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2021.08.05
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カテゴリ:2021フォーミュラ1
波乱のレースとなったF1ハンガリーGPでポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、チームの戦略ミスにより最後尾まで落ちるも怒涛の追い上げで3番手フィニッシュ。ハードな戦いを終えたハミルトンは、表彰式でも膝に手を置く場面が見られるなど疲労の色を隠しきれない様子で、レース後はチームドクターに付き添われていた。


1日のハンガリーGP終了後、ハミルトンは「表彰台で少しめまいを感じた。昨年末の出来事以降、健康との戦いが続いている」とコメント。新型コロナウイルス感染以降、疲労度が増すなどしており、後遺症ではない可能性も示しつつも「これまでにそのような経験はしたことがない。誰かに相談をしたことはないが、おそらく後遺症が長引いているのだと思う」と話した。
決勝レースではリスタート後に最後尾からの追い上げで3位に入賞したものの、その後のハミルトンは見るからに疲労困憊していた。ハミルトンはレース後のFIA公式記者会見に遅れて登壇し、表彰式の最中に体調不良を感じたことからメルセデスのチームドクターに相談していたと記者たちに説明した。
「本当にひどいめまいだった。表彰台に立っているとき、視界全体が少しかすんで見えた」とハミルトンは語った。
「もしかしたら水分補給が必要だったのかもしれない。だけど、今までこんな経験をしたことはなかったよ。シルバーストンで似た経験はしたけれど、今回の方がはるかにひどかった」
「終わったあとはとにかく疲れきっていた。これまでに表彰台の上で経験したなかでも最も不思議な状態だった」
「昨年の終わりにあんなことが起きてしまったので、今年はずっと自分の健康状態を保とうと努力してきた。そして今もその戦いは続いている。特にこの問題について誰かと話したわけではないけれど、まだ長く続くと思っている」
「感染したときの状態は覚えているよ。それ以来、トレーニング方法を変えた。疲労の度合いも以前とは違っている。これは難しい闘いだ」
「自分にできる最良のやり方でトレーニングに挑戦して、準備を続けてきた。それでも今日のようなことは、誰にも予想できない」
 メルセデスF1のチーム代表であるトト・ウォルフは、ハミルトンがチームドクターに会ったことを認めたものの、彼の健康状態に関する懸念は退けた。
「外の暑さとは関係があったと思う。それに、彼にとってはものすごい数のオーバーテイクを行ったレースでもあった。あれは消耗しただろう」
「彼は回復するはずだと思うが、後悔するよりも安心できたほうがいい、ということだ」とウォルフはコメントした。






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Last updated  2021.08.05 01:18:27
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