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田舎の雑木林で楽しむ！

[雑木林を楽しむ！] カテゴリの記事

全45件 (45件中 1-45件目)

深まる雑木林の新緑！　なかなかキビタキに出会えません！オオヒカゲがいました！

　　久しぶりに、フィールドアスレチックのある雑木林に行きました。右の写真のように、新緑は終わりかけていました。ボクが作ったシカたちも元気でしたよ？？　この雑木林の地主さんの畑（この雑木林のすぐ下にあります）で、シシガキの補修をしてきましたが、日差しが強くていっぱい汗をかきましたので、雑木林の涼しさが心地よかったです。スッと汗が引きました。　　見渡すと、前に刈ってきれいにした地面にたくさんのササの新芽が伸びてきました。近々、草刈り機で刈り取ろうと思っています。　　今度こそ、キビタキに出会うのを楽しみにしていたのですが、鳴き声はするものの姿は見えませんでした。この季節になると、木々の葉が茂り、なかなか小鳥の姿が見えないのです。ヤマガラ、ウグイス、オオルリ、キビタキ、シジュウカラなどの小鳥のさえずりは天国のようです。しばらくキビタキを待っていたら、シジュウカラが巣箱に入ろうとしている写真を撮ることができました。ちょっとピンボケですみません。　　じっと小鳥が来るのを待っていたら、ヒノキの丸太に茶色のチョウが止まりました。オオヒカゲだろうと思います。ジャノメがきれいですね。表は、地味な茶色一色でした。

May 23, 2008

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Hさんの雑木林は珍しい植物がいっぱい！ヤマドリゼンマイ、ワサビ、クリンソウ、クヌギ！

　　昨日は豊田のYさん夫妻と一緒に、午前中に竹塀を作る作業をした後、Hさんの雑木林を見に行きました。やはり、春ですね。いたるところにヤマツツジの花が咲いていて、きれいでした。　　Hさんたちは、湿地や雑木林の落ち葉をよけて、伐採した木の幹を利用して散策路を作りました。またそれが、雑木林の似合ってとても素敵な散策路なのです。そこを散歩しながら生えている植物などを観察してきました。まるでピクニック気分！　　目に付いたのがクヌギの大木。クヌギの木の新緑がきれいでした。この地方では、落葉高木としてはコナラの個体数が圧倒的に多く、右のようなクヌギはめったに見られません。コナラと近縁種で、幹はコナラにていますが、全体に黒っぽくてひだが細かいように思えます。　　上を見上げると新緑の若葉がきれいでした（下）。　　Hさんの雑木林には、湿地があります。Hさん夫婦が落ち葉にうずもれていた湿地をきれいにして、きれいな流れを作り出しました。そこにとても貴重な植物が生えているのです。下は、一面に広がるヤマドリゼンマイです。この地方にしか見られない湿地植生ですね。　　右は、Hさんたちが遠くから運んできたワサビの苗を植えたものだそうです。この湿地は、地下水が湧き出しているようで、冷たい水が湧き出しているので、ワサビが育つだろうと植えたものだそうです。大きく成長していますね。　　下は、クリンソウの花の咲き始めだそうです。クリンソウなんて全く知りませんでした。真紅の花がきれいですね。

May 9, 2008

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雑木林でシイタケの初収穫！　感激！！　ヤマツツジが咲き始めました！

　　昨日は長男が帰っていきました。たくさんのタケノコを掘って持って行ったのは言うまでもありません。長男は、タケノコが大好き。この季節は、いつもタケノコを目当てにやってくるのです。こんなに好きだとは、びっくりしました。右は、裏山の大きくなったタケノコです。裏山の下のほうはタケノコを掘り尽くして出が少なくなっていたので、残しておこうと掘らなかったのです。それと、裏山の景観をよくするためです。一年目の青竹はきれいですからね。　　長男の帰り際に、雑木林に行きました。新緑と小鳥のさえずりを楽しむためです。小鳥の姿は見られませんでしたが、さえずりだけは聞こえました。ウグイス、シジュウカラ、ヤマガラなどの声のほか、初めてキビタキの声を聞きました。オオルリの声も聞きました。新緑と小鳥のさえずりを満喫したのでした。　　雑木林で気がついたことは、ヤマツツジが咲き始めていたことです（下）。新緑の緑の中、ヤマツツジの赤い色がとても目立ちます。タカノツメの花芽が出ていたことにも気付きました。咲いたらきれいでしょうね（右下）。　　　　もう一つ驚いた発見は、去年苦労した設置したシイタケのホダ木に大きなシイタケが着いていたことです。このシイタケの菌は、この秋に実るというふれ込みで買ったので、こんなに早く実が着くとは予想もしていなかったから驚いたのです。それも傘が７～８ｃｍもある大きなヤツが、５～６本生えていました。ずっしりと重く、分厚い傘は、さそかし美味しいでしょう。小さなものも幾つか生えていましたが、大きくなるまで待って収穫しようと思います。　　収穫したシイタケは、全部、長男のお土産にあげました。喜んでくれました！

May 7, 2008

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新緑の雑木林はヤマザクラが満開！　シジュウカラが巣箱に入りました！

　　午前中、竹塀の柱や杭に防腐剤を塗る作業を終えて、午後は久しぶりに雑木林へ。新緑が始まった雑木林はきれいです。コナラが芽吹いていて、花が咲いたようでした。ヤマザクラも満開でした。　　このヤマザクラは、薄いピンクで白に近い色です。新芽の緑と調和して、見事でした。　　そこにシジュウカラがやってきました。止まっている木はアカマツですが、背後にヤマザクラが見えますよね。シジュウカラにヤマザクラの取り合わせも良いですね。　　そのうちに、巣箱にも入りました。この雑木林には４つの巣箱を設置しているのですが、前にヤマガラが出入りした巣箱とは別の巣箱を利用しました。下の二つの写真は、彼らが入るところとですところを写したものです。可愛いですね。　　もうそろそろキビタキが来る頃だと思い、雑木林に行ったのですが、姿もさえずりも聞こえませんでした。残念！　オオルリのさえずりは聞こえました。これからが、野鳥の美しいさえずりをたくさん聞けるでしょう。それを楽しみに！

April 29, 2008

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雑木林の巣箱にヤマガラが入りました！

　　昨日は午後から晴れたので、久しぶりにフィールドアスレチックのある雑木林に行ってきました。もちろん、設置した巣箱に小鳥が入っているのではないかと思ったからです。　　前にも入っていたのですが、望遠レンズを忘れてしまって小鳥の映像が撮れなかったからです。わが家の庭には、シジュウカラが入っているのですから、小鳥たちにとってもっと環境の良い雑木林では・・・・、と言うわけです。　　到着して程なく、来ました！　ヤマガラのつがいです。可愛いきれいな小鳥ですね。シジュウカラの仲間で、留鳥だそうです。枝をうつりながら昆虫や木の実を食べるのだそうですが、エゴノキなどの硬い木の実は足でおさえて口ばしで叩き割り、中の種子を食べるとのこと。ツッツッピー、ツッツッピー、ツッツッピーと鳴いては、巣箱に入っていきます。この雑木林に設置した他の三つの巣箱に入らないのは不思議ですね。ここが好きなのでしょうか。　　雑木林には、シジュウカラ、エナガ、ウグイスが鳴いていました。ウグイス以外は姿を見たのですが、動きが早くてうまく撮れませんでした。　　４月の下旬くらいになると、キビタキ、オオルリなどの夏鳥がやってきます。それが楽しみです。そのときは、写真にとってご紹介しますね。

April 15, 2008

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ヤマガラが雑木林にボクが作った巣箱を利用しました！

昨日は、久しぶりにフィールドアスレチックのある雑木林に行きました。それは、雑木林の落ち葉かきをして、早く草本類が生えるようにしたいからです。近くの雑木林に家を建てたＨさんによると、落ち葉の下にはたくさんの樹木や草本の種が埋まっていて、日が当たるようになると発芽しやすくなるのだ、と言うのです。もう一つは、小鳥たちがその種を求めて地面に下りるようになるとのことです。実際に彼らの雑木林では、ヤマガラが枝先と地面とを行き来しているのを目にしました。　　そこで、フィールドアスレチックのある雑木林でもやってみようと言うわけです。熊手で落ち葉をかくのですが、落ち葉は厚さ５ｃｍもあるでしょうか。かなり力を入れないと落ち葉を取り除けません。何箇所か、５～６坪ほど落ち葉かきをしました。草がたくさん出てくるのを楽しみとしましょう。　　雑木林は、小鳥たちの楽園でした。たくさんのシジュウカラが、賑やかに囀っていました。遠くではウグイスが鳴いていました。春になったのですね。そのうちに、ヤマガラのつがいがやってきてさえずります。そしてヤマガラは、何と！　ボクが作った小鳥の巣箱に出入りしたのです。ヤマガラはつがいで行動することが多いのだそうですね。大きさはスズメ程度、オレンジ色の腹、つばさと頭は黒、目の周りが白、と色とりどりのきれいな鳥ですね。巣箱の穴に取り付いて、あたりをキョロキョロ見回し、巣の中に入りました。警戒心が強いのですね。出てくると別のヤマガラが入りました。おそらく、巣箱の中で営巣するのでしょうね。可愛い赤ちゃんの小鳥が誕生するのが待たれます。　　残念なことに、望遠レンズを忘れて、小鳥たちの写真を撮ることができませんでした。そのうちに撮影できるでしょう。　　ところで、鳥の写真と言えば、最近ボクのブログの読者となってくださった方のブログを見て、驚きと感動でした。超望遠レンズで写した、ミサゴやカワセミなどの鳥たちの映像は、すごい迫力です。猛禽類のミサゴが魚を捕まえる瞬間の写真はすごいです。とにかく、一度ご覧になることをお勧めします。下記のアドレスです。http://plaza.rakuten.co.jp/camerashasin/diary/200803280000/

March 29, 2008

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岡崎の家の藤棚を作り直すために！　ミツマタが開花しました

　　昨日は、裏山の竹を切り、雑木林の奥のヒノキ林から間伐材を下ろしてきました。朝９時過ぎから、昼を休んで午後４時ころまで、一日中の肉体労働で、とても疲れました。どうしてかというと、岡崎に家の竹で作った藤棚が古くなって、折れそうになっているので、それを作り直そうというわけで、たくさんの丸太と竹が必要になったからなのです。　　親しい友達に、定年になってから造園を学んで今も造園の仕事をしている人がいまして、その彼、Ｙさんが、手伝うよと言ってくれたのです。豊田市から、軽トラに乗ってきてくれました。午前中は雑木林の奥の間伐材が放置されているところから、適当な太さのヒノキ材を山から下ろす作業はしんどかったです。これから皮をむいて乾燥させ、防腐剤を塗ってから岡崎に運ぶ予定です。ヒノキも、竹も、地主さんに了解を得ていることは言うまでもありません。　　午後からは裏山の上のほうに生えている細い竹を伐採してきました。彼は造園のプロですので、竹の枝を落とすのにナタで払うのではなく、竹に傷をつけないためにノコギリで一本ずつ切り落とすのです。数１０本の竹を切り出してくるのは大変でした。上の写真は、彼の軽トラに伐採した竹を積み込んだところです。彼はさらに、家に帰って竹を洗うそうです。面倒なようでも、出来栄えがぜんぜん違うのだそうです。やはり、プロですね。仕事が丁寧ですね。心からＹさんに感謝！！　　我が家の庭に咲いた花などをご紹介します。春になったのですね。ミツマタ（右下）が黄色い花をつけました。また、ヤブカンゾウが芽を出し始めました。夏にはオレンジ色のきれいな花が咲きます。この若芽を摘んで、おひたしなどにすると美味しいのです。大きくなったら硬くなって食べられないのですが、若芽のうちは柔らかくて美味しいのですよ。紅梅と白梅もいっぱい咲いて、満開といったところでしょうか。とてもきれいです。香りもいいですね。

