カウドリーナ社の歴史は、1940年代のピエモンテ地方、ランゲとモンフェラート・アスティジャーノにはさまれた、最高のモスカート種の産地とされる地域で始まり、創業当時、レデント・ドリオッティの時代には、モスカート・ダスティの大手生産者にモスカートのモストを売っていて、レデントの息子であり、現在のオーナーであるロマーノ・ドリオッティの代になってから、妻で営業担当のブルーナ、醸造や農業技術を学んだ息子たちと共に、自社の最高の畑で取れたモスカートを自分で醸造して瓶詰めし、その味わいにノスタルジーを感じて気に入ってくれる少数のお客さんを相手に売り始めたそうです。可愛らしいラベルの絵は、伝説的なグラッパの造り手のロマーノ・レヴィが描いたものだそうで、よく見ると女の子の首に名前が書いてあります。 カウドリーナ社のHPは、こちらです。(イタリア語、英語、ドイツ語) 緑色がかった淡いレモンイエロー。 静かに舞い踊る粉雪のような可愛らしく優しい泡立ちです。 飲んでみると、柔らかで優しい口当たりで、クリーミーでコクのある甘味に思わずにっこりです。 マスカット、花の蜜、コンポートした白桃、白い花、シトラス、メロンリキュール、青林檎、オレンジ、ミネラル、微かにレモンの香りがして、余韻は短めです。 凝縮感のある濃厚な果実味と厚みのあるクリーミーな甘味と柔らかな酸味のバランスがしっかりしているので、ただの甘ったるいスパークリングじゃなく、きちんと美味しい甘口ワインになっています。 まろやかで程よくコクと旨味があり、しっかりボリューム感もあるとても美味しいアスティです。 これは今まで飲んだ中で一番美味しいアスティですね♪(*^▽^*) ピータンポイントは、86点です♪ヾ(=^▽^=)ノ さて、このアスティに合わせようと、ウィンナーと昨日のマッシュルームと玉ねぎとスナックえんどうを炒めて、仕上げにバルサミコをぱらり、さらにパルミジャーノ・レッジャーノをふりかけた炒めものを作ってみました。 甘いソースと合わせるような感じのなかなか良い合い方で、特にバルサミコ+玉ねぎとアスティの組み合わせがよく合っていました。 でも、一番の組み合わせは、やっぱり食後に食べた風月堂のパピヨットという焼き菓子でした。 それと、もう1本ボルドーを開けたので、焼肉も一緒に。 ボルドーは、アスティの生まれ年の1994年のものです。 |