2本で3500円の頒布会のセットに入っていたワインです。「ラ・スピノーナ」は1950年から続く蔵元で、ランゲ地方に小さい畑をいくつか持つ、ランゲ地方の小さな農家のベルッティ家の経営で、バローロ、バルバレスコにも定評があり、ワインスペクテーター誌でも多くの高評価を獲得している、知る人ぞ知る蔵元だそうです。
緑色がかった澄んだレモンイエロー。
グラスに近づくと、たっぷりのミネラル、そして蜂蜜、オレンジ、レモンの甘くフルーティな香りと一緒に、カシューナッツ、バター、ローリエの厚みのある香りがしました。
飲んでみると、塩気を感じるくらいミネラルたっぷりで、とろりとした柔らかで凝縮感のある舌触りです。
少し微発泡しています。
蜂蜜、レモングラス、ライム、アプリコット、焦がしバター、バニラ、グレープフルーツ、ベルガモット、カシューナッツ、オレンジ、ヨーグルト、白い花、カモミール、ローリエ、オレガノ、白桃の香りで、フルーティながらも複雑な香りです。
余韻は長めで、柑橘系果物とハーブの香りが爽やかに漂います。
良く熟したコクのある柑橘系果物のようなフルーティな果実味たっぷりで、厚みがあってコクのある甘味。そして、しっかりとした余韻の長い酸味があるけれど、少々果実味と甘味に押され気味なので、少し甘みが強い味わいになっています。
コクはたっぷりだけど旨味が少々物足りない感じです。でも、フルーティでまろやかで口当たりが良いので、飲みやすく気軽に飲める味わいのワインです。
さて、昨日の穂坂収穫は、甘みが落ち着いているけれど、酸味と渋味が妙に強くなっていて味が落ちていました。
鮭とシャルドネは、鮭の臭みを消してさらにワインのコクと旨味を増し、穂坂収穫と合わせると、ワインの変な苦味と酸味がなくなってなかなか良く合っていました。
焼いた鮭は、赤と相性が良いことが多いですね。
鮭は単独でも良く合っていたけれど、やっぱりそれぞれ別々に合わせるより、全部一緒に合わせたほうがとっても相性が良かったです。
シャルドネとパスタ全部一緒で合わせると、香りも合って、さらに旨味とコクを増して、パパパパーンポイント93点のマリアージュになりました♪ヽ(=´▽`=)ノ
香りが合うのはささげ新芽のおかげのようです。
穂坂収穫もパスタ全部一緒で合わせると、旨味とコク増し、味も調いまろやかになってパパパパーンポイント89点のマリアージュになりました♪ヾ(=^▽^=)ノ
主人曰く、「これなら、3000円台のワインの味だ♪」だそうです。
3000円台ならレストラン価格なので、パスタ屋さんに穂坂収穫を置いておくといいかもしれないですね。
鶏串は穂坂収穫の方がとても良く合っていて、ワインのコクと旨味を増すとても良い相性でした。
それと、地元岐阜県のひやおろしも開けました。