March 25, 2008

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樹木の木肌も美しい！　Ｈさんのマツタケは生えるか？

　　昨日、Ｈさん宅の雑木林の話をしましたが、その続きです。Ｈさんは、雑木林にたくさん生えているアカマツの根の周りの落ち葉を、熊手を使ってきれいにしています。たくさんアカマツが生えていますので、それだけで大変な作業です。お話しでは、落ち葉を取り除いたとたんに、動物たちの足跡が多くなり、グチャグチャに土が乱されているのです。おそらく、イノシシ、シカ、キツネ、タヌキなどの動物が、土の中のミミズや昆虫の幼虫を食べにきているのではないかと想像できます。落ち葉が邪魔をして、動物たちが土壌中の生きものを見つけることができなかったのではないかと思います。これもすごい現象ですね。　　Ｈさんたちは、アカマツの周りの落ち葉をよけているのは、ゆくゆくはマツタケを生やしたいと思っています。マツタケは、貧栄養の土壌でないと生えませんので、とにかくこれまでに貯まった落ち葉を削り取るようにして取り除いているのです。若い頃に山でたくさんのマツタケを採った記憶があるそうで、それを夢見ているのだそうです。ホントにマツタケが生えるかなあ？？　　もう一つ目を引いたのは、雑木林に生えている樹木の木肌の美しさです。上右は、クヌギですね。この地方ではクヌギはあまり見られないので、珍しく思いました。アベマキよりもシワのきめが細かく、黒っぽい色をしています。左は、アカシデの木肌です。絣の着物の生地のような模様が、なんとも美しいですね。いぞれも高木の育つ樹木です。　　下は、コナラの根元を写したものですが、たくさんの穴が開いています。おそらく、カミキリムシのような昆虫類が樹液を求めて入り込んだ穴でしょう。こんなにたくさんの昆虫の穴を見たのは、初めてです。キツツキ類が、好んで木に住み着く昆虫類をつつきだして食べるのでしょう。　　Ｈさん宅の雑木林は、面白いことがたくさんありますね。

March 13, 2008

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Ｈさん宅の雑木林から木の苗をいただきました！　イノシシ退治の知恵！

　　昨日は春のようなぽかぽか陽気で、近くの雑木林に家を建てたＨさん宅に行きました。Ｈさんから、お宅にある木の苗をいただくためです。広い雑木林ですので、たくさんの幼木が生えています。昨年伐採した樹木からも、ひこばえ株がたくさん出ています。　　それらの中から、我が家にはなくて、ボクらが大好きな樹木を二種類選んで根から掘り起こしていただきました。右は、リョウブです。木肌の模様が素敵なのです。そのほかに、スノキ（ウスノキともいいます）の幼木をいただきました。おまけに我が家まで来て、植えなおしていただきました。まさに、おんぶにだっこ！です。花屋さんをしていたので、植木の植え替えもプロ。植え替えのやり方を一から教えていただきました。Ｈさん、ありがとう！！　昼はうちで、お好み焼きを作っていっしょに食べました。みんなで食べると言うのは、楽しいものですね。　　雑木林には、上のような湿地が谷沿いに広がっています。彼は、どこかで採取してきたミカワバイケイソウなどの湿地植物を植えています。そこにはホトケドジョウもいるそうですよ。ゆくゆくは、ところどころに川をせき止めて池を作り、ビオトープをつくるのだ、と言っています。楽しみですね。　　ところが、湿地にはイノシシがやってきてヌタバにしてしまい、グチャグチャにしてしまうのです。ご存知と思いますが、ヌタバと言うのは、イノシシが毛皮にくっつくノミやムシなどを取り除くために、水のある湿地などで体を横にして動き、それらを落とすのです。湿地の植物は全滅と言うこともあります。　　上の写真は何だと思われますか？　それは、彼らが伐採したイヌツゲやアセビなどの常緑の樹木の切れ端を古い道（赤道、あかみち）に沿って、垣根のように積み上げたものです。数１０ｍも続いています。これを作るだけで大変な作業ですね。伐採した樹木が散らばっているのは歩きにくいし、見た目にも悪いので、積み上げただけのものなのですが、別の役割をしていることが分かったのだ、と言います。別の役割とは、イノシシ除けの垣根の役割をしていたのです。まさに、これならばイノシシも潜ってくることもできなければ、飛び越えられもしないでしょうね。　　右の写真のポリビンは、何のためだと思われますか？　彼らはイノシシは嫌なので、その撃退のためと言うのです。イノシシは廃油（エンジンオイルの）の臭いがきらいで、それをビンに入れたり、布に塗って立てておくと、イノシシが近寄らないということをある雑誌で読んで、それを実行しているのだそうです。実際に、かなり役に立っているそうです。それじゃあ、ウチでもやってみようと思っているところです。　　この雑木林には、イノシシばかりか、シカ、タヌキ、キツネもやってくるそうです。シカの鳴き声を毎日のように聞くそうですよ。そのほか、たくさんの種類の小鳥、キジの鳴き声でいっぱいになるのだそうです。実に羨ましい環境ですね。

March 12, 2008

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病のあとの初めての散歩！　寒かった！けどすがすがしい気分でした！

　　昨日も天気でしたので、懸案の薪ストーブの掃除をしました。風邪で外に出られずエントツ掃除ができなかったのですが、病気の間寒くすると体に良くないので、カンカンにストーブを燃やし続けました。というわけで、エントツに煤が溜まり続け、極端に煙の吸い込みが悪くなっていたからです。掃除のあと、薪を燃やしたら、スゴイ勢いで燃えます。気持ちがいいものですね。　　長いこと風邪の病で外には出られませんでしたが、ようやくほぼ風邪も治って、今朝は連れ合いと散歩に出かけました。ピューピュー寒風が吹きすさぶ中で寒いこと！！　風邪がぶり返さないか心配でしたが、大丈夫でした。新しく買ったボクのおもちゃ、ディジタル一眼レフを持って出かけました。良い写真を撮りたい一心に・・・・。　　テレビではもうマンサクの話題が放映されていましたが、我が家の庭のマンサクは、チラッと咲き始めたところというのでしょうか（上の写真）。接写はうまくいきましたよ！　何度も挑戦しての結果です。撮影も大分慣れてきました。　　散歩は、いつもの雑木林に徒歩で！　長い間、足を使って歩かなかったので、体中に血が回るようで、散歩は気持ちがいい。いつもの雑木林の下の沢に下りて見ました。沢の水が冬の光を反射して、下の写真のようにきれいでした。夏になったら、川遊びをしようかなあ！　　強風にあおられて、森がゴーゴーと大きな音を立てていました。森の音がこんなにすごいなんて、初めての体験です。しかし、森の中は風がなく、気持ちいです。　　下の写真はいつもの雑木林の風景ですが、広角で写すとその広がりがなかなか良く見えます。　　下は、この前作ったシーソーと、Ｈさん夫妻と一緒に運んだ間伐材の皮をはいだ丸太が見えます。丸太は、そのうちに遊具を作ろうと考えているところです。　　右の写真は、まだ枯葉が残っているシロモジを写したものです。その枯葉が朝日に映えて美しく輝いたいたので写したのです。シロモジの紅葉は薄い黄色が美しいのですが、この時期のシロモジの枯葉は赤茶色です。シロモジは、冬になっても枯葉がなかなか落ちないのですね。　　今回、写真をアップしようとしたら、また容量制限のオーバーとなってしまい、古い写真をカットすることにしました。古いブログを見る人もいないでしょうから・・・・。

February 1, 2008

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雑木林に巣箱を設置！　前の巣箱は小鳥に使われていた！

　　昨日も晴天で、風の無い暖かい日でした。そこで、新しく作った二つの巣箱を雑木林に掛けてきました。　　去年の春、二つの巣箱をかけていたのですが、それを取り外して巣箱を開けてみてびっくり！　中に小鳥が運んだ草やコケのようなものが厚さ数ｃｍも溜まっていました（上の写真）。使われていたのでした！！　始めは何回か小鳥が出入りしていたのは確認していたのですが、それからは全く野鳥が寄り付かなかったのです。作ったときには巣箱の作り方を知っていたわけではないので、入り口を大きくし過ぎたり、底に穴を開けて風通しを良くしたりすることをせず、取り付け方も曲がってしまうなど、失敗したのだと思い込んでそのままにいたのです。左の巣箱には、数個の卵も入っていました。キビタキでしょう。　　おそらく、営巣したのでしょうが、天敵のヘビが立ってきたために、営巣を放棄したのだと思います。何時だったか、一つの巣箱にヘビ（シマヘビ）が入って、入り口から顔を出しているのを目撃したことがあります。始めは棒のようなものが刺さっていると思っていたら、のろのろと外に出て行って、木から下りてきたのでした。　　新しく二つの巣箱を設置しましたが、右がその一つです。コナラの４ｍくらい上の幹にかけました。今年は、うまく営巣してくれるといいのですが・・・。　　昨日はＨさんの雑木林に行って、コナラの皮むき作業を手伝ってきました。土留めに伐採したコナラの巨木を１～１．５ｍくらいに輪切りにし、それを立てて土留めにするとのこと。皮をむいて防腐剤を塗っておかないとすぐに腐ってしまうので、皮をむくのだと言うわけです。伐採してから１年ほど経つので大分腐っていましたが、コナラの皮は硬いので、それを剥ぎ取る作業も大変でした。　　ついでに、雑木林にＨさんたちが作った小鳥の餌台を見せていただきました（下の写真）。こんなふうに作るのか、と感心した次第です。ボクも作ってみよう！！　雑木林には毎日行くわけではないので、小鳥たちが餌を食べに来るのを見ることがなかなかできないので、庭に作ってみようかと思います。カラス対策を立てておかないといけませんね・・・・。　　　ＭＭＭ

January 19, 2008

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Ｈさんに教えてもらって、野鳥の巣箱を作りました！　

　　このブログでは何度も、我が家の庭や雑木林にたくさんの野鳥がやってくることを話してきました。一昨日、近くの雑木林に新築して移り住んできたＨさん夫妻のお宅のお邪魔して話しをしていたら、野鳥の巣箱のことが話題になりました。彼の広い雑木林には１０個くらいの巣箱が作ってあって、そのほとんどをシジュウカラ、ヤマガラ、ジョウビタキなどが利用するそうです。Ｈさんは、ホントに野鳥の習性をよく知っておられるのに、感心しました。ボクも巣箱を作りたいと話をしたら、昨日、掛けてある巣箱の一つを持ってきてくださり、作り方や木への掛け方などを教えていただきました。おまけに、巣箱の材料となる薄い板もたくさんいただきました。ただただ、感謝！！　　野鳥は住宅難だから、住みやすい家を作ってやればすぐに営巣しますよ、と言います。下の写真の巣箱の前を開けて中を見せてくださいましたが、その底に２～３ｃｍの厚さで鳥が運んできた草のマットができていました。鳥の糞がたくさんありましたよ。鳥によっては、マットの厚さが１０ｃｍにもなるそうです。それを考慮して、巣箱の深さは１５ｃｍくらいが良いと言います。前の入り口の穴の大きさは、小鳥ならば３ｃｍ程度が良いそうですが、鳥の種類によって大きさを使い分けるのだそうです。風通しを良くするために、底に沢山の穴を開けることも必要とのこと。雨を避けるために、広い屋根があると良いそうです。お手本を参考にして、写真のようにボクも巣箱を作りました。　　Ｈさんの１０個もある巣箱でも、利用しない巣箱もあると言います。なぜ利用しないのかいろいろと考えてみると、というよりは小鳥の目線でみると、近くに枝が覆いかぶさるようなところに巣箱を設置すると、ヘビなどがそれを伝わってやってくることを警戒して利用しないのではないか、枝を張った木の真ん中もダメ、と言います。小鳥たちの最大の天敵は、ヘビ。周りが開けていて一本で立っている木に巣箱を設置するとよいと言うのが、かれらの経験から編み出されたやり方です。巣箱の下のほうの幹に、３０ｃｍくらいの巾のトタン板のような滑りやすいものを巻いておくと、ヘビも登ってこられなくなるそうです。カラスも天敵ですが、こんな小さな穴に入っていればカラスに食べられることはないでしょう。「小鳥の目線」といいますが、よほど良く観察しないと、ボクらにはその目線が分かりませんね。Ｈさんはスゴーイ！　　この冬の間に、巣箱をいくつも作って、我が家の裏山やフィールドアスレチックのある雑木林に設置してこようと思います。春になって、小鳥たちの営巣が楽しみです。　　

January 12, 2008

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この地方も紅葉の真っ盛りです！　オーケストラのＣＤをバックにフルートを吹きました！

