7月と8月とクレオパトラ(短文)
この時期になると必ず思い起こすシーンがある。それは、語源好きの私のことだから、もちろん、7月と8月の語源について。多分、毎年、7月31日になると古代ローマとクレオパトラに思いを馳せてしまっています。7月のJuly(ジュライ)の語源は、かのジュリアス=シーザー。暗殺されたあと古代ローマ帝国を築き、パックス・ロマーナの黄金期を樹立したガイウス・オクタビアヌスは、初代アウグスツスの称号をつけられた人。アウグスツスは8月のAugust(オーガスト)の語源。シーザーの時代が突然終わって、オクタビアヌス(アウグスツス)の時代が訪れたように、2000年前になぞらえて、7月は不安定で8月は、安定をイメージして、毎年過ごしています。私にとって、7月の海の日あたり(梅雨明け)くらいは、古代ローマでいうと、シーザーの死後、結託したクレオパトラが戦略に失敗して毒ヘビにかませて自害したような、そんなイメージが浮かんできて、そんな気分に思わず支配されてしまうのですが、そんな混乱の7月もあっという間に過ぎ、もう、暑い8月(アウグスツス)が幅を利かせる時期なんですね~。毎年、同じことを思い、この日はクレオパトラに倣って(偲んで)アイメイクも魔よけの意味があるというマラカイト石を粉にしたアイライン(目の隈取り)をイメージした、マラカイトグリーンのアイシャドウを施してしまっている自分が怖いΣ(T▽T;)それも毎年!なんなんでしょう?毎年2000年前にタイムスリップしてしまいたくなる不思議な気分の7月31日なのです。