老女と黒人下僕との魂の交流 胸をうつ秀作!
「ドライビング Miss デイジー」を観た。心暖まる傑作だ。製作は’89年で’90年に公開された。主演は驚くなかれジェシカ・タンデイ、「旅愁」「コクーン』「鳥」など助演女優として名を馳せた名優だ。思い出せない方にはこれらの作品に出ていたあの女優と云えば思い出される方もいるだろう。80才の彼女、絶妙の名演技で89年度アカデミー主演女優賞を獲得した。勿論初めての受賞である。共演はこれまた名優である黒人俳優のモーガン・フリーマン。このふたりの名優が丁々発止と繰り広げる演技がなんとも痛快である。未亡人デイジーの息子役のダン・エイクロイドがこれまたいい味を出している。見ていてなんとも楽しくなってくる。アメリカ南部の都市アトランタを舞台に、裕福な未亡人デイジーとお抱え運転手になった初老のホークとの25年に及ぶ心の交流を描いている。この映画、見ておいてゼッタイ損はない。【送料無料】【中古】DVD▼ドライビング Miss デイジー▽レンタル落ち【10P28Mar12】私が感動したのは、デイジーがホークの手を握り、「誰が何と言おうとあなたは私の友達よ」と云う場面だ。黒人差別の強い南部でこんな行為は到底信じられないことであるのにだ。それと字の読めないホークに『書き方練習帳』をプレゼントするシーンだ。”交流の華”と云えようか。面白いのは熟女4人が集まって麻雀をするところ。チー、ポンというかけ声がなんとも愉快だった。