　　この地方も、紅葉が真っ盛りになりました。上の写真は、フィールドアスレチックのある雑木林の紅葉の様子を写しました。大部分のコナラが紅葉しましたので、きれいです。中に入るともっときれいですよ。右下がコナラの紅葉ですね。左がシロモジの紅葉です。シロモジの黄色が目に沁みます。青空に映えて紅葉が美しいですね。　　右がネジキの紅葉です。赤っぽい色がきれいですね。これらは、太陽の光を浴びているから美しいのですが、日が当たっていないとこの輝きはみられません。　　雑木林が輝いているのは、いつ見ても感動しますね。　　上は、近くの菅沼川の橋から見た景色です。遠くの山が紅葉しているのが分かりますね。　　右は、隣の家に植えてあるモミジの紅葉です。イロハモミジではないかと思います。鮮やかな赤の色がきれいでした。　　紅葉を楽しんだところで、ボクの演奏の話に移しましょう。先回はピアニストと合わせたヴィオリンの生演奏をアップしましたが、うっかりボクのＨＰサイトをＦＴＰするのを忘れ、読者から聞けないとの苦情を頂きました。そこで、すぐにＦＴＰして聞けるようにしました。ご迷惑をおかけしました。さらに今回は、ＣＤカラオケでさらに二つの曲をアップしました。今度は、ＣＤオーケストラをバックにしたフルート演奏です。　　一つは、ヨハン・セバスチャン・バッハの曲です。バッハが平均率を考案したことはご存知の方が多いと思いますが、平均率のクラヴィーア（チェンバロ）のために「平均率クラヴィーア曲集」を作曲しました。もう一つバッハは「フーガ」という作曲法を考案しました。一つのテーマパッセージから始まって、次々と転調しながら重層的に音楽が展開していく作曲法です。ＣＤは、その曲集の中の１－７「フーガ変ホ長調」をオーケストラ用に編曲したものです。重厚な音の響きが素晴らしいです。　　もう一つは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」です。モーツアルトの白鳥の歌となった「レクイエム（鎮魂ミサ曲）　二短調　Ｋ．６２６」の中の短い合唱曲です。歌詞の内容は、下記のとおりです。おお、おとめマリアよりお生まれになったまことの聖体よ。まことにあなたは人類のために十字架で苦難を受け、いけにえとなられました。あなたの脇腹は刺しぬかれ、水と血が流れ出ました。死を迎える試練の前にどうか聖体を私たちに味合わせて下さい。おお、甘美なイエスよ、おお、いつくしみ深いイエスよ、おお、マリアの子イエスよ。　　自分の死の直前に、このような静溢で天国のような音楽を作ったモーツアルトに驚きを感じます。　　オーケストラをバックに演奏するのは、気持ちがいいものですよ。ＵＲＬは下記です。http://www2.rak-rak.ne.jp/D0AB3812/myplay/myplay.htm　　

November 23, 2007

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だんだん秋が深まってきました！　子どもたちが雑木林へ！

　　ヨーロッパの旅は、ちょっと中断。　　この村の秋も深まってきました。いつもの散歩道の巴川沿いのもみじも、赤くなってきました（右）。でも、紅葉はまだ始まったばかりという感じです。最盛期には、対岸の木々が全部真っ赤になるのです。道端にリンドウがたくさん咲いていました（下）。　　ススキの原も、とてもきれいです。　　フィールドアスレチックのある雑木林も、紅葉がきれいになりました。下の写真の高木は、ヤマザクラノ紅葉です。青空に赤く染まった葉がきれいですね。その下は、低木のシロモジです。黄色く染まった葉も美しいです。　　　　　　昨日は、雑木林で常緑の低木を伐採しようと作業していたら、下のほうから子どもたちの大声が聞こえました。ハーハー息をつきながら、「おじさーん！　下におじさんの車があったので登ってきたの。遊んでいい？」、「もちろん！」。三人の女の子たちです。「ずいぶん新しいのが出来たね！」、「これは3週間くらい前に完成したんだよ。展望台って言うんだ！　登ってみる？」、「高いなあー、登れるかな！」。　　そんな会話をするうちに、元気に登り始めました。頂上に上ると、「こわーい！　立つと揺れるんだもん！」。その日は風が強く、かなり揺れます。床に坐っているうちに、キャーキャー言いながら、揺れるとくっつきあいます。子どもたちは、すぐにじゃれあうのですね。それも楽しそう！　　そのうちに縄バシゴに挑戦。高さ７ｍもある縄バシゴはなかなか登れません。「腕が疲れちゃって、なかなか登れないや！」、「休み休み登るといいよ！」。そして、見事に登りました。体が軽くて、いいな、ボクなんか途中まででギブアップしたのに・・・・。　　子どもたちのうちの二人は、しばらくこの雑木林に来ていなかったので、まえに曲がったレールにしたトロッコは初めてで、「ワー、だいぶヴァージョンアップしたね！」などと言って、喜んで遊んでいました。子供たちの嬉々とした笑顔を見ていると、こちらまで楽しくなります。本当に可愛いです。　　

November 13, 2007

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雑木林に紅葉が始まりました！　でも始まったばかりです！

　　ヨーロッパの旅は、ちょっと中断。この地方に紅葉が始まった話をします。上の写真は、三日前に我が家の庭の真ん中にあるカツラの木の紅葉を写したものです。黄色とピンクに染まったカツラですが、少し緑の葉が残っています。もう一週間ほど前から紅葉を始めたのですが、三日前が最盛期だったようです。カツラの紅葉は早いのですね。そして今はもう、茶色になった葉がどんどん落ちてしまい、この美しさはなくなりました。雑木林はどうなのか、行ってみました。　　それは、山の奥の方に一本だけ生えていた大きなコハウチワカエデが気になっていたからです。行ってみたら、紅葉はしていましたが、まだ最盛期ではないようでした。上の写真は、下に生えている常緑樹の葉が邪魔をして、高木のカエデの紅葉の様子がわかりにくいのですが、とてもきれいでした。もっと赤くなるんです。他の雑木はまだ紅葉は始まっていませんでした。個体数が多いコナラが紅葉しないと、全山紅葉というにはまだ早いでしょうね。11月中旬頃が見頃になるでしょう。今年は、どの地方も紅葉が遅れているようですね。　　先にキノコの発生が少なくなってきたと話しましたが、まだ出ていましたよ。右は、ネジキの切り株に小さなキノコが群生している様子です。左は、黒茶色の大きなキノコが二枚重なっていました。いずれも同定は難しいです。　　道端の紅葉した草の上に、バッタがいました（右）。カマキリもいたんです。夏には殆ど見かけることがなかったのです。　　下は、道端に咲いていたリンドウの花です。清楚できれいですね。左は、スルガテンナンショウ（マムシグサ）の実です。秋になるとこのように真っ赤になるのですね。もっと秋が深まるとどうなるのか、楽しみです。　大分寒くなってきて、最近、薪ストーブをたき始めました。昼間はいいのですが、夜はとても冷え込みます。薪ストーブは、あたたかーい！

November 1, 2007

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13日以降に見つけたキノコ！　大分少なくなったのですが、まだ新種が出ますよ！

　　13日以降、雑木林に出てきたキノコを紹介します。まだ出るのですね。一所懸命に図鑑で調べましたが、同定できないものばかりです。キノコは難しい。　右と下の写真は、枯れ木の表面にへばりつくタイプのキノコです。こんなの、初めて見ました。図鑑によれば、右は、ツガコウヤクタケだろうと思います。下は、分かりません。　　上左は、小さいものであたり一面出ていました。同定できません。右はでかい柄の太いキノコですが、やはり同定できません。　　右は、傘の下が紫色をしたキノコです。左は前に紹介したことのあるキノコですが、すぐ近くに新しいものが生えてきました。これらも、同定は困難です。　　右は、かなり大きな傘を持つキノコです。傘の表面の模様がグロテスクですね。特徴的な形ですのですぐに分かると思っていたのですが、図鑑では分かりませんでした。　　これまでに随分たくさんのキノコをお見せしましたが、秋の雑木林は種類も量もいっぱいです。これらのキノコの観察も、慣れてくれば同定できるようになるかもしれません。この雑木林ではどんな種類が生えるのか、その記録だと思っています。　　また次回からは、ヨーロッパ旅行の話に戻ることにしましょう。

October 24, 2007

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旅行の話はちょっと中断、子どもたちがムカゴ採りを教えてくれました！　雑木林の小道、階段つくりを完了！　

　　ヨーロッパ旅行の話は、ちょっと中断。　　昨日、学校帰りの子どもたちが、うちの連れ合いに「おばさん、ムカゴって知ってる？」、「知っているけど、食べたことないわ」と言ったら、「たくさん取れるところを知っているので、これから行かない？」と誘われました。そこで、一緒にボクも、ムカゴ採りに出かけました。道路わきの草むらです。子どもたちはすぐに見つけて採っていました。たくさん取れましたよ。やはり山育ちの子どもたちですね。自然のことを良く知っていました。　子どもの手の上に乗っているのがムカゴです。ヤマイモのツルに着く１ｃｍくらいの小さな粒で、ヤマイモの種ですね。ヤマイモの葉は、細長いハート型。葉の形を見ただけですぐに分かります。食べたことがなかったのでどんな風にして食べるの？と聞いたら、「簡単、簡単、ムカゴを洗って、ただお米に混ぜて炊くだけだよ！」。そこで、そのようにして炊いたら、なかなかおいしいのです。芋のような味ですね。　　採った場所に、右のようなきれいな芋虫がいました。黄色と黒のまだら模様に、赤の斑点がついています。図鑑によれば、キアゲハの幼虫に間違いないようです。「これ、つぶすとキャラメルのような臭いがするんだよ！」といっていました。つぶすのは可哀想なのでやめましたが････。楽しいひとときでした。　　13日の記事で、雑木林の小道の階段を作っている話をしましたが、今日、それが完了しました。大分長くかかりました！　雨の日以外は、毎日午前中に雑木林に「出勤」。少しずつ延ばしていって、今日、ついに完了しました。作った物見台から全体を眺めようとしたら、植物の葉でほとんど見えませんでした（左下）。残念！　葉が落ちる冬には見えるでしょうね。でも、とても登りやすくなりましたよ。　　林床を見ると、コナラのどんぐりがいっぱいでした。右の写真ですが、この程度の密度で、全山どんぐりだらけです。作業を休んでいるとき、丸管で作った冒険やぐらにどんぐりが落ちてきて、大きな音でカラン、コロンと音がしていました。「どんぐりの雨」という言葉を聴いたことがありますが、そういう感じです。この季節に雑木林を歩くには、帽子が不可欠ということも聴いたことがあります。　　大きな木だったら、一本のコナラからどのくらいの量のどんぐりが落ちるのでしょうね。おそらく一万個はくだらないと思います。でも、森が全部コナラになるようなことはないですよね。ということは、あれだけたくさんのどんぐりが落ちても、実生から生長して大きなコナラの木になるのは、そのうちの一個だけしかないのでしょう。動物にも食われるでしょうし、光が当たらなくて育たないこともあるでしょう。それが、コナラの生き残っていく戦略なのでしょう。そうでなければ、どこもかしこもコナラの木ということになってしまいますから････。　　右上は、フィールドアスレチックのあるところに生えている大きなツクバネガシです。図鑑によれば、小さなどんぐりがなると聞いていたのですが、枝が高くて見えませんでした。今日、林床を探してみたら、たくさん落ちていました。左の写真の小さい方がツクバネガシのどんぐりで、大きなものがコナラのどんぐりです。大分小さいのですね。　　秋も大分寒くなってきました。紅葉はまだ先ですが、森全体が少しずつ黄色っぽくなってきました。紅葉がシーズンが楽しみです。

October 23, 2007

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雑木林の物見やぐらに縄バシゴを！　またまたキノコがいっぱい！

　　昨日は雨が止んだので、一日中、雑木林の物見やぐらの縄バシゴを作って、掛けてきました。右の写真が完成したものです。てっぺんのやぐらの手すりから地面まで約７ｍもあります。　　縄バシゴって、作るのは簡単そうに見えるのですが、横木をしっかりと固定するのがとても難しいのですよ。随分と試行錯誤をしながら、横木とロープを結ぶ方法を編み出しました。その詳細は次回に回します。　　高さを考慮して、長さ２０ｍで太さ９ｍｍのロープを買ってきたのですが、結び目一つ一つに二重に横木に巻きますので、ロープが足りなくなってしまいました。さらに５ｍくらいのロープを補充してようやく完成となったのです。いざはしごを登ってみようとしたのですが、縄バシゴって、ものすごく力が要るものなんですね。上まで登れませんでした。歳のせいかなあ？！　　雑木林に入ると、まずキノコ探しから始めます。数日雨が降り続きましたので、キノコが出ているのではないかと予想したからです。予想のとおり、たくさんのキノコが出ていましたよ！　キノコって、きれいなものですね。今回は、できるだけこれまでに紹介した以外のキノコを紹介します。　　右のオレンジ色のキノコが、先ず目に入りました。　おそらくベニバナイグチ（イグチ科）だろうと思います。左は、柄がシロで傘が黒いキノコで、根元が黄色いのが特徴です。しかし、図鑑には同定できる種がありませんでした。　　上の二つのキノコは、ハナホウキタケであることはほぼ間違いないと思います。サンゴのような形をしており、左は朝日が当たっていて、きれいです。しかし、軽い毒性があるとのこと。普通のキノコはハラタケ類ですが、これはヒダナシタケ類に属します。これがキノコとは？、ボクらの常識とは大いに違いますね。　　右もヒダナシタケ類に属しますが、カワラタケだと思います。木の切り株や枯れ木によく付着しています。黒の地に白い縁取りがあって、きれいなものですね。左は、ムラサキシメジだと思います。これは口当たりがよく吸い物や酢の物に良くあうとのことです。食べてみようかな？　でも、同定が間違っていたらと思うと、食べられませんね。　　左は、チャタマゴタケの幼菌だろうと思います（テングタケの仲間）。生長すると、グレイの大きな傘になるようです。右は、ヒメアジロガサモドキによく似ていますが、似たようなキノコがあって種は分かりません。　　もっとあったのですが、これ以上写真が載せられません。それにしても、自然の造形は美しい！！！

