっといろいろ二人の妙技を見せてもらいたかったと思う。これはミュージカルファンには絶対に見逃して欲しくない作品の一本であろう。 1953年 アメリカ・カラー 監督 ヴィンセント・ミネリ 出演 フレッド・アステア シド・チャリシー オスカー・レヴァント ジャック・ブキャナン ジェームズ・ミッチェル ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.29 22:59:28
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