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カテゴリ:家族のコト
久しぶりのひとりごとにコメントくれた皆様、ありがとうございました。今日、母親と妹は父親が入院している病院に行き、ドクターから話を聞いてきました。 やっぱり、がん。 すい臓がんでした。 ことの始まりは先週の月曜日。 父本人は黄疸が出ていることに気づいたそうです。でも父は母親がいつ気づくかなーと思ってだまってたんだって(アホです)。でも水曜日になっても気づいてくれないんで、「オレ黄疸出てるんだけど」って言ったそうです。ったく、いいトシしたじーさんが子供じみててホントあきれます。 あわてた母親は病院につれていったんだけど、すぐ大きい病院で検査してくださいって紹介状を持たされ、大きな病院に行ったらその日のうちに入院をいいわたされました。 金曜日。 黄疸の原因をさぐるべく検査。どうやら胆管がつまっているために黄疸が出たことはわかったものの、その原因が石によるものなのか腫瘍によるものなのかはまだ判断がつかない、とだけいわれたそうです。 翌日の朝になりまだ母親が病院に行く前、ドクターは父親に原因は腫瘍で、その腫瘍が悪性か良性かを生検に出してます、と告げたそうです。 午後になって病院に行った母親は父親からそのコトを聞いて、まっさきにガンを疑いました。その日、電話で話した母親は動揺していました。 実は、私自身はたとえ父親をガンで失う状況になったとしても、そのこと事態はそれほどつらいと思っていませんでした。(まぁ家族関係いろいろあって、父親とは関係が希薄なせいかもしれません) 母親は結婚してから40年ちかく、さんざん女やお金の苦労をしつづけてきました。途中、何度も離婚話は出てきたけど、それでも子供のため、ガマンや同居人だと割り切る努力を続けながらもやってきたのです。 ところが2年くらい前の結婚記念日、結婚して40年、はじめて父親がケーキを買ってきたそうです。ようやく母親の偉大さ、存在の大切さに気づいたようでした。 母親も最初は気持ち悪いよ、いまさら。 なんて言ってはいたけど、それから二人で一緒に山登りや出かけるようになって、ようやく夫婦二人仲良く生活できるようになったんだな、って思ってたんだと思います。 だから。 私自身が父親を亡くすかもしれない悲しみより、ようやくそういうささやかな幸せを感じることができた母親が夫を亡くす悲しみを思うほうが何千倍もつらい。 電話で話した母はやっぱり「ようやく今幸せだな、って思えるようになったのに・・・」って泣いていました。その母を思うと私も涙があふれてとまりませんでした。 これからどうなるんだろう。 母親への心配と不安とでどうにかなっちゃいそうな先週末でした。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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