October 5, 2007

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雑木林に出たキノコの続きです。種の同定は難しい！

　　昨日も一日雨、今日も朝から雨で、雑木林にいけません。そこで先回の続きのキノコの紹介をします。　　右は、一面に出ていた小さいキノコです。草や落ち葉がなくて土が露出しているところにたくさん出ていました。図鑑を調べてものっていませんでした。種は分かりません。上と右は、同じ種なのでしょうか？図鑑で調べると、種名はエセオリミキのようです。食べられるとのことです。　　上の両方とも傘のおもてが灰色で、左は表面の模様がきれいですね。右は、左のように平坦ではなく、傘が丸みを帯びています。でも、図鑑には載っていません。　　左は、小さい黒いキノコです。黒いキノコは滅多にないので、めずらしいキノコなのでしょう。図鑑では、スミゾメヤマイグチが近いですが、種は分かりません。右は、ピンク色のサンゴのようなキノコです。ムラサキホウキタケではないかと思います。　　右はヒラタケである可能性が高いと思います。左は傘の形と色で形しか写っていませんので、種は同定できません。　　まだあるのですが、次の機会にご紹介しましょう。二三日雨が降り続くと、また別のキノコが出るのではないかと思います。

October 1, 2007

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また、キノコの話です！　あれからもたくさんの種類が出ていました！

　　今日、明日と一日中雨が降りそうな予報です。しばらく雑木林には行けそうにありません。昨日はツリーハウスが完成したことをお伝えしましたが、何度も雑木林に通っている間に、キノコの新しい種類がたくさん出ていました。キノコが面白いので、早速図鑑を買ってきました。下記の本です。　　山渓カラー名鑑「日本のキノコ」（山と渓谷社刊、￥4495＋税）　随分高価な本ですが、内容はすごいです。日本で見られる944種のカラー写真で、細かな解説がついています。写真がきれいなので、写真を見るだけでも楽しめます。プロの写真家が撮影したのだと思いますが、プロはすごいですね。そこで、これまで雑木林で見てきたキノコの種の同定をしようとしたのですが、これがまた難しい！のです。似たようなキノコがたくさんあって、見分けることができません。出始めと成長してからの形がかなり違いますし、形や色だけでなく、裏返して傘の下のひだを見るなど、細かな特徴を捉えないと同定が出来ないことも知りました。　　今日は、新たに雑木林で見たキノコをご紹介し、図鑑で同定した種名も入れてみたいと思います。たくさんあるので、何回かに分けないと紹介しきれないと思います。これまでに紹介したキノコにも、種が分かったものについては、今後、その記事の写真に名前をつけておくようにしたいと思います。同定が難しいので、ここに書いた種は、みなクエスチョンマークつきであることをお断りしておきます。種類は多くはないと聞いているのですが、毒キノコは恐いですからね。素人判断は禁物ですよ。　　　　数日前に写した左のキノコが、昨日は右のように大きく傘を広げていました。実に美しい、キノコらしいキノコですね。おそらく、イグチ科のアカヤマドリだろうと思います。　　右は、ベニナギナタタケ（シロソウメンタケ科）だろうと思います。まるで枝サンゴのようですね。左は、クリタケ（クリタケ族）の出始めに良く似ています。傘の表が見事に栗色で、光沢もクリに似ていますね。　　左は、タマシロオニタケ（テングタケ科）に先ず間違いないと思います。根の部分に丸い卵のようなものをつけています。これは猛毒だそうです。テングタケの仲間は、毒があるものが多いようです。右は、ベニタケ科のケショウハツだろうと思います。　　左は、アカイボカサタケまたはトガリウラベニタケ（イッポンシメジ科）でしょうか？　右は、傘の表の模様がきれいですが、種はどうしても分かりません。　　この続きは、また・・・・。

September 29, 2007

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すごいですね、山のキノコは！　たくさんの種類のキノコがニョキニョキと！！

　　昨日は晴天になり、やぐらを作るために雑木林に行きました。三段目のやぐらの作成に取り掛かったのですが、やはり高くて恐いのと、柱を長く取ったので重くて一人では持ち上げられません。やはり人手がないとダメですね。それは後日報告ということにしましょう。　　このところ、雑木林のキノコの話が続いていますが、今日もまた雑木林に生えてきたたくさんの種類のキノコをご紹介しましょう。わずか２，３日の間に、次から次へとキノコが生えてくるのです。それには驚きです。秋たけなわ、ということなのでしょうね。　　雑木林の入り口付近に、真っ白の傘が直径１５ｃｍもあるような大きなキノコが三つも生えていました。こんなに大きなキノコは始めて見ます。近くに、まるで雪だるまのような真っ白のキノコが生えていました。雑木林にやってきたＨさんは、雪だるまのようなキノコが大きくなって、真っ白の傘の大きなキノコになる、これは猛毒ですよ！　と教えてくれました。姿かたちが面白いですね。図鑑によれば、シロオニタケのようです。　　何よりもびっくりしたのは、クロっぽいキノコを発見したことです。下右の写真では紫色に見えるのですが、実際は黒紫色と言った方が良いかもしれません。地元の方から、クロタケというキノコがおいしいよ！　といわれていたのですが、それかもしれません。図鑑によれば、ムラサキフウセンタケのようです。また、薄紫の小さなキノコもありました（左）。それは濡れたような光沢があり、きれいでした。図鑑でも種は分かりませんでした。　　下左の写真は、大きな傘（約１０ｃｍ）もあるもので、色がもっと黄色っぽい独特な色です。図鑑では、アケボノアワタケのようです。右は、いかにもキノコという感じですね。コテングタケのようです。　　小さなものでは、下の写真のような面白いキノコもありました。右は、まるでお饅頭のような形ですね。これはカブベニチャだろうと思います。左はピンク色をして傘が丸くないのです。種は同定できませんでした。右下は平べったくて、周りに白い縁取りがあります。左は、サルノコシカケのようにコナラの幹に生えていました。図鑑によれは、ウチワタケのようです。　　右下は、傘が大きくて真っ赤です。ベニイグチと思われます。左は、傘が大きくて、傘の上にに放射状の模様がついています。テングツルタケのようです。　　もっとたくさんあったのですが、これ位にしておきましょう。今後もいろいろの種類のキノコが出るのを楽しみにしています。

September 19, 2007

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キノコ、まだありました！　痛めつけられてリョウブの幹！　シカの食害だそうです！

　　今日も、雑木林に行ってやぐらを作る作業をしてきました。後日、まとめて報告します。　　先回は雑木林のキノコを紹介しましたが、まだありました。下の写真です。小さい黄色のキノコはしばしば見られました。アカヤマタケでしょう。左の茶色の大きな傘のキノコは始めて見ます。図鑑によれば、ニセオリミキのようです。びっくりしたのは、下の鮮やかな赤いキノコです。本当にきれいです。名前が知りたいですね。図鑑を見ると、ベニテングタケのようです。猛毒とのこと。　　ところで、幹がサルスベリのようなきれいな模様のある、リョウブという樹木をご存知の方が多いと思います。ボクもその模様が大好きです。ところが、下の写真のように、そのリョウブの幹の下の方に傷がついているのを発見しました。幹の下のほうで、決して上の方には傷はありません。それも、ただ一本のリョウブが傷がついているのではなく、大部分のリョウブの木の幹に同じような傷がついているのです。何故なのかと前から思っていました。　　先日、近くの雑木林に家を建てたＨさんと話しをしていたら、「うちの庭にもあって、そのリョウブは枯れてしまっています。わたしが聞いているのは、リョウブは表皮に甘みがあって、シカが好んでリョウブの皮を食べるようです。だからシカの口が届く範囲の幹の下の方の皮が傷んでいるのでしょう。昔の人はそれを知っていて、飢饉のときの食料として山にリョウブを植えたそうです。」というのです。なるほど！　シカの食害だったのですね。食べられてから相当時間がたっているのでしょう、生々しい傷跡ではありません。下右は一本の木、左は株立ちしたリョウブですが、大分やられているのがわかりますね。写真は代表的な例ですが、その目で見ますと大部分のリョウブがやられています。　　幹の周りをぐるりと表皮を剥ぎ取られれば、その木は枯れます。なぜなら、大部分の樹木は、表皮のすぐ下が吸い上げた養分の通り道です。幹の中を養分が通るのではないのですね。Ｈさん宅のリョウブは、シカによって幹の周りをぐるりと表皮を剥ぎ取られてしまったのでしょう。ですから、樹木を枯れさせる方法として、巾１０ｃｍくらいに帯状に表皮を切り取ってしまう方法がとられます。人工林の間伐の方法として、この方法が使われることがあります。　　その目で雑木林を見渡していたら、フィールドアスレチックのすぐ脇にあるツクバネガシの大木の幹も傷がついていました。もしかしたら、シカの食害かもしれません。　　昔の人々は、そのようなシカの習性からリョウブを山に植えて飢えをしのぐことを考え付いたのかもしれませんね。昔の人は、動物からも学んで生活していたのでしょう。昔の人々の知恵は、素晴らしい！！　　帰りに、きれいな羽根を持つカケスが雑木林を飛びぬけていきました。鳴き声はしばしば聞いていたのですが、間近に見たのは久しぶりです。これもきれいな鳥ですね。

September 11, 2007

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秋はキノコの季節、雑木林にはいろいろのキノコが生えていました！　

　　樹上ハウスのやぐらを作るために、土曜日と今日、雑木林に行ってきました。作業は遅々として進みません。コナラを何本か伐採して、柱や横木などがそろいました。伐採後、ようやく二段目を完成させ、二段目に登るハシゴを作り、取り付けました。この分で行くと、樹上ハウスを完成するには、月末までかかってしまいそうです。　　このところ、雑木林に鳴いているのはツクツクホウシというセミです。かつては全山ヒグラシの合唱でしたが、それにアブラゼミが加わっていました。それらのセミがすべていなくなってしまったのです。そういうセミの季節変化も面白いものですね。一休みしていたら、ボクの脱いだ帽子にクロヒカゲが止まりました。地味ですが、きれいなチョウですね。　帰り道にコナラのドングリが落ちていました。先日の台風で枝が落ちたのでしょう。もう、コナラがドングリをつける季節になったのですね。コナラの木は高いところに葉が繁りますので、下からはドングリがなっているかどうかはなかなか分かりません。このドングリはまだ青いですが、秋が深まると茶色になっていくのでしょうね。　　ところで、秋ですね！　いたるところにキノコが生えていました。キノコには、毒キノコがあるので、恐くて食べる気がしません。キノコ図鑑を買ってきて名前を調べてみようと思っているのですが、まだ図鑑を買っていませんので名前が付けられません。でもきれいなキノコがありますよ。下のたくさんの写真がそれです。　　上の鮮やかなオレンジ色のキノコは、同じ種でしょうか？　色は同じですが、右のは小さくて傘が丸いですね。左は傘が開いています。下の写真は、もっと大きなキノコです。食べたくなるようなキノコですね。でも、赤紫の大きいのは、いかにも毒がありそうで不気味です。　　これだけでも６種類、これからもっとたくさんのキノコが見られるでしょう。去年は、もっとたくさんの種類を見ましたので・・・・。やはり図鑑を買って、きちんと種を同定しないといけませんね。

September 10, 2007

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雑木林がきれいになりました！　びっくり、ヒグラシの交尾！

