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テーマ:バイクレース(574)
カテゴリ:バイクレース
MotoGPクラスの決勝レースは気温13度、路面温度32度のドライコンディションで争われた。2番グリッドからスタートしたビニャーレスは、スタートで出遅れ、1周目を9番手で終えていたが、6周目に5番手、7周目に2番手に浮上。8周目の4コーナーでアンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ)を交わしてトップに浮上すると、9周目には2番手以下に約1秒のリードを取り、続く10周目にはファステストラップを記録して単独トップに浮上。レース中盤には約2秒のリードを取ってトップを独走し、今シーズン初、2017年第5戦フランスGPとなる優勝を飾った。ヤマハの優勝も2017年第8戦オランダGP以来となった。 ビニャーレスが逃げた後、2番手争いはドヴィツィオーゾ、アンドレア・イアンノーネ(スズキ)、アルバロ・バウティスタ(ドゥカティ)、バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)が接戦を展開。レース中盤の2番手争いをロッシがリードし、ビニャーレスとのヤマハワン・ツー体制を築くが、15周目にバウティスタが2番手に浮上、18周目にはドヴィツィオーゾが2番手に浮上し、ロッシは5番手に後退。さらに終盤にはアレックス・リンス(スズキ)が2番手争いの集団に追いつき、5人のライダーが接戦を展開する。 この中から終盤に入った23周目にイアンノーネが2番手に浮上、ドヴィツィオーゾを抑えて2位に入賞し、今シーズンベスト、シーズン4回目の表彰台を獲得。僅差の3位にドヴィツィオーゾが続き、フィリップアイランドのMotoGPクラスでは2011年以来、ドゥカティでは初となる表彰台を獲得した。 ホルヘ・ロレンソ(ドゥカティ)の代役として初めてドゥカティファクトリーから参戦したバウティスタは、今シーズンベストの4位に入賞。ロッシとリンスは最終ラップまでポジションを争い、リンスが5位、ロッシが僅差の6位でチェッカーを受けた。 ホームレースのジャック・ミラー(ドゥカティ)がインディペンデントチームトップとなる7位に入賞。8位にフランコ・モルビデリ(ホンダ)、9位にアレイシ・エスパルガロ(アプリリア)、10位にブラッドリー・スミス(KTM)の順で続いた。 カレル・アブラハム(ドゥカティ)が11位入賞。ダニロ・ペトルッチ(ドゥカティ)は好スタートで1コーナーにトップで入ったものの、続く2コーナーで挙動を見出しコースオフ、最下位まで後退しながら追い上げて12位に入賞。スコット・レディング(アプリリア)が13位に続き、中上貴晶(ホンダ)は好スタートで1周目を11番手で通過したものの、2周目の1コーナーでラインを外して20番手まで後退、追い上げて14位に入賞した。チャビエル・シメオン(ドゥカティ)が15位に入賞。16位にトーマス・ルティ(ホンダ)、17位にジョルディ・トーレス(ドゥカティ)、18位にマイク・ジョーンズ(ドゥカティ)の順で続いた。 ポル・エスパルガロ(KTM)は10番手走行していたが、マシントラブルで13周を終えてピットに戻ってリタイア。ハフィス・シャーリン(ヤマハ)は8番手走行中の19周目の4コーナーで転倒リタイア。ダニ・ペドロサ(ホンダ)は14番手走行中の12周目の4コーナーで転倒リタイア。 マルク・マルケス(ホンダ)とヨハン・ザルコ(ヤマハ)はレース序盤、トップ集団に加わり、マルケスは2周目から4周目までトップを走行。3番手争いを展開していた6周目の1コーナー進入のブレーキングポイントで、ザルコのフロントとマルケスのリヤが接触、ザルコは激しく転倒しリタイア、マルケスは転倒は免れたものの、マシンにダメージを受け、ピットに戻ってリタイアとなった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.10.28 21:38:33
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