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カテゴリ:今日の夕ごはん
ヒデキ~♪
カレーといえば、このCMでせう。 ♪ハウスバーモントカレーだよ~♪ ↑(このあたりで声が裏返る) 前回、ショーケンコンビーフ丸ごと食いのお話をしましたが 昭和30年代生まれの私にとっては カレールーといえば「ハウスバーモントカレー」でありました。 り、りんごとはちみつ!!?!? そんなしゃれたものが入ってるカレーなのかっ! 高級だなあああ。すごいなあ。 しかし。 その後、成長に伴い「ジャワカレー」という「大人の辛口」を標榜した カレールーの登場により、わが家のカレールーは「ジャワカレー辛口」へ。 なんたってほかのカレールーのどれよりも辛いもの。 りんごとはちみつより大人でおしゃれだわ。 その後。 カレールーは進化の一歩をたどり 「フォンド・ボーカレー」なんつー、いろいろ煮込みスパイスがついてるもんが 出てきてみたり、ちょっと高級「横浜ケララカレー」みたいなもんも出てきたねえ。 昔はカレールーコーナーなんてほんのちょっとだったのに 今ではスーパーの一角をどかんと占めていますなああ。しみじみ。 ちょうど昭和60年代ごろは、エスニックブームが巻き起こり カレールーを使わないさらさらのインドカレーのお店が都内に続々と出没して 当時はスパイスから調合するマサラカレーなんかを作るのに夢中になったもんじゃ。 子どもが小さいころは「カレーの王子様」とか甘口カレールーのお世話になりましたが 結局今の私はカレールーを使わなくなり、自家製でミックススパイスを作って これで普段はカレーを作っています。これね。 あっさり、野菜中心のインドカレー。これに慣れると、カレールーの味は 濃すぎてあまりおいしくないと感じられるようになってしもて。 しかしー。 突然食べたくなったのですよー。 ♪ハウスバーモントカレーだよ~♪♪♪ しかも甘口が!!!!! おとといの昼、息子は期末試験。 給食がないので昼ごはんを用意しなくちゃならんのだが、冷蔵庫からっぽ。 近くのスーパーに行って、なんかお弁当でも調達してこよう。。。。。。。 そう思って出かけた先で、突然! もうほんとの突然に 「カレーが食べたい! それもバーモントカレーの甘口が!」と思ってしもて>笑 カレーっていろいろ工夫して作ろうと私は思ってしまい 気軽にちゃかちゃかっと作れる料理の選択肢に入っていないのですが でも、バーモントカレーなら30分でできるじゃん! ああああ、うまかった! 中身もとってもシンプル。 たまねぎ半分、千切りにしてにんにくとよくよくいためる。 (このときに使う油は、揚げ物用にいつもコンロ脇においてある、何度か揚げ物した油。 これは学生時代にバイトしてた店でコックさんに教わった。 新しい油を使うよりうまいのだぞ、と>笑) 半分ざくぎりにしたたまねぎ、じゃがいも、にんじん、鶏肉。 シンプルに煮込んでバーモントカレー。 隠し味にケチャップ、ウスターソース。 カレーだー! 笑 おいしいなあああああ。 一晩おいた次の日の昼ごはんのバーモントカレーなんて、あーた。 なんておいしいの>感涙。 なんかね、料理好き、カレー好きとしては、カレーってのは 「ひと手間かけて、自分流のカレー」を作らなくてはいけない! っていう なんつか、変な強迫観念があるのだわね>笑 (ラーメン屋のおやじがスープにこだわるようなもんじゃね) それが、子どもが生まれて辛いカレーやエスニックが作れなくなり 当時「甘口のカレールー」を”仕方なく”使っていたという記憶があるため 今 絶対に甘口カレールーには手を出さない! って習慣になっちゃった>笑 カレーは一球一魂! うまいカレーを作るぞ! って思っていたんだなあ、私>あっはっは。 でもこうして 子どもが成長して、料理を好きに作れるようになってみて 敢えて「甘口バーモントカレーが食べたいの」って手を伸ばしてみたら あーた。 ほんとになんておいしいんでしょ。 料理って味覚だけじゃないね。 いっぱい、いっぱい 自分たちが生きてきた暮らしの記憶と結びついている。 何かを食べることでいろいろ思い出される自分の断片みたいなものが とってもとってもいとおしいなあ、と思えたバーモントカレー。 おっきい箱を買ったので、まだ半分残っています>バーモントカレー。 子ども時代は時代の最先端だったバーモントカレー。 いまや、昔ながらの素朴な味。 時代も私も変わったけど、改めて食べてみたら 「おいしいなあ」と思った気持ちはぜんぜんかわらない。 また元気になりたい日の昼ごはんに登場してもらおう。 ハウスバーモントカレー♪ 甘口~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年02月28日 08時52分08秒
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