　　雑木林の草刈りをしたことは先回話しをしましたが、ディジカメを忘れてその様子をご紹介できませんでした。下の写真が、ササを刈ってきれいになった雑木林の様子です。　　昨日は、茶席の竹マットが腐ってきたのを直しに行きました。竹マットを作るときに、今年生えたての若い竹を使ったために、この梅雨時の雨で腐ってしまったのです。見栄えがしませんし、坐るのも気が引けるほどの腐り方です。そのマットを取り除きました。新しいマットは、これから作るのですが、竹を伐採するところから始めなければなりません。後日としましょう。　　びっくりする光景見ました！　先回、今年の雑木林のヒグラシがすごく増え、全山ヒグラシの鳴き声に包まれることをお話しましたが、小道を歩くと下草からバタバタと飛んで逃げていきますし、ボクの体にぶつかってくるほどです。そしてこの光景に出会ったのです。下の写真をご覧下さい。ヒグラシの交尾です。林床にバタバタと出てきたヒグラシを見たら、交尾していたのです。大きいのがオスでしょうね。ヒグラシがこんな風に交尾するのを見たのは初めてです。孵化してからほんのわずかな短い生存期間に、子孫を残そうと懸命に命の営みをしているのですね。感動の場面でした。　　この雑木林で、久しぶりにフルートを吹いていたら、すぐ近くの雑木林に家を建てたHさん夫妻がひょっこり訪ねてきてくれました。「雑木林でフルートの音を聞くなんて、優雅でいいですね・・・・」と喜んでくれました。ひとしきり話が弾んで楽しいひと時でした。　　また、帰りの小道に、とんがり帽子のような形をした小さなキノコを見ました。キノコの名前は分かりません。キノコは秋、と思っていたのですが、夏から出てくるのですね。これから、キノコの季節が始まるのは楽しみの一つです。

July 28, 2007

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「森の不思議」、フィトンチッドってなに？

　　よく降りますね！　この地方は、雨、雨、雨の毎日です。なかなか外に出て作業ができません。そこで、大分前に友人に紹介された本を読みました。神山恵三著『森の不思議』（岩波新書）という本です。１９８３年初版とありますから、２０数年前に出されたものですが、面白くて一気に読んでしまいました。ご存知の方も多いと思いますが、神山さんは、かつて気象庁の研究者で、後に共立女子大の教授をしていた方です。森の樹木から発するフィトンチッドという物質の作用を研究して、「森林浴」ブームの火付け役となった方です。　森に入ると、さわやかですがすがしい気分になりますね。本当にそうです。ボクのように臭覚が鈍いものでも、ボクらの雑木林に入るとすがすがしい香りに包まれ、気分が爽快になります。作業を終えて、小鳥たちのコーラスを聴きながらベンチに坐ってぼんやりしている時間は、ボクにとって最高のときです。まさに「森林浴」です。この本を読んで、その内容を科学的に知ることができました。お勧めの本です。　　フィトンチッドというのは、植物から発散される芳香性の微細物質（テルペン類）の一種で、植物が出す殺菌物質だそうです。いろいろの例が挙がっているのですが、興味深く感じたことをいくつか書いてみましょう。　　小鳥の営巣期、いよいよ卵を生み出すころになると、必ずといってよいほど枯れ枝の変わりにスギの青葉が入り始めるとのこと、それは青葉から発散される物質が卵からかえったときに、さまざまな害虫からヒナを守ってくれることを知っているというのです。また、クマタカのオスは、メスへのプレゼントとしてスギの葉をせっせと運んでくるといいます。杉の葉が生の肉を腐りにくくすることを知っているのだ、というのです。まさに殺菌効果ですね。　　ヒバで作った家には、三年間は蚊ガ入らないと言います。「ヒバ剤で作った柱には釘がきかない」そうです。打った釘がさびないと摩擦が少なく、釘の木材への止まり具合が悪いのだそうです。　　もう一つ、「このナギ林は純林で、他の雑木はあまり見かけない。それはナギの木からナギラクトンなる物質が放出されていて、これが他の植物の侵入を阻害してしまうからである。クルミの木の下も、下草が生育しない。これもクルミの樹体からユグロンという物質が放出されていて、これが下草の生育を押さえ込んでしまうからである。」　なるほど、それぞれの植物は自分の領域を守ろうとするために、それぞれ特定の物質を出して他の植物の侵入を防いでいるのですね。　　また動物と植物の間でもこのようなことが起こっていると著者はいいます。「キンポウゲは牛などに食べられないようにプロトアネモンという物質を出している。これを食べると強い痙攣を発する。牛はそのことを良く知っていてそれを食べない。」　著者によると、カブトムシがクヌギやコナラの木に取り付いて樹液を吸うのは、逆に植物の発する物質（臭い）に惹きつけられるからだ、と言います。その因果関係はまだ充分に明らかにされていませんが、面白いことですね。　　その他、人間に対するフィトンチッドの効果の実験例などたくさん上がっていて興味をそそられました。詳しくは、一読していただくとしましょう。

July 3, 2007

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雑木林でフルートを！　クロヒカゲが楽譜にとまりました！裏山の植物たち。

　　　　今日は、よく晴れて穏やかな日だったので、あの雑木林に行きました。フィールドアスレチックのトロッコを修理するための材料の調達をはかるためでした。その仕事は早く終わってしまったので、久しぶりにフルートを取り出して吹きました。抜けるような青空と緑の木漏れ日、風に揺れる緑の葉、遠くから近くから聞こえるキビタキ、ホトトギス、オオルリの鳴き声、その中でのフルートの演奏は、まるで天国でした。ホトトギスは遠くで鳴いているのはしばしばなのですが、今日はかなり近くで鳴いていました。また、今日はどういうわけか、小鳥たちは鳴き声を止めませんでした。フルートの音に慣れてきたのでしょうか。至福の一時でした。　　演奏していたら、クロヒカゲというチョウがボクの周りに数匹が飛び交っているのです。その一匹が、楽譜の上に止まりました。あわてて写したのが上の写真です。表は褐色がかった黒、裏は大きな二つの蛇の目が特徴です。地味ですが、近くで見るときれいなものです。　　裏山と庭の樹木を紹介しましょう。上左の写真は、庭の真ん中に植えたカツラの根元から出ている脇芽です。カツラの葉はハート型で美しいのですが、脇芽はピンクがかってとてもきれいなのです。右は、イボタノキの花です。長い間名前が付けられなかった樹木なのですが、花がついてようやく図鑑と一致してイボタノキであることが分かりました。あまりなじみのない木ですよね。　　右左は、ムラサキシキブの花を写したものですが、花が小さくてあまり分かりませんね。葉の付け根に黄色い小さな花が咲いています。上向きに咲くので、下向きに策ヤブムラサキとは区別できます。左は、ネムノキの新芽が出たところです。他の落葉樹と比べて、新芽の時期が大分遅いですね。羽状複葉の小さな葉が特徴ですが、日が出ているときは開き、日が陰っているときは葉が閉じるのです。それが面白いですね。そして、梅雨に入るときれいなピンクの花をつけます。このネムノキは、去年はようやく３輪咲きましたので、今年はもっとたくさん咲くことを期待しています。　　一番下の写真は、裏庭の棚のアケビが小さな実をつけたところを撮りました。びっくりしたことは、もうこの季節に実を付け始めるのですね。９月頃には大きな実がたわわになることでしょう。それも楽しみです。また、ヤブムラサキの葉陰に、見たこともない小さなチョウを見ました（下右の写真）。図鑑で最もよく似ているのは、ツマキチョウでした。おそらくそうでしょう。きれいにチョウです。

June 6, 2007

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今日ボクがテレビの取材を受けました！雑木林で子どもたちが大勢集まり、歓声に包まれました！

　　今日は、雑木林に子どもたちの歓声が響き渡りました。それは、次のような事情によります。近くに住む方で、あるテレビ局を退職した方と知り合いになり、ボクの活動を知って別のテレビ局のディレクターにボクの話をしたらしいのです。「面白い活動をしている男がいるよ、年寄りなのに雑木林にフィールドアスレチックを作ったりして子どもたちと遊んでいるんです」。そのテレビ局は「ＴＶ愛知」。ＴＶ愛知では、「老いのかたち」というシリーズで、元気な年寄りを取材して放映していますが、そのシリーズに森楽さんを取材したいというのです。そこで今日が、その取材の日になったわけです。　　ディレクターがこの地区の小学校に子どもたちを誘ってくれるように頼み込み、校長・教頭は場所を下見して「良くここまで作られました！感動しました」いといい、帰って子どもたちに話したのでしょう。今日は１０数名の子どもたちが雑木林にやってきました（全校生徒の半分くらい）。学校の先生も三人も参加し、保護者のお母さんも数名参加してくださいました。雑木林がこんなににぎやかになったのは初めてのことです。女性の教頭が「子どもたちが学校にいるときよりも生き生きとしていますね。」と言ってくれたことが何よりもうれしく思いました。子どもたちは本当に、思い思いにフィールドアスレチックを楽しんでいました。子どもたちに聞いたら、「こんなものが学校にあったらなあ！」「おじさん、トロッコが面白い！学校に作ってくれない？」などの声も聞かれました。　　お母さんたちは、「こんな近くにこんな面白い遊び場があるなんて、知りませんでした。また来させてください。」　あるお母さんは、「アノー、子ども会に使ってもいいですか？」「もちろんいいですよ！」。またボクは、先生たちにこんな提案をしました。「ここを学校の理科の授業とか、体育の授業に使ってくださいませんか？」「いいですね、いろいろと使えますね。」などの会話をしました。　　遊びくたびれた子どもたちは、茶席に上って一休み。ヨーグルトをもらってニコニコ。帰る頃に、本物の抹茶を立ててもらって、子どもたちが飲みました。立ててくださったのは、この雑木林の地権者のＫさんです。面白かったのは、それまで元気にはしゃいでいた子どもたちが急に静かになり、落ち着いた雰囲気の中でお茶を飲んでいたことでした。茶道というものは、人の心を落ち着かせるのですね。１年生の可愛い男の子が、神妙にお茶を飲む姿には、思わず微笑んでしまいました。大きくて重たいカメラを担いで登ってきて、たくさんの人を取材してくださいました。ご苦労様でした。　　という具合で、たくさんの子どもたちとも、お母さんたちとも知り合いになれて楽しい一日でした。このフィールドアスレチックを利用する人も、少しずつ増えていくことでしょう。こんなにたくさんの子どもたちや大人が来てくれて、ボクが作ったシカの親子も、茶席の竹マットも、さぞかし喜んだことでしょうね。　　テレビ放映は、６月１９日（火）午後４：４５～５：３０の番組で、ローカル番組になってから５：１５からの４分間です。大きな事件が起こると次の週にまわされることがあるとか・・・・。予備日が２５日（月）の同じ時間帯です。見ていただけたら幸いです。わずか４分間の放映に、こんなにたくさんの時間をかけて取材をするのですね。そのことにもビックリしています。

June 2, 2007

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雑木林の茶席に竹マット完成！　雹が降りました！　スゴーイ！

　　今日は天気になりましたので、雑木林に行って、未完成だった茶席のフロアーに竹マットを敷いてきました。完成した状態の写真をお目にかけます。　　また、雑木林の中で、オトシブミを拾いました。珍しいので調べてみたら、甲虫のナミオトシブミの通称で、体長は３～１０ｍｍ。夏、広葉樹の葉を丸めた中に産卵して地上に落とすのだそうです。これを「ほととぎすの落文」というとのこと。中の甲虫は内面を食べて育つそうです。面白いですね。　　それから、この頃散歩をしていないので、いつもの散歩道を歩きました。そうしたら、見事なカザグルマに出会いました。三つの花が並んでいてきれいです。前に側溝にイモリを発見したことを話しましたが、別の場所にも住んでいました。観察する限り、水深がかなり深くないと生息しないようです。図鑑を調べていたら、イモリは７、８月になると陸上に上がるのだそうです。一度見てみたいものですね。　　道沿いに大きなホウノキを発見しました。高いところに花が咲いているのが見えましたが、下からではあまり見えませんね。大きなきれいな花なのに・・・。雄大なホウノキの葉を見ていると、心がなごみます。ヤマツツジの後にモチツツジが咲くと聞いていましたが、本当ですね。たくさん咲いていました。下の写真は、それが共存しているところです。コバノミツバツツジは見かけません。　　ビックリしたことは、川沿いに繁茂するもみじ（おそらくイロハモミジだろうと思います）の一部が紅葉しているではありませんか。ももじの紅葉は秋というのが常識ですが、初夏であるのにどうして紅葉しているのでしょうか。ボクが推察するに、強風で枝先が折れたりして、葉が枯れたのではないかと思っています。　　下の写真は、散歩道の奥の方の皮の対岸に咲いたミヤマザクラです。開成地区ではじめて見ました。大きな立派なミヤマザクラですね。近寄れないのが残念です。　　雲行きが怪しくなってきたので帰ってきたのですが、猛烈な雨になり、遠くで雷も鳴り始めました。そのうちに、大きな音を立てて雹が降ってきました。こんなに大粒の雹は初めて見ました。大きいのは８ｍｍくらいありました。デッキや庭が白く変わりました。すごーいです。

