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テーマ:男優たちの華麗な酒盛り(277)
カテゴリ:アメリカ ・ ハートウォーミング
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが男の人生と友情を、明るく優しく描いた感動のヒューマンドラマ! 余命半年の宣告を受けた二人の男が、人生で”遣り残していたこと”に挑戦する! その1: 運命の女神が二人のベッドを並べた 一人は病院の経営者で大富豪エドガー(ジャック・ニコルソン)、エドガーは吐血して自分の病院へ担ぎこまれ、”一人部屋にしろ”とわめくのだが、ここに個室は存在しない。もう一人は車の修理工のカーター(モーガン・フリーマン)だ。大富豪エドガーには見舞いは一人もこない。カーターには今日は税理士の長男ロジャーが会いにきている。暫く話をしてロジャーは帰っていく。 「あんた、子供は?」とカーターはエドガーに聞く。 「結婚ってのは長続きしねえ」 「成る程、うちはあんたの分まで長続きしてるよ」 「秘訣はなんだ?」 「耐えるのみ」 「そりゃ賢いな・・・実は俺は4回もしてる」 「中々のもんだな」 朝、病室に来た医師から宣告されるエドガー。 「余命半年です、長くて1年・・・」と。 隣のベッドで聞いているカーター。 その2; 棺桶に入る前にやりたいリスト、二人はリストを作り・・・ 『見ず知らずの人に救いの手を差し伸べる』 『涙が出るほど大笑いする』 『荘厳な景色を見る』 『サーキット場でムスタングを運転する』 『世界一の美女にキスをする』 『スカイダイビングをやって見る』 ↓ 「まだまだあるぞ、いいか、やるかやらないかだ。金のことなら心配するな、俺にまかせておけ」と、息巻くエドガー。 そして、二人は次々にそれを実行していく。随行するのは、エドガーの秘書トーマス一人。 まさに珍道中だ。だが、命を賭けた二人が見る世界の景色は美しい。サーキットのレーシングは二人共いたづらっ子に戻ったようである。 「自分の人生に喜びを見出せたか・・・」 これは難問だ。カーターはエドガーにピラミッドの上で尋ねる。私ならこう答えよう。「愛する妻と人生を送れること・・・時にはうるさいが、その時は耐えよう」と。 「他者に歓びを与えることが出来たか」 これもまた難しい質問である。「世のため、人のためになる仕事を一生懸命に行うこと」と私なら答える。事実そう生きて来たから。 あなたならどう答えますか? その3: カーターの死に際の手紙 それには・・・ (人生に喜びを見出せ、我々の人生は同じ大河に向かって流れる小川のようなものだ。その大河の先の先にあるのが天国だ。エドガー、人生の最後の時に喜びを見出してくれ)と。 エドガーは別れた妻たちとはいがみ合っていた。そして目をかけていた娘とも不仲になって孫たちにも会えていなかった。そのことを聞いていたカーターは、孫たちに会わせてやりたいと思っていたのだ。 この映画は何とも云えない余韻を残してくれる作品だ。最近観た映画のなかでも極上ものである。今、若くても時は煙のようだ、半世紀などアッと云う間だ。いずれは”死”と向き合わねばならない時がやってくる。そのとき悔やむことがないように一日一日を大切に生きていこうーー。そうこの作品はメッセージを伝えてくれている。 2007 アメリカ・カラー 監督 ロブ・ライナー 出演 ジャック・ニコルソン、モーガン・フリーマン、ショーン・ヘイズ、ロブ・モロー、ビバリー・トッド A HREF="http://blog.with2.net/link.php?338357">人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.10.25 18:27:25
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