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2018.06.08
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カテゴリ:バイクレース
​​MotoGP王者 Reposol・HONDA マルク・マルケスとチームメイトのダニ・ペドロサがRedBullの好意で、RedBullリンクで F1の旧型RedBull「RB8」のトロロッソ・ホンダカラーに塗り替えられたマシンに乗った。
今回走らせた“デモンストレーションカー”はKERSのないV8エンジンが搭載されており、DRSもついておらず、タイヤはピレリの硬いプロモーション用タイヤが装着されていた。
二人のうち、マルケスの方が速く、マルケスのベストタイムは、1分14秒9。ペドロサは4秒ほど遅い。
去年のF1オーストリアGPでボッタスが記録したポールタイムより10秒遅い。2014年にフェリペ・マッサのポールポジションタイムからは6秒ほどの遅れとなる。
「マルクは1分21秒台でスタートし、1分14秒台まで縮めた」とヘルムート・マルコはコメント。

「彼はMotoGPではワールドチャンピオンライダーだが、F1でも同じように優れていた。彼が非常に素早くタイムを出していったことに驚いている」
​「最初はゆっくりとしたプログラムでF1を楽しんでもらおうと計画していたが、途中からそれを止め、彼がどこまでタイムを縮めるかに切り替えた」


マルク・マルケスの“コーチ”を務めたマーク・ウェバーも、マルケスの驚異的なパフォーマンスを絶賛している。
「彼は朝食の場では本当に静かだった。本当にそこに彼がいるかどうか何度も確認したくらいだ。でもコックピットに乗り込むとすぐに100%集中し、レーストラックでトップパフォーマンスを披露してみせた」
「F1とMotoGPはまったくの別の世界だ。マルクは僕のインストラクターとしての仕事をとても簡単なものにしてくれた。彼の質問はポイントを押さえていたし、ラップ毎に改善していた」
「F1カーを走らせてラップタイムを縮めるのはバイクとは、まったく異なる。ダウンフォースははるかに多いし、コーナリングでのグリップも多い。目線は異なるし、側面のコンポーネントやシートポジションも独特だ」
「素晴らしく印象的な午前だった。彼は少しずつタイムを縮めていった。ブレーキグエリア、高速コーナー、そして、今ではもう少しラップタイムを引き出すために少し時間がかかる最後のパートに入っている」
「彼は少なくともF1のミッドフィールドで戦えるであろう進歩を示した。あのような短時間であそこまでのパフォーマンスを発揮できたことは彼の比類なき才能のすべてを物語っている。彼の走りは素晴らしかった」
​​​

またオーストリア出身で3度のF1世界チャンピオンに輝いたニキ・ラウダは
「今日、本当に初めてF1に乗ったのかい?」と直接 マルケスに問うた。
マルケスは
「ハイ。昨日初めてシミュレーターを経験し、今日、本当に初めてF1に乗りました。」と返した。
ニキは
「君はMotoGPの4度のタイトルホルダーだ。だからもうF1に乗り換えてもいいんじゃないか?と思うよ。今の力だったら、F1でもタイトルホルダーになれるし、それを継続する力もある。今だったらマイケルも抜けるよ」と付け加えた。


ヘルムート・マルコは
「もしマルク・マルケスが4輪に転向する気があるのであれば、2021年にレッドブルはシートを提供することも可能なくらいだ」と語る。
「今後数年で彼はMotoGPでさらに多くの記録を打ち立てていくことになるだろう。その後はF1が実際に可能性として出てくるかもしれない」
「これまでジョン・サーティースのような両方のレースシリーズで競争できる驚異的な才能が何名か存在した。マルクもそれに必要なものを持ち合わせている」
「彼がF1カーに座るのが今日が最後ではないのは間違いない」 とコメント。
​​
HONDAの山本雅史部長は 二人の走行時には、ピットに居たが、無事走行が終わると、会見には参加せず、サーキットを後にした。
山本部長は、日本の記者団に対して
「今日の僕の役目は、ダニ(・ペドロサ)の会見のフォローが目的であって、二人がF1チームと契約云々ではないです。実はこの後、ホルヘ(・ロレンソ)と打ち合わせをしますので、そちらに向かいます。もう来季用のスーツやシューズ、グローブの採寸にかかります。もうホンダのロレンソとして、こちらは準備してます。写真撮影等も行います。それは次のMotoGP会場で発表します」と話した。





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Last updated  2018.06.08 00:08:47
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