プラは、かつてはブドウ栽培だけを行っていましたが、現在のオーナーであるプラ兄弟への代替わりとともに、ワイン造りにも着手し始め、現在、25ヘクタールの畑をソアヴェ・クラシコDOCに持っているそうです。きらきらとした輝きが美しい澄んだ淡めの黄金色。
グラスに近づくと、ミネラル、ライム、レモン、ローリエ、ローズマリーの爽やかな香りの奥に、ほんのり蜂蜜と白い花の甘い香りが見えました。
全体的に少し弱めで柔らかな香りです。
飲んでみると、少し微発泡しています。
柔らかで少しとろりとしてコクのある舌触りと喉越しで、塩気を感じるくらいミネラルたっぷりです。
香りは厚みがあり、ライムとローリエとローズマリーの香りが一番強く、それから、レモン、ミネラル、蜂蜜、バニラ、グレープフルーツ、白い花、焦がしバター、青リンゴ、カモミール、白桃、シトラス、ベルガモットの香りがします。
余韻は長めで、ライムとハーブの香りが強く長く漂います。
厚みがあってふっくらとした良く熟した柑橘系果物のようなたっぷりの果実味、柔らかだけどきりりと切れの良い酸味、コクのある柔らかな甘味それぞれが別々に主張しあってまとまっていないので、少々バランス悪い印象になっています。
ふっくら厚みがあって、旨味少なめだけどコクはたっぷりなので一応飲み応えはあるけれど、何となく素直に美味しいねーと思えないワインです。
しめ鯖とはまあ合っているという感じだけど、醤油つきだと全く合わなくなりました。
鯖寿司と合わせるなら、昆布と酢飯がない方が合っていました。あまり酢飯との相性は良くないみたいです。
握り寿司の中では帆立が一番良く合っていて、ワインの甘みが出て美味しい組み合わせでした。
卵とは全く合っていなく、ワインとケンカしていしまいます。
イシモチは、腹身の脂がのっていてローズマリーの香りがしっかりついているところだと、香りも合うし、ワインのコクと旨味が出てとても良く合っていました。それ以外のところは全く合っていませんでした。
ガリと合わせると、ワインがきりりと引き締まって美味しくなり、おくらと合わせると香りと甘みが増してとても良く合っていました。
昨日のチトラは、2日目は味が締まって力強くなり、甘みも落ち着いてさらに美味しくなっていました。
イシモチに醤油をかけてワインと合わせると、醤油が橋渡ししてくれるようでとても良く合っていました。
しめ鯖もそのままだと合わないけれど、醤油と一緒ならとても良く合うようになります。
鯖寿司とは昆布つきでご飯と醤油なしで合わせると、ワインの旨味を増す美味しい組み合わせになりました。
しめ鯖の方はちょっと酢がきいているので、あまり酢がきいていない鯖寿司のしめ鯖の方が良く合うようです。
マグロともとても良く合っていて、こちらも酢飯なしで合わせるととても良く合っていました。
ガリとは甘みと香りが合い、おくらと合わせるとワインの旨味とコクが増してとても良く合っていました。
あまり酢がきいていなくて脂が乗っているしめ鯖ならば、赤ワインの方が相性が良いみたいですね。=*^-^*=