平成18年度躍進いわての産業まつり特産品コンクールで岩手県産業貿易振興協会会長賞を受賞したワインだそうです。エッジに濃いピンク色が見える、明るい赤寄りの赤紫色。
グラスに近づくと、切りたての生食パンの香りが強く、それからカシス、プラム、バニラ、チョコ、赤スグリの香りが強く香ってきました。とはいえ、あんまり美味しそうな香りではありません。
飲んでみると、まず本醸造酒のような香りがしました。
タンニンは軽めで、軽やかで柔らかで優しい口当たりだけど、少々酸味が強すぎます。
時間が経つと少し酸味が和らいだけれど、やっぱり酸味が強めです。
食パン、紅茶、赤スグリ、カシス、ブルーベリー、苺、プラム、クローブ、スモモ、グミ、ほんのりバニラとチョコの香り。
余韻はほどほどあり、酸味の効いた赤い果実の香りがほんのり漂います。
フレッシュで軽やかな果実味で、コクのあるまろやかな甘味に対し、強くて暴れ気味の酸味のせいでバランスの悪い印象になっています。
そこそこコクと旨味はあるけれど、軽やか過ぎで何だか飲み応えのない、あんまり美味しくないワインです。
スーパーとかで500円ぐらいで売っているイタリアワインみたいな味わいです。(--,)クスン
最近、長野で美味しいメルロに出会っていたのでこれもちょっと期待していたのですが、久しぶりに外れの日本ワインでした。(^^;
日本の赤は、気軽な価格帯で美味しいのはなかなか見つからないですね~。(;・・)ゞ
でも料理とは奇跡的に、と期待したのですが、強い酸味が邪魔をしてどれもあんまり合っていませんでした。
唯一とても良く合っていたのが意外と三つ葉で、ワインの酸味を押さえてくれて、味わいのバランスがとても良くなりました。
昨日のグリューナ・フェルトリーナは2日目もとても美味しく、今日も大活躍してくれました。
昨日の鶏串とはまあまあだったのに、鶏手羽元と合わせると、ワインがまろやかになってコクを増す美味しい組み合わせでした。
鶏手羽元の方が少々脂身が多いから合ったのかな。味付けの違いもあるんでしょうね。
ごぼうとはあんまり合っていないけれど、鶏手羽元と一緒ならなかなか合うようになりました。
エノキと合わせるとワインの旨味が増し、豆もやしと合わせるとワインの香と甘みが増すとても美味しい組み合わせでした。
追加で厚揚げを入れたのですが、厚揚げだけだとまあまあという感じでしたが、三つ葉と一緒に合わせると香りが合ってとても良く合うようになりました。
赤ワインが美味しくなくても、オーストリーワインが美味しく活躍してくれて大助かりでした♪
日本のデイリークラスの赤ワインは、出来れば実際に試飲してから買ったほうが良さそうですね。(^^;