11/3(水) 香仙原~弥十郎山~摺屋峠
秋が深まり山が歩きやすい季節になった。久しぶりに西中国山地を歩こうと、島根県の安蔵寺山から南西に延びる長い尾根を選ぶ。安蔵寺から香仙原まではH15年2月にスノーシューで歩いた。その残りを歩く。一日で歩くには長いので、行ける所までとの心づもりで出かける。滑峠から香仙原を経て安蔵寺に至る登山道が最近整備されたようで、香仙原まではこの道を行く。綺麗に整備されていて気持ちの良い道だ。先行パーティーがいたようで、我々が香仙原に着くころに安蔵寺に向けて出発して行った。滑峠で準備をするほんの10分ほどの間に安蔵寺のトンネルコース方向に登山者の車が7,8台通り過ぎて行ったが、香仙原の方は流石に静かだ。道を少し戻ってヤブに突っ込む。丁度植林がある所で、分け入ると土塁が続いていることからルートはよく判る。古い赤テープも付いている。笹がうるさい所は植林の中を歩くと楽だ。927を過ぎると土塁がなくなるが、ヤブもそれほどひどくなくて快調に進む。赤や黄色に色づいた木々がとてもきれいだ。ただ景色はない。2時間ほどで弥十郎。途中880m付近で左の尾根に逸れたり、809を手前のコブと勘違いしたりしたが見通しも利くのですぐに判る。弥十郎から摺屋峠までも似たような植生だ。2時間ほどで摺屋峠。この先に大きな登りが待ち受けていることから今回はここで終了として尻高に向けて下山した。地形図には峠越えの道が書かれているがヤブに埋もれて消失しており、歩きにくい沢を下って1時間をかけて下山した。尾根の先端までもう1日分は残っており、また改めてくる必要がありそうだ。【ルート図】【弥十郎山の三角点】