May 31, 2007

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雑木林の茶席に竹マットを敷きました！

　　昨日は、ミヤマカワトンボにかなり近づいて写真を撮ることができました。しかしやはり、ボケています。動物の写真はむずかしい！！　池にトノサマガエルがやってきたことは前に書きましたが、昨日は、真ん中の石の上に置いた、大ミズゴケの鉢のなかにトノサマガエルが入り込んでいました。左の写真の真ん中に草に隠れてカエルがいるのが分かりますね。カエル君、ミズゴケのマットの中で、とても気持ちが良さそうです。　　ところで、５月１０日の記事で雑木林に茶席を作ったことを紹介しましたが、ノジ板を打っただけで、ゴザをしいてお茶を楽しんでわけです。ノジ板やゴザでは風情がないと、竹マットを作りました。結構、作るのがむずかしかったです。　　使う竹はなるべく太いモウソウチクを選びました。また、まだ堅くなっていない今年出たものを使いました。タケノコのシーズンは終わりましたが、イノシシに食われなかった竹が大きく成長しています。８ｍくらいになっているものもあります。下２～３ｍは皮がむけていますが、上のほうは皮をかぶっています。竹の表面の緑がきれいです。伐ったのですが、竹から水が噴出すくらいに水を吸い上げているのにはビックリしました。春は、植物が大量に水を吸い上げるのですね。右下の写真は、竹を裂いたところです。左はまだ皮が剥けていないものです。皮をむくと水玉ができるくらいでした。　　小刀で竹を裂いていくのですが、やわらかくてすいすい裂けます。節の部分だけは固いので槌でたたいて裂きます。先ずは１本通して裂き、それから節の部分だけを約３ｃｍ間隔で裂きます。開いたときにばらけないように、交互に節を裂くのがコツです。始めはそのことに気付かず、１本失敗しました。そして最後に竹を開いて、なるべく平らになるようにします。直径約１０ｃｍの竹ですので、開くと３０ｃｍくらいに幅になります。上左の写真は、水分を一杯含んでいますので、開いた竹を天日に当てて乾かしているところです。それを雑木林に持って上がり、茶席に敷いてビスでとめた様子を写したのが下の写真です。　　なかなか格好よくなったでしょ！　竹の緑が美しいですね。この上でお茶を飲むのを楽しみにしています。ところが、雨が降ってきたので全部を張り終えることができませんでした。完成した写真は、次回にご紹介します。

May 30, 2007

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雑木林の草本類を発見！　ケネザサを刈ったためか？

　　昨日、フィールドアスレチックのある雑木林に行ってみたら、いろいろの発見がありました。一つは、散策路や広場を良く見ていたら、あちこちに草本類を見かけました。去年までにボクが見た草本類は、シュンランの２株だけでした。新たに発見した草本類をご覧に入れましょう。　上の写真は、ギンリョウソウです。ボクは全く初めて見る草本です。連れ合いが教えてくれました。まだ出始めたところでしょう。別名ユウレイダケというのだそうです。花から茎まで、白い半透明でして、幽霊のようです。「ダケ」というからキノコの一種とも思われますが、れっきとした「草」だそうです。変わった草ですね。昨日だけで１０箇所ほど、一まとまりに集中して生えることが多いようです。中には１０本もまとまって生えているところもありました。　　下の写真は、名前も分からない草本です。ボクは、樹木の方は大分分かるようになったのですが、草本は苦手です。あまりに種類がたくさんありすぎて覚えられないからです。下の草も、もっと大きくなって花が咲けば、その種類も分かるでしょう。一番下の写真は、ワラビではないかと思います。これも、昨年までは見かけなかった植物です。　　この雑木林にどうして草本類が見つかるようになったのか、そのわけは、雑木林のケネザサを刈ったためだと思っています。４月４日の記事に書いたように、林庄にはびこるケネザサは、強い繁殖力を持つために、他の草本類を生えさせないようにしてしまうのです。そして、発芽しようとするときに日照を奪われて成長できないのでしょう。ササを刈っただけでそのような変化が起こったことに驚いています。梅雨明けくらいのもう一度刈って、それを３年も続ければササを退治できると聞いています。実行したいと思っています。この雑木林に草花が復活するのを見たいからです。　　もう一つの発見は、エビフライを見つけたことです。エビフライ？？？と思われた方が多いと思いますが、これはまだやわらかい松ボックリを、リスなどの動物が食べた残りかすです。まだ一つしか発見していませんが、これがあるということは、リスなどの樹上で生活する動物がこの森に出入りしていることを示します。リスなどに出会ったことはありませんが、出合う可能性が出てきました。嬉しいことです。下の写真で、枯れたササの葉の上に乗っているのがそれです。

May 19, 2007

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シカの親子が一緒になってうれしそう！　裏山にフジが咲きました！コミスジが飛来！

　　雑木林でシカが一匹では可哀想と、子鹿を作ってみました。前足を折って遊んでいる様子を表現したかったのですが、うまくいきませんでした。子鹿の顔が長すぎたかな？！ドリルで目や鼻を付けているんですよ！　でも、角を生やした大きなシカも、子鹿と一緒になって、なにか嬉しそうですね。　　雑木林の茶席の中にウリカエデを取り入れたことを話しましたが、改めて見るとウリカエデの幹はきれいですね。グリーンに黒い縦じま模様なのですね。また、林の中を歩いていたら、ミズナラではないかと思われる大きな葉を見ました。左の写真です。ボクにとって、この地方で初めて見る樹木です。　　　　我が家の裏山に、フジが初めて花をつけました。裏山に自然に生えてきたフジです。いつ花を作るのかしら、と待っていたのです。でも花の色の紫が薄く、花も小さいです。肥えが足りないのでしょうか。水路の脇に棒を立て、それに横木を渡して、それに這わせて藤の花を楽しもうかと考えています。　　庭には、フキが大きな葉を広げ始めました。どこからか種が飛んできて、いたるところに広がるのです。もっと大きくなったら、つんでみようと思っています。煮物にして食べると美味しいですよ。　　　そして、庭の花壇に、コミスジというチョウを見つけました。下の写真です。今年初めてお目にかかりました。きれいなチョウですね。水路沿いに、赤い羽根のミヤマカワトンボを今年初めて見つけました。きれいなトンボです。写真は取れませんでしたが・・・。シマヘビも見ました。マムシも見ました。生き物がいっぱいの季節ですね。

May 12, 2007

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シカが新緑の雑木林を楽しんでいるようです！　正解は雑木林の風情を楽しむための「茶席」でした！　

　　この季節、雑木林はきれいです。新緑が真っ盛りです。上の写真は、ボクが作ったシカの置物を入れて、雑木林を写したものです。コナラ、シロモジ、ネジキ、コシアブラ、リョウブなどの落葉樹の新緑は一段と美しく映えます。常緑の低木（イヌツゲ、ソヨゴ、アセビなど）を伐採したことは前にお話しましたが、そのために見通しの良い明るい雑木林になっていることが分かると思います。シカも喜んでいることでしょう。　　さて、４月２８日の記事で、アカマツの木に横木を渡した写真をお見せして「さて何を作るのでしょう？」と問いを出しました。ようやく完成しましたので、ご披露します。正解は「茶席」でした。　　「これが？？？」と思われるかもしれませんね。これは、小原村で雑木林の手入れをしているＩさんに教えていただいたもので、立っている樹木を利用してやや高い位置に平らな桟敷を作り、雑木林の風情を楽しむ、という趣向です。　　およそ直角に近い配置をしているアカマツの木を利用し、もう一本に伐採したコナラを立て、横木を渡して平らにします。端にはウリカエデが株立ちしていますが、それを残しました。新緑や紅葉のシーズンにそれを楽しむために残したのです。横木も、伐採したコナラを使っています。桟敷から落ちないように、コナラで枠を作ります。それにタルキを渡し、ノジ板を貼り付けます。何人かの人が乗るので、土台をしっかり作らなければ成りません。タルキを渡した真ん中にコナラを立て、それにタルキを渡して支えにします。真ん中にも支えをします。　　桟敷の広さは２×２ｍ、高さは１．８ｍくらいです。ウリカエデの部分だけノジ板を空けてあります。大人なら３～４人は乗れるでしょう。コナラは曲がっていますので、水平に桟敷を作るのがとてもむずかしかったのです。それにハシゴをつけて登れるようにしました。はしごも、伐採したイヌツゲとウリカエデの木で作りました。生きている樹木にトラロープを巻きつけても樹木を傷つけないことを、Ｉさんから教えていただきました。ノジ板だけでは風情がないので、今後、若い青竹を割って平らに延ばし、ノジ板の上に敷き詰めたいと思っています。　　高いところに坐って眺める雑木林も、なかなかいいものですよ。抹茶などを立てて、ゆっくりと雑木林を楽しみながらお茶を飲むなんて、素敵じゃないですか！！　フィールドアスレチックのすぐ近くに作ったのも、子どもが楽しく遊べるだけではなく、大人も楽しめる雑木林を作りたかったからです。どうです？　雑木林にお茶を飲みに来ませんか？　　

May 10, 2007

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イノシシ君はすごい、見事に食われたタケノコ！　シイタケのホダ木の組み立て完了！

　　昨日は、一日中どしゃぶりの雨でした。今朝は曇ってはいるけれど、雨はやんでいたので、朝飯前に雑木林に行ってみました。シイタケのホダ木に菌を植えて二月ほど経ったので、立てかける作業をしようと思ったからです。行って見たら、ビックリ！！　一昨日は１ｍを越えるまでに伸びたタケノコが、イノシシに食われていました。そんなに大きくなったタケノコは人間様でも堅くて食べられません。他の小さなタケノコも全部掘り取られていました。　　右上の写真は一昨日写したもので、１ｍを越えるほどになっていました。大雨が降ったので、昨日はもっと大きくなっていたでしょう。左上は食べられたタケノコです。根元から５０ｃｍくらいのところから、見事にかじり取られています。そして、下の写真のように、周辺にはタケノコの皮が散乱していました。イノシシ君たちの食欲は、すごーい！　しかし、よほどイノシシ君たちは食べ物がなかったのでしょうか、堅くなったタケノコまで食べるのはよほどのことでしょう、などと想像しています。そして、午後から晴れてきましたので、シイタケのホダ木を組み立てる作業をしました。かぶせてあったゴザを取り除き、三箇所に木の枝で×印に組んで紐で縛り、それに長い真っ直ぐな枝を乗せます。その上にホダ木を交互に立てかけて完了です。菌を植えてから二月もゴザをかけておくのは、ホダ木が乾燥しすぎないようにするためです。組み立てて１年半ほど、つまり来年の秋まで待つと収穫となるわけですが、そのままというわけには行きません。一月おきくらいに表と裏をひっくり返し、二月に一度くらい上下をひっくり返すのだそうです。そうすることによって、ホダ木の湿度が均等になるようにするとのことです。結構面倒なものですね。シイタケは、イノシシやシカの大好物ですので、その防御も考えなければなりません。それは、その時に考えることにしましょう。

May 7, 2007

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連休に田植えが！　雑木林の芽吹きがきれいです！

　　イノシシが食べ残してくれたタケノコがたくさん残っていて、初体験の息子夫婦とタケノコ掘りを楽しんだことは言うまでもありません。さて今日は、朝起きたら家の前の田んぼで田植えが始まっていました。温かな好天に恵まれ、一気に作業が進むようです。一面に小さな稲穂が風になびき、風景が一変しました。　　また裏に回ったら、アケビが棚に一杯咲いていました（下左）。葉が５枚あるゴヨウアケビです。アケビの花はきれいです。こんなに一杯、一面に咲くのですね。大分前にある人から「棚を作ると、アケビが良く成るよ」といわれて、アルミの棒（廃材）を利用して骨組みを作り、それに細い竹を渡して棚をつりましたが、見る見るアケビが棚に絡み、一面に広がりました。去年からたくさんのアケビの実がなりました。今年は、もっと花が多く咲きましたので、この９月にはもっとたくさんの収穫がありそうです。また、庭のヤマブキも黄色い花が咲き始めました（下右）。　この村の雑木林に新緑が始まったことを先にお話しましたが、いつもの雑木林に行ったら、コナラが芽吹きを始め、ヤマザクラがたくさん咲いていました。ウグイス、キビタキ、オオルリなどの小鳥が美しい声を聞かせてくれている中を、樹木の芽吹きを見上げて過ごすのは、まさに感動です。　　上はヤマザクラを見上げたところですが、シロモジの新緑もきれいですね。アカシデの新緑もきれいでした（下の写真）。ボクはアカシデの木が大好きです。樹皮の模様が昔風の和服の生地のようですし、小さい葉の根元に赤い花をつけてきれいなのです。それでボクは、庭にアカシデの木を植えています。まだ小さいですが・・・・。この木はコナラに匹敵する大木に育ちますが、この雑木林ではまだそれほど大きくなっていません。成長が楽しみです。　　そして今日の午後、前から楽しみに待っていた弦楽四重奏のコンサートに行ってきました。前にお話した鬼久保広場の、リフレッシュセンターというところです。名古屋フィルハーモニーのメンバーによるカルテットで、今日はそれにオーボエが加わって、美しいクラシック音楽を楽しみました。モーツアルトのオーボエ四重奏曲は、ボクがフルートで演奏していた曲でもあり、ひときわ感動しました。休憩の時に広いデッキに出て、演奏者とじかに話ができるのも楽しいですね。そのあいだにも、しきりにオオルリが鳴いていたのですよ。

