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カテゴリ:アメリカ ・ パニック
サーカスの一座を舞台に母と娘の深い絆を描いた熱い人間ドラマ。ジョン・ウェインが西部劇とはまた違う味を出している。 その1:西部の男ジョン・ウェインの珍しいサーカスものとは・・・ サーカスものではベティ・ハットンの「地上最大のショー」、バート・ランカスターの「空中ブランコ」が有名だが、ウエィンのサーカスものには驚いた。ウエィンが演じるのはサーカス団の持ち主マット。19世紀サーカス全盛時代のアメリカ1のサーカス団である。 彼はサーカスに西部劇ショーを組み込んで”西部男”をこなしてみせる。場内を疾駆する駅馬車の上から次々に標的に命中させていく。駅馬車を強盗団が襲ったり、インディアンが襲ったりするのはさすがに見応えがある。 その2:一座の花形が空中ブランコから墜死したのは自殺、それとも・・・ 14年前、仲間のアルフレッドが墜死したが、それは空中曲芸をやる妻のリリー(リタ・ヘイワース)が”ある男”との仲を悩んで心が動揺したためだったという噂があった。リリーは娘のトニ(クラウディア・カルディナーレ)をマットに託し姿を消した。ある男とはマットだった。 リリーは何故姿を消したのか、謎をはらんでドラマは進行する。トニも今では一人前のレディ、一座のスティーヴ(ジョン・スミス)と恋を語るほどだった。 マットはヨーロッパ巡業に旅立つ。その密かな目的はリリーの消息を知ることにあった。リリーがトニに会いに来るに違いないと彼は考えていたのだ。それに何より彼はリリーをまだ愛していた。 その3:パニックが次々に巻き起こるのは何故??? ヨーロッパ着いたある港で大事故が起こり、船は転覆、マット一座はほとんどを失った。マットはヨーロッパでの再起を決意、3流サーサスでウェスタン・ショウをやることに。 パリでの興行は大成功、マットは各地を巡業する。そして遂にリリーを発見、トニには母親とは知らせずリリーは復帰する。しかし、何者かが仕組んだ秘密の暴露がトニの部屋に。 トニは半狂乱になり、サーカス団を出ようとするが、ドレスリハーサルの朝、何者かの細工で、どうしたわけか天幕が燃えだした。火は忽ち燃え広がった。延焼を防ごうと立ち向かうマット、リリー、トニもいつの間にか戻って手伝っている。 その4: ライオンと虎使い 猛獣使いのシーンはハラハラドキドキ!!! 動物たちの珍しい場面も数多く見られる。立って歩く馬たち、馬たちを押して歩く象。迫力のあるのは猛獣使いのシーンだ。4,5頭のライオンを見事に操るのにはオドロキ。あまつさえ自分の身体の上にライオンを寝そべらせるとは・・・。これには唖然。 その5:サーカスは楽しいものだ だが一つ間違えると・・・ 私も子供の頃、2度ほどサーカスに行ったことがある。木下大サーカスだ。とても楽しかった思い出だ。 それにしてもリタ・ヘイワースの演技は光っていたと思う。 1964年 アメリカ・カラー 監督 ヘンリー・ハサウェイ 出演 ジョン・ウェイン クラウディア・カルディナーレ リタ・ヘイワース ロイド・ノーラン リチャード・コンテ ブログランキングに参加中です 応援よろしくお願いします ↓ 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.06 14:22:27
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