ドメーヌ・ラ・トゥール・ボワゼは、ラングドックのミネルヴォワ地区ロール村にある蔵元で、このワインはプドーさんの愛妻マリー・クロードのお父さん、すなわち、ドメーヌ・ラ・トゥール・ボワゼの先代の名前がついたこの蔵最高級の赤ワインだそうです。ラトゥール・ボワゼはヴィノスやまざきが古くから扱っていた蔵元ですが、人気が出たため品質以上の価格を要求するようになり、話し合いをしたものの結局決裂してしまい、扱うのをやめてしまったそうです。
今では別のインポーターが輸入していて楽天市場でも良く見かけますが、以前と同じぐらいの価格で売られているのがとても不思議です。
エッジに暗いオレンジ色が見える、しっとりと艶やかで深く濃いガーネット色。
グラスに近づいても最初はあまり香りがせず、しばらく置いておくと開き始め、まず、百合、ジャスミン、ラベンダー、すみれといったまるでお花畑にいるような華やかな花の香りが強く感じられ、それから、生肉、カシスリキュール、焼肉のたれ、砂糖漬けチェリー、ドライプルーン、アールグレイ、コーヒー、カラメル、アーモンド、バニラ、クローブ、ミネラル、クランベリーソースの甘く濃厚でほんのりスパイシーな香りが力強く香ってきました。
飲んでみるとその香りに加えさらに、ブラックチェリー、桑の実、焦がしたオレンジ、ローズマリー、タイム、ローリエ、ブルーベリー、湿った土、トリュフ、チョコ、ミント、黒胡椒、干し葡萄、森の下草、焦がした木、バラのドライフラワーの香りが感じられました。
余韻は素晴らしく長く、バラのドライフラワー、ラベンダー、カシスリキュール、ドライプルーン、干し葡萄の甘く華やかな香りがいつまでも終わることなく漂い続けます。
とてもエレガントできめ細かにこなれたタンニンで、とても滑らかでしなやかな舌触りで、すーっと舌の上で溶けて行き、たっぷりのミネラルも感じられます。
きめ細かでかつ厚みがあって力強く引き締まった余韻の長い酸味と、しっとりとした柔らかな果実味と、程よくコクのあるまろやかな甘味がバランス良くきれいに一つに溶け合い、見事な調和を生み出しています。
じっくりと広がってゆく深みのある旨みもある豊かな味わいで、熟成によって力強さの中にきめ細かさとしっとりとした風情を身にまとったとてもエレガントなワインです。
う~ん、これは素晴らしいですね、この値段でこんな味わいのワインが飲めるとは。やっぱり、人気が出ても価格は上げてほしくないですね。ピータンポイントは、97点です♪\(^▽^)/
さて、昨日のオーガニック・シラーズは、昨日よりぐーっと香り開き、エレガントさが出てきて旨みも増して昨日とは別物という感じになっていて、今日ならピータンポイント94点をあげてもいいぐらいになっていました。('▽'*)
牛筋と黒豚スライス両方ともシラーズととても良く合っていて、ワインがまろやかになってコク増して、パパパパーンポイント96点のマリアージュになりました♪ヽ(=´▽`=)ノ
キュヴェ・マルセルも牛筋と黒豚スライス両方とも素晴らしく良く合っていて、ワインの香り引き立ち、ぐーっと力強さと厚みと旨み深まり、パパパパーンポイント98点の素敵なマリアージュになりました♪(*´∇`*)