May 4, 2007

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雑木林で何を作るのかな？　それは完成してからのお楽しみ！

　毎日のようにタケノコが取れます。イノシシは裏山の奥の方のタケノコを食べているようです。庭に近い方のタケノコが毎日採れるのです。イノシシ君たちは、奥の方のタケノコで満足しているのか、あるいはまた人間に少しは残しておいてやろうと考えたのか、どちらでしょうかね？！。これだけ毎日採れると、タケノコばかりの食卓になってしまいますし、そのままにして竹にしてしまうのはもったいないし、と思っていたのですが、はたと思いつきました。「そうだ、息子たちの宅配便で送ればいいのだ！」　東京で息子たちが集まるとのことで、ちょうどいい時期だと思ったのです。そこで早速、同時に採れたタラの芽をダンボールに詰めて送りました。喜んでくれるかな？　　今日は午前中に雑木林に行きました。少しの樹木を伐採したりしました。下の写真は、あるものを作るために伐採した樹木を集めたものです。それぞれの木材は、あるもののパーツとなります。さて、何を作るのでしょうか？？？　　　また、下の写真は、立っている樹木に横木を渡し、トラロープで縛っています。何やらを作っているようですね。何を作ろうとしているのか、お分かりになりますか？？？　　正解は、完成したらご披露したいと思います。お楽しみに！

April 28, 2007

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久しぶりに雑木林に！　ヤマザクラが一本だけ咲いていました、野鳥の天国でした！

　　朝、庭に出たら、下の写真のようなチョウが止まっていました。小さいチョウですがきれいなのです。あとで図鑑を調べたら、ベニシジミであることが確認されました。また、タラノキにできるタラの芽が一つだけ採れました。まだ一つだけなのでてんぷらにするほどの量でもなし、ガラスコップに入れて鑑賞しています。タケノコも4本ほど採れました。たくさん採れるのはいいのですが、料理のネタがなくもてあましてしまいますね。姉にタケノコの炊き込みご飯を作ってくれるようにお願いしています。　　さて、姉と一緒に各地に出かけることが多く、しばらくフィールドアスレチックのある雑木林に入っていませんでしたが、土曜日の午前中に行ってきました。それは、雑木林に茶席を作りたいという、長年の念願を実行に移すためでした。それと、この村もヤマザクラが咲き始めましたので、この雑木林にも咲いていないかどうか確かめたかったからです。地主のKさんの畑から山を見ても、咲いている気配もありません。新緑もまだ始まっていませんでした。雑木林の中を見て回りましたが、たった一本だけ咲いていました。とてもきれいでしたが、真下からしか写せませんので、あまり良くは写っていませんね。　ところが、野鳥の鳴き声にうっとり聞き入ってしまい、作業どころの話ではありませんでした。遠くで、近くで、ウグイスが鳴き、数ひきのホオジロが近くまで飛んできますし、その鳴き声がまたきれいなのです。そして、設置しておいた小鳥の巣箱に、ホオジロが出たり入ったりしていました。はじめて見た光景で、嬉しかったです。そのうちに、キビタキが美しい鳴き声と姿を見せてくれました。その巣箱にも入ろうとしましたが、入ることはありませんでした。今年は、営巣に利用してくれるかもしれません。期待しているところです。エナガもやってきました。遠くでは、イカルが美しい声を響かせていました。まさに、野鳥の天国です。　　そうは言っても、茶席を作る材料くらいは伐採しておかないといけないと思い、チェンソーで株立ちしていた二本のコナラを伐らせてもらいました（下の写真）。10ｍ近くになる木でしたので、枝が周囲の樹木に引っかかり切り倒せないのです。チェンソーが切り口に挟まってしまい、苦労して取り出しました。　茶席を作るというのは、適度に離れて生えている三本のアカマツを利用して、もう一本を伐採したコナラを使い、4本の柱にします。それに２ｍくらいの高さに木を渡して平らな場所を作るのです。ちょうどその真ん中に、ウリカエデが株立ちしていますので、秋にはその紅葉を鑑賞しながらお茶を楽しむ、という趣向です。さて、どんなものができますか、完成したらアップしたいと思います。

April 22, 2007

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雑木林の地形断面測量をしました。道路から頂上までは、高度差25.15ｍ！

　昨日は、雑木林のササ刈りを続けて、広い面積のササを刈りました。残されていた広場が下の写真のようにきれいになりました。　　　さて、前から、下の道路からフィールドアスレチックのある陸の頂上までどのくらいの標高差があるか、そしてゆくゆくは雑木林全体の地形図を作ってみたいと思っていました。先ずは、正確な標高差を確かめたいと、昨日、簡単な地形断面測量を行いました。測量といっても、簡単な角度付きハンドレベルと巻尺を使うだけです。角度付きハンドレベルいうのは、下の写真のようなものです。バーニヤ（副尺）を使って１０分まで読めます。　基点（道路）から直踏して真っ直ぐに頂上にいたる小道に沿って、約１０点ほど、それぞれに地点の間で斜面距離と角度を測るだけです。斜面距離と角度が分かれば、サイン・コサインの三角関数を使えば高度差が求められるという理屈です。それは、エクセルの操作で簡単に結果を出せます。その結果を断面図にしたのが下の図です。鉛直倍率２．５倍と、倍率なしの断面線を赤で描きました。倍率をかけないと、地形は意外となだらかなものなのですね。　　道路から冒険ヤグラのある頂上まで、25.15ｍという結果が出ました。８階建てのビルの高さに相当します。これまで、その標高差を、しょっちゅう上り下りし、また重い丸太や丸管などの材料を持ち上げてきたのですね。一番急な斜面でも、２５度くらいでした。

April 7, 2007

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雑木林のササ刈りを始めました！

　前に（３月２０日に）フィールドアスレチックのある雑木林の林床はササに覆われており、ササ刈りをする予定だと話をしました。この場所に生えているのは、ケネザサという種です。我が家の裏山のササも同じです。目的は、ケネザサを退治して他の草本類が生えてくる環境を作ることです。これまでにここで見た草本は、シュンランくらいしかありません。ササはとても強いので、はびこると他の草本類が全く生えてこなくなってしまうのです。昔の雑木林のように、春になると草花が一斉に咲く光景（スプリング･エフェメラルといいますね）を蘇らせたいからです。常緑樹を伐採したのも、林床に充分に光が射すようにして草本類の成長を促すためです。　　森の中にはいるのがいやになるほどの、ケネザサが繁茂している森林や草原に出会うことがありますね。森林である場合には、高木はまばらで林内はケネザサが繁茂できるほどの明るさがある場所です。いったんケネザサが繁茂してしまうと、新たな樹木の侵入はほとんど不可能となります。冬には、多くの葉は枯葉の状態となるのですが、その傾向は特に日当たりの良い場所で顕著です。この山もまだ大きな木が生い茂るほどではないので、日当たりが良い方なのですね。　　さて、ようやく昨日、そのササ刈りをしました。最近買い込んだエンジン付の刈り払い機を使いました。これなら電気がなくても刈れます。とても調子よく刈れました。刈ったとはいっても、広い雑木林のまだほんの一部で、ジグザグに登っていく小道の周辺と、頂上のフィールドアスレチックのある広場の一部分です。小道沿いは、下の写真のように道の両側１ｍくらいをかりました。大分きれいになりました。　　頂上の広場で刈ったのは、ロープウェイのあるところの周辺です。刈る前と後とを比べると、随分きれいになったことが分かりますよね。ササを根絶するためには、本当は今のシーズンではなく、梅雨明けの頃が良いと言います。ササは芽を出すのに精力を使い果たすので、芽を出し終わったころに刈ると、翌年は生えにくくなるというのです。２、３年その時期に刈れば、根絶されると聞きました。こんな春先の時期に刈ったのは、刈り払い機の手ごたえを確かめたかったから、という変な理由からです。刈らないで放置しているよりはいいでしょ？　　でも、下の写真のように広いササ原が残されています。これも大変ですが、おいおい刈っていくことにしましょう。

April 4, 2007

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昨日は雑木林でフルートを吹きました！　ナスの挽き肉に込みをご紹介！

　昨日は寒波が一段落して、久しぶりに天気が良く暖かくなったので、雑木林に行ってフルートを吹いてきました。森の中でフルートを吹くのは、初めての経験でした。室内と違って反響（残響）がないので、初めは戸惑いました。しかし、遠くまで透き通るように音が拡散していきます。谷間で吹けばもっとこだまが返ってくるのでしょうが、山のてっぺんでは音が拡散してしまうのでしょう。ドビッシーのシランクス（牧神）という曲を吹きました。おそらく、たくさんあるフルートの曲の中でも名曲中の名曲だと思います。一度、森の中で吹いてみたいと思っていた曲です。全く、気分爽快でした。森の小鳥たちもさぞかしびっくりしたでしょうね。　ところで、ボクたちの日常の買い物は、6kmほど南に行った農協（A-COOP）です。農協のショッピングセンターの前に、地元の産直野菜を売っている店があります。「勇気野菜館」と言います（下の写真）。まだ寒いのであまり野菜が出ていませんが、春～秋は盛り上がるほどたくさん野菜が出されます。いろいろのものを売っていますが、とくに新鮮な野菜がとても安く売っているので、助かっています。立派なキャベツがひと玉50～80円で売っています。こんなに安くていいのだろうかと思うほどです。店の人も、「生産者がかわいそうですよ」と言っていました。本当にそう思います。　昨晩は、ナスの煮物を作って食べました。ナスのシーズンではありませんが、ナスのシーズンにはしばしば食べます。作り方は簡単です。ナスを口に入る程度の大きさに切って（長さ4～5cm、7～8mmくらいの大きさ）、油を敷いた鍋でしんなりする程度に炒めます。それに挽き肉を加え、創味と砂糖と水を加えて15分ほど煮込めば出来上がりです。甘いのが好きな人は砂糖の量を多くします。創味でなくともだし醤油でもいいです。挽き肉でなくても、豚肉を入れてもいいです。ナスがとろとろになって、挽き肉のうまみがとてもおいしいのです。一度試してみてください。

March 17, 2007

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シイタケ菌の打ち込みが完了しました！

　昨日は、まだ寒さは残るものの、暖かかったので、午前中と午後にシイタケ菌の打ち込みのために雑木林に行きました。作業をしていたとき、泣き声だけでは名前が判別できない、きれいな鳥の鳴き声が聞こえました。地鳴きではなく、本格的なさえずりです。オオルリかもしれません。春なのですね。昨日までに、全体の三分の二くらいの打ち込みをしました。電動ドリルのバッテリー二つが2時間くらいの作業でなくなってしまいますので、何度も我が家に戻っての作業でした。下の写真がその成果です。そして今日の午前中、全ての作業を終わりました。1000個のシイタケ菌の打ち込みが完了したわけです。予想以上に時間がかかりました。ドリルで穴を開けるのに右手ばかりを使いますので、軽い腕の筋肉痛が残っています。マニュアルによると、下の写真のように、打ち込みが終わってから約2ヶ月間くらい、ゴザやムシロをかけてホダ木の湿度を高く保つのだそうです。晴天が長く続くときは、水を掛けて湿度を保つということです。その後は、気温が高くなりますので、支え木に両側からホダ木を立てかけたり、井桁に組んだりして、菌がホダ木全体に広がっていくようにします。さらにその後も、ホダ木の湿度が均一になるように、二月に一度くらいはホダ木を裏返したり（裏側と表側の湿度が一定になるように）、小口を元口をひっくり返す天地返しをしたりします。そして、1年半後、つまり来年の秋には収穫となるわけです。結構手間がかかるものですね。その後は、全くほったらかしても、約10年くらいは毎年収穫できるそうです。すごい長い期間、収穫ができるのですね。それは知りませんでした。楽しみです。

