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カテゴリ:雑感
もし高校野球のマネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら
を読みました(長 素直に感心しました。 主人公の「みなみ」のマネジメントの手腕にというよりも、やはりその「真摯さ」にでしょう。 だからこそ、(ネタバレはしませんが)その「真摯さの源」が必須なわけで。 感心した一方で、マネージャは使命感やモチベーションが無いと務まらないぶん、誰にでも出来る類のものではないと感じたのでした。 だから、この本を読んで「よし!オレもみなみちゃんのような優秀なマネージャを目指すぞ!」と素直に思える人は(まさにみなみちゃんタイプだから)いいのですが、少なくとも、自分のようなひねくれた奴には、マネージャは務まらんなぁ、と。 そもそも、結果ではなく過程を楽しむタイプなので、ドラッカーの言っている事と正反対ですし。 もう一つ、高校野球じゃなくて会社組織に当てはめたらどうなるか?ということも考えさせられました。 部活みたいに入るのも辞めるのも自由だったらわかりやすくていいんですけど、日々の生活の糧のために働かなくてはいけない、それだけのために会社に行っている人も少なからずいるわけで。 モチベーションという意味ではさらに厄介です。 そういうのも含めて、部下を鼓舞し、良い所を伸ばせる優秀なマネージャが居れば、組織は良くなるのでしょうが、うちの会社には見つからんなぁ(^^;。 マネジメントそのものが、高度な専門技術なのだから、プレイヤーからいきなりコンバートしてなれる類のものではないのです。 少なくとも、プレイヤーから始めて、勤続年数と経験のアップとともに、マネージャになっていく、というキャリアプランしか無いような人事制度で、組織が良くなるとは思えません。 あ、すみません。自分の会社の愚痴をここで書くのは筋違いでしたm(__)m せっかくの感動巨編を、そんな穿った見方をするのも気が引けますが、人間はそんなに単純には括れないんだよと、一歩引いて見ている自分がいるのも確かです。 あ、でも、この本はサクサク読めて、面白くてためになることは保障しますよ(^^;。 ともあれ、それ以上の答えは、原著である「マネジメント」を読んでから出すことにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月13日 20時48分26秒
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