【映画】未来を写した子供たち
「これは少し悲しい感じがするけど、ちゃんと見なきゃね」未来を写した子供たちシアターキノへ、上記の映画を観に行ってきました。インド・コルカタの売春街に住む子供たちを捉えたドキュメンタリー。子供達の家はそれぞれこの商売で生計を立てていて、彼らもいずれ同じ商売を継ぐしかない運命。女は身を売り、男は女の身の世話をするということ。NYに本拠を構える女性カメラマンが、子供達にカメラを与え、写真の撮り方を教えることを通じて、彼らに夢や希望を与えてゆく。最初の言葉は、子供達のうちの一人(かれには芸術の才能がある)アヴィジッドが、ほかの写真を見て発した言葉。写真を撮るというのは、単に画を写すということより、ものを客観的にあるいは批評的にちゃんと見るということですね。この映画を通じて、ものを「見る」ということの深い意味を改めて思います。