「意思決定12の心得」~自分は逃げてばっかりだなあ...
「意思決定12の心得」という本を読みました。これは、我が自己啓発の師である久米信行さんがこの春から明治大学にて講師を務めるブログ起業論の課題図書その4。意思決定12の心得私は、しがない自治体職員のいちばん下っ端(この歳で!(^_^;))ゆえ、自分として意思決定などしなくても日常の業務はつつがなく進んでいきます。それははっきり言って、紛れもない事実。ですが、それに甘んじていては、脳みそが腐り、人間も腐ってしまうので、常に自分なりの意思決定をするようにしています。いや、していたつもりです。ですがこの本を読んで、自分の意思決定はただの独りよがりだ、ということが分かりました。その大きな理由を3つ挙げると、まず一つ目は、コミュニケーションの場においてちょっと理屈っぽい私なのですが、元来不勉強なので、論理が伴わないただの屁理屈になっていて、それに基づいて物事をゴリ押しする傾向がある、ということ。二つ目は、私の主業務のひとつが「地上げ」なんですが、区民の財産に直接踏み込む仕事をしているにもかかわらず、二の矢、三の矢を準備せずに行き当たりばったりで臨み、結局他人(同僚、上司)任せにしていること。三つ目は、失敗を徹底的に回避しようとするあまり自分に「体験」が積まれてないこと。ということは、この本で大切だと説く3つの能力「直観力」「説得力」「責任力」なんてものは、どれも備わっていないことになるわけなんです。もちろんそうした能力は、キャリアを積む過程とともに蓄積されていくものではありますが、私はキャリア10年を超えても、ぜ~んぜん...そして、それはひとえに、意思決定などしなくても日常の業務はつつがなく進んでしまう状況にどっぷりと浸かっていたからにほかなりません。私はたまたまこうしたことに気付くことができた幸運な人間です。また、幸か不幸か、完全年功序列だった賃金体系も働きが悪ければ、出世しなければ給料は上がらないというものにようやく変わることになりました。だとするならば、区役所の組織の一員としてまた場合によっては区役所を飛び出して立場上も意思決定をする人間になる、そしてせっかくならその醍醐味を味わうことができる、そんな将来を見越して、折に触れて本書を読み返しつつ、「限界まで考え抜いて論理を究める」「経験を徹底的に反省する」「私心を捨てて退路を断つ」といった行動をしていくことで「直観力」「説得力」「責任力」を備えた人間になりたいと思いました。でもその前に、ブログの更新くらいできなきゃなあ。。。(^_^;)意思決定12の心得--おざき しろう ClubSDC日記 尾崎士朗の人生劇場in墨田 墨田区とっておき下町ガイド