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テーマ:F1ニュース・レース(2364)
カテゴリ:2021フォーミュラ1
2021年のF1世界選手権 開幕戦 F1バーレーンGPの決勝が3月28日(日)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が0.75秒差でマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)をふりきり振り切り優勝。2位にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。 史上最多23戦開催される予定の2021年F1世界選手権。ホンダワークスF1PUのラストイヤー、7年ぶりの日本人ドライバーとして角田裕毅の参戦を始め、8名のドライバーがデビュー・移籍・復帰するなど、チームとドライバーの組み合わせがガラリと変わる1年となる。 2021年は基本的に昨年型のシャシーが引き継がれたが、ダウンフォースを削減するためにリア周りの技術規則の変更、およびピレリが供給するタイヤの構造変更などにより、F1プレシーズンテストでは勢力図がまったく見えない状況となった。また、F1で初めて予算上限が導入され、全チームが開発に費やす予算で戦うことになる。 日曜日のサクヒールは晴れ。現地時間18時に気温は20.9度、路面温度は31.1度でフォーメーションラップはスタート。だが、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)がコース上でストップ。なんとかピットまで戻ってピットレーンスタートとなったが、これでレッドブルの戦略が大きく変わってしまった。 他のドライバーはエクストラフォーメーションラップを実施し、56周となったレースはスタートした。 スタート直後にニキータ・マゼピンが単独スピン。今季からセーフティカーを供給するアストンマーティンのバンテージがさっそく登場した。 セルジオ・ペレスが上位でスタートできなかったため、レースはメルセデスの2台とレッドブルの1台という昨年と同じ構成となった。第1スティントではポールポジションスタートのマックス・フェルスタッペンがトップを守ったが、2台の余裕があるメルセデスF1はルイス・ハミルトンを早めにピットに入れ、続いてボッタスもピットに入れて揺さぶりをかける。フェルスタッペンはボッタスをカバーせざるを得ず、ハミルトンがアンダーカットに成功してトップに立つ。 ボッタスが2回目のピットストップでフロントジャッキの10.9秒でかかったことで戦線離脱。そこからは逃げるハミルトンと追うフェルスタッペンの一騎打ちとなる。レースは残り5周でフェルスタッペンがDRS圏内に入り、一度は抜いてトップに立つも、レッドブル・ホンダはコース外でオーバーテイクをしたと判断して順位を戻させる。そこから再びフィアナルラップまで攻撃を仕掛けたフェルスタッペンだったが、0.745秒届かず。ルイス・ハミルトンがトップでチェッカーを受け、通算96勝目で記念すべきシーズン最初の勝利を収めた。意外にも開幕戦での勝利は5年ぶりとなる。 2位はマックス・フェルスタッペン。スタート直後にマシンに違和感を訴えていたこともあり、ポールポジションを生かすことができなかった。エンジンメーカーとしてのホンダF1の200回目の表彰台を勝利で飾ることができなかった。 3位はメルセデスのバルテリ・ボッタス。フリーストップの機会があったボッタスは、ファイナルラップでファステストラップを記録した。 4位はマクラーレンのランド・ノリス。5位はピットレーンからスタートしたレッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが続いた。ペレスはDriver of the dayに選ばれた。 6位はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、7位はダニエル・リカルド(マクラーレン)、8位はカルロス・サインツ(フェラーリ)。 そして、9位には日本人ドライバーとして7年ぶりのF1参戦となった角田裕毅。13番グリッドからスタートして一時は17番手まで順位を下げるも、セバスチャン・ベッテルやキミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソといった元F1ワールドチャンピオンとのバトルで切れのあるオーバーテイクを見せ、最終ラップでランス・ストロール(アストンマーティン)を抜いてデビュー戦で入賞を果たした。日本人F1ドライバーのデビュー戦最高位は中嶋悟の7位だが、当時は6位までしかポイントが付与されず、デビュー戦でポイントを獲得した最初の日本人F1ドライバーとなった。 アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーはセーフティカー後のリスタートでダニエル・リカルド(マクラーレン)にフロントウイングを踏まれ破損。ピットに入ってハードタイヤに交換して挽回を目指したが上位に浮上することはできずにチェッカーフラッグを受けずにリタイア。4周遅れの17位完走扱いでレースを終えた。 アルピーヌから復活したフェルナンド・アロンソは、レース巧者ぶりを見せ、ポイント圏内でレースをしていたが、リアブレーキが全くなくなり、リタイアを選択した。 ちなみにF1の公式タイヤサプライヤのピレリにとっては400戦目となる記念すべき大会となった。
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Last updated
2021.04.11 21:33:10
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