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カテゴリ:アメリカ ・ ハートウォーミング
「イエロー・ハンカチーフ」を見た。この作品は山田洋次監督のヒット作、「幸福の黄色いハンカチ」をアメリカ流に翻案したものだ。
主人公の健さん役にアカデミー賞俳優ウイリアム・ハート、倍賞役にマリア・ベロ、若者二人・桃井と武田役にクリステン・スチュアートとエデイ・レッドメインを配している。 【送料無料】イエロー・ハンカチーフ 映画のストーリーは日本版とほとんど変わっていない。 6年の刑期を終えて出所したばかりのブレット(ウイリアム・ハート)は先住民と名乗る青年ゴーデイ(エデイ・レッドメイン)と15歳の少女マーテイーン(クリステン・スチュワート)の即席カップルと知り合い、彼らの車に同乗することになる。 この車には思わずあっけにとられた。日本版赤いカローラと比べて余りにもどでかい外車?のオープンカーだ。ドライブ旅行の途次、ブレットは自分の身の上を訥々と話す。 「別れた妻に手紙を書いたよ。今でも待っていてくれるなら、ヨットに黄色い帆を張っておいてくれと・・・」 年齢も境遇も違う3人の心が次第に通っていく過程は、日本版に比べても見劣りしない。生きる気力を失っていたブレットが、メイと出会ってから生きる力を回復し、彼女を妻に迎え、子供まで作る。 だが、彼の子供は生まれてくることはなかった。彼は医者に云われるまま、子供を堕した妻に腹を立て家を出ていく。追いかける妻と言い争ううち、止めに入った男を誤って殺してしまう。 車はハリケーンの被害で廃墟になった南部の町を走り続ける。ゴーデイは夜間飛び出した鹿を轢き殺す。鹿に必死で詫びる彼の優しさ。マーテイーンは父親に携帯電話を掛けるが、父は不在。父との間に問題を抱え、半ば自暴自棄になっている様子が浮かび上がる。 孤独な3人の魂が少しずつ接近していく。そして・・・ ヨットに小さな帆が山のように飾られている。万巻の思いがブレットを打つ。終わりはこうなると思っていても、やはりジンとなる。 桃井かおりがモーテルの女主人で出ているのはご愛嬌だ。この映画、やはり山田作品を凌駕することは出来なかったようである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.10.23 18:10:14
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