『みんぱく』のススメ
みなさん、ご存知でしょうか・・・太陽の塔のある万博記念公園にある『みんぱく』こと国立民族学博物館。文化人類学・民族学の研究活動とその成果を展示公開する博物館活動を一体的行う博物館を持った研究所・・・とパンフレットにあります。 はて? でも大昔・・・小学生の頃に遠足で行っているはず。しかしながらその時のメインが「生首」の展示だった、というなんとも情けない記憶。 今回大阪に帰ることがあり、噂だけは聞いていた『みんぱく』へ行って来ました。 一言で言うと・・・負けた。何に?!というか、その膨大な展示物の量に圧倒され、いやぁもう、ノックアウトです。 オセアニア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、西アジア、南アジア、東南アジア、中央・北アジア、東アジアの9つの地域、音楽・言語の展示・・・とそのブロックだけでも並じゃなく、その一つの地域だけも、夥しい数の展示品でじっくり見ていたら1日どころか1週間かかっても終われないんじゃないか、と。 数々の地域に存在するお面、民族衣装、宗教的なもの、装飾品、それぞれ似ているようで非なるもの。だけどたくさん見すぎて、よく分からなくなったり。 民族衣装がデータベース化されていて、360度を映像で確認できたり、楽器の展示では様々な音が聞けたり、「ありがとう」の各国の点字があり、発音が聞けたり・・・といやぁ凄すぎます。 だいたい、青森ねぶた祭りのねぶたや、神輿や、その他初めてみる日本の大きな祭り道具?がいくつも並んでいたり、トゥクトゥクやそれに似たバイクタクシーがいくつもあったり、アフリカの歯医者やカフェが再現されていたり・・・・何なんだ?! それが民族学っていうことかぁ、とまぁただただ圧倒されっぱなし、で、もう完敗です。 無料の展示地域案内がこんなに・・・これ以外にも無料の電子ガイドやビデオテーク、図書も。 だけど入場料が420円!どうです?? ちょっと興味湧いてきませんか?? そして、館内にある「レストラン・みんぱく」 もなかなかの味。エスニックフードも新メニューとして登場したようで、タイ・ベトナムの民族料理も頂けます・・・私はフォーを。結構良い味。 それに場所は、万博記念公園。他にも日本庭園や民芸博物館やエキスポの記念館なんかもあって、自然と学術が一体となった良い時間が過ごせます。 そしてみんぱくを出た平和のバラ園の上から、こんな嬉しい景色を望むことが出来ます。 手前が、イサムノグチの作品。奥が岡本太郎の作品。 ぜいたくなコラボレーション(カラスも乗っていますが・・・)。1970年の大阪万博のときに展示された作品の数々。41年経ってもやはり迫力を持って存在しています。 大阪在住でもなかなか足を運んだことがないのでは?と思います。しかし世界的にも有名で、博物館の賞を受賞しているとのこと。よかったら、遊びに行ってみてください。 ただその時は、しっかり体調を整えて時間の余裕を持って行ってください。