March 10, 2007

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いよいよシイタケ菌の打ち込みを始めました！

昨日は大雨で外に出られませんでしたが、今日はからっと晴れました。しかし、2，3日前とは打って変わって、風が強くてサムーイのです。今日こそ、シイタケ菌の打ち込みをやろうと張り切って雑木林に出かけました。その前に、庭の紅梅と白梅が下の写真のように咲き誇りました。まだ満開ではありませんが、きれいです。　シイタケ菌てどんなもの？　との読者からの問いがありましたが、実物は下の写真のようなものです。袋に書いてある説明によれば、約2cm、直径7mmほどの小さなブナの木を、シイタケ菌をまぶしたおがくずで固めたものといえばわかるでしょうか。一袋で1000個になります。　　シイタケ菌のも、いろいろの種類があることを知りました。シイタケが出る季節によって、春に集中して出るもの、秋に集中するもの、春と秋に集中するものなどあります。肉の厚さや形、大きさによっても種類があります。ボクが買った菌は、春（3～5月）と秋（9～11月）の二つの時期に分かれてシイタケが出る種類です。長期間出てくれた方が、何時でも食べる事ができるわけでいいと考えたからです。菌を植えてから、約1年半、つまり来年の秋にはシイタケの収穫ができるということです。近所で専門的にシイタケ栽培をやっている人に聞くと、去年春に植えたホダ木にもう小さなしいたけがつき始めたと言います。暖冬のためなのでしょうか。来年秋の収穫を楽しみにしています。　そして、前に作ったコナラのホダ木に、バッテリー式の電動ドリルで穴を開け、そこに菌を打ち込むわけです。穴は深すぎても浅すぎてもいけませんので、ストッパーのついたドリルの刃先が売っていて、それを買ってきて使いました。太いホダ木には20数個、細いものには10数個の穴を開け、それに菌を金槌で打ち込むのです。縦方向に15～20cm離して数個ずつ、四方向に打ち込みます。打ち込む場所が近いと効率が悪いので、千鳥足のように互い違いに打ち込みます。合計20本となるわけです。太いホダ木は五方向打ち込みますので、20数本になるわけです。けっこう時間がかかることが分かりました。わずか数本を打ち込むのに30分もかかりました。　そのうち、あまりに寒くなったので、途中でやめてきました。その場所は日当たりが悪く、風が吹き込むので、とても寒いのです。どうしてそんな場所にホダ木を置いたのかと思われるかもしれませんが、菌を埋め込んだシイタケのホダ木は、直射日光の当たらない場所で、風通しの良いところに置くことが必要だからです（湿度の高い場所であることも必要です）。こんなに微妙なのも、生きものだからなのですね。3月中に打ち込めばよいので、また暖かいときに来て打ち込むことにしました。こんな寒いとことで作業をし続けると、風邪などひくことになりそうでしたので・・・・。

March 6, 2007

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シイタケのホダ木を作りました！

昨日は、これまでの寒さとは打って変わり、風もなく暖かくて春のようでした。そこで山に入る元気が出てきました。この３週間ほど、雑木林のコナラの木を伐って、シイタケのホダ木を作ってきました。本当は、コナラが紅葉する10月ないし11月に伐採するのだそうです。枯葉が残っているうちに伐るのは、翌年の3月までそのまま乾燥させると、シイタケ菌を植えるのにちょうど良い乾燥状態になるからだそうです。少し遅かったかもしれませんね。後から知ったことですので、やむを得ません。　　伐採の苦労話は前に述べたとおりです。伐採の苦労も大変ですが、それを山から下ろしてくるのがまたひと苦労でした。重いのです。太いホダ木は、１本２０キロにもなります。山の急斜面を、藪のようになった森の中をかき分けながら重いものを運ぶのは、ものすごい重労働です。少し広い道に出ると、斜面に投げつけて斜面を転がしながら下ろします。汗だくになり、何度も休み休みの作業です。５０数本のホダ木を下ろしてきました。下ろしてきたホダ木が下の写真です。　　５０本というのは、この村の森林組合で売っているシイタケ菌が一袋1000個入っています（一袋約3000円。他の村では500個の袋もあるそうです）。直径約10cmで長さ約1ｍのホダ木に20個のシイタケ菌を打ち込むので、５０本あれば全部を打ち込めるという計算だからです。細いホダ木もありますし、太いホダ木もありますので、平均すればその位でいいだろうと思ったわけです。3月に入ってから菌を植える作業をする予定です。それがまた、楽しみです。　　ついでに、コナラの太いホダ木の年輪を数えたら、約30年となりました。地主のKさんが、「この森は、主人が30年位前に皆伐してから手を入れていません」と言っていたので、そのことが立証されたことになります。コナラの木は、３０年で、胸高直径（胸の高さの直径）が15～20cmにも成長するのですね。生長が早いのに驚かされます。　　ボクが使っているチェンソー（下の写真）は、刃渡り25ｃｍの小さなものです。大きな木を伐採するには適していません。でも切れ味抜群です。必ず混合燃料とオイルを同時に入れることが原則です。しばらく切り続けると切れ味が落ちてきます。歯を丸い細長いヤスリで研ぐわけですが、作業を始める前に研いでおくといいのですが、なかなか実行できません。それから、たまにはチェンソウの内部のごみ掃除をしないと、詰まってきて能力が落ちます。結構手入れに時間がかかるのです。

February 20, 2007

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見通しが良くなった雑木林、コナラを伐採してシイタケのボダ木を！

　前にフィールドアスレチックのある雑木林の手入れをして、常緑の低木を伐採しようとしていることをお話しましたが（12月19日の記事）、その後、大分手を入れてきれいになりました。前は、下の写真のように、アセビ、イヌツゲ、ソヨゴなどの常緑の低木が見通しの悪い、藪のような森になっていました。そこをチェンソーで伐採して、奥の大きなアカマツが良く見えるようになりました。ところどころにソヨゴなどの常緑樹を残しています。秋に赤い実がいっぱいなることを期待しているからです。それがさらに下の写真です。まだ尾根部分の比較的平坦なところだけしか進んでいませんが、ゆくゆくはそれをもっと広げたいと思っています。伐った木材は薪にする予定ですが、大量になりますので、下ろしてくるのがまた一仕事で気が重いです。そこで、暖かくなるまで、山の上で乾かしておくことにしました。　シイタケ栽培の話もしましたが、いよいよコナラの伐採を始めました。株立ちしているコナラの一本くらいを伐採したり、樹冠が重なり合っているコナラなどを伐採します。大きなコナラですと、ホダ木は約90ｃｍの長さですので、6～7本もホダ木ができます。大きな木は太いので、その伐採は大変です。伐採で大変なのは、チェンソーで倒した木が隣接する樹木に引っかかり、倒れてこないので、引き摺り下ろしては短く伐ってホダ木にしにくいことです。　右の写真くらいの太い木（直径１５ｃｍ）くらいになると、伐るだけで大変な作業となります。今日も背の高い大きなコナラを２本伐っただけなのですが、真冬なのに大汗を書きました。　　とりあえずは50本くらいホダ木を作って、それに菌を植え付けようと考えています。シイタケの菌も買ってきました。いろいろの種類が出ているのに驚きました。下の写真は、伐採したホダ木です。2年後に、シイタケがたくさん生えることを夢見て・・・・。

February 5, 2007

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今は冬、いよいよ雑木林に手を入れる仕事を開始！シイタケ栽培をしようかな！

　フィールドアスレチックを作る作業も一段落（やってみたいことはいろいろありますが）。そして冬になり、雑木林に訪れる人も少なくなりましたので、いよいよ雑木林そのものに手を入れる仕事をしようかと考えているところです。フィールドアスレチックを作った周辺地域は、大分手を入れて明るい見通しの良い森になりましたが、まだまだ常緑樹が繁茂しています。前に書きましたように、雑木林に手を入れる目的は、明るい見通しの良い森にすることによって、林床に光を入れてたくさん種類の雑木や草本が生えやすくする環境を作ることです。　そのためには、常緑の樹木をできるだけ伐採しなければなりません。常緑の樹木を悪者扱いにしているわけではありませんが、冬でも葉が茂り、日照を妨げてしまいます。ソヨゴ、イヌツゲ、アセビが大部分です。すべて伐採するのではなく、ところどころに常緑の木を残したいと考えています。秋にはソヨゴは赤い実をたくさん付けます。春、アセビの花はとてもきれいです。去年伐採したそれらの樹木の切り口から、写真のようなひこばえが出ています。左がソヨゴ、右がイヌツゲのひこばえです。　　雑木林には、株立ちしている樹木が多いですね。それは、上のようなひこばえが成長して大きくなるうちに、数本が残って根元から株立ちする格好になるわけです。下は、ウリカエデとコナラの株立ちした樹木です。どちらもたくさんのひこばえが成長した結果です。　　ご存知のように、コナラはシイタケ栽培のホダ木として使います。昨年の冬、川を隔てた対岸の地主さんが、雑木林のコナラを大量に伐採してシイタケ栽培のホダ木を作り、この３月にはそれに菌を植える作業をしていました。シイタケ栽培のプロです。その方が言うには、「コナラを伐って、シイタケを栽培してごらんよ、面白いよ！　切らせてもらえばいい。株立ちした勢いの悪いほうを伐って、間引くようにするといい。コナラの葉が紅葉したり、落葉したら木を切っておき、３月の前に９０ｃｍくらいに切りそろえ、３月に入ったら菌を植えるんだよ。菌は森林組合に頼んでおけばいい。ホダ木に穴を開け、そこに菌を詰め込むんだ。約２年放置しておけば、次の年からはにょきにょきシイタケがなるよ。約１０年は全く手を入れないでも生りつづけるからね。オガコを固めて作っている人がいるけど、コナラのホダ木で作ったシイタケはぜんぜん味が違うよ。」と言います。なるほど。地主のＫさんにその話しをしたら、「どんどんやっていいよ」と言ってくれました。　　そこで、これからシイタケ栽培の取り組もう、と考えているわけです。これから、コナラのホダ木をたくさん伐らなければなりません。またまた、苛酷な肉体労働ですが、頑張ってみたいと思います。うまくいきますように！！

December 19, 2006

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紅葉真っ盛りの雑木林、森が輝いています！

　　今は11月下旬、紅葉の季節です。雑木林の山が輝くシーズンです。落葉樹について言えば、この森は高木層がコナラ、ヤマザクラです。わずか１本ですが、コハウチハカエデが高木に達しています。亜高木層としては、タカノツメ、ネジキなど、低木層ではシロモジが大変多いです。樹種の数としてはそれほど多くはありません。コナラとシロモジの紅葉の写真を撮りました。　コナラはこの地方でも最も個体数が多い樹種です。西南日本の低地の雑木林を代表する種であるといっても良いでしょう。なぜコナラの個体数が多いのか、ある生態学者に聞いたら、次のような答えが返ってきました。「コナラは萌芽力が最も強くて成長が早いので、日照がありさえすれば、どこでも他の種を圧倒して育つのだ」。なるほど、そうだったのか。コナラは、大きく育つと20数ｍに達します。萌芽力というのは、樹木を伐るとひこばえ株が出てきますが、それを萌芽と言います。それが成長して15～20年もすると、元のような大きな樹木となります。他の広葉樹も大なり小なり萌芽するのですが、コナラが最も萌芽しやすい種だということです。　　だから雑木林は再生していく森なのですね。昔の里山は、15～20年くらいのサイクルで森を皆抜し、薪や炭を作りました。しかし、15～20年もすればもとのような森に再生してきますので、再び伐採するというサイクルを持って伐採していたのです。そして普段は、「おじいさんは山に芝刈りに」行き、落ちた下枝や小さな木を切っては薪として使っていました。昔の人々は自然の再生力をよく知っていて、森を傷めずに森の恵みをいただいていたのですね。ですから昔の里山には常緑樹はほとんどなく、見通しの良い明るい森だったのです。日照が良いので林床は草本類がたくさん生え、春になるとそれがいっせいに花をつけるのだということです。カタクリが咲き、ササユリが咲くのも、それを意図したわけではないのに、そうした山の管理が行われていたからなのだそうです。先人の知恵には、ただ感服というしかありませんね。　　ところが、1060年代に入ると、石油の時代となり、農村にプロパンガスが入り始め、ガスが導入されるようになると、薪を燃やして炊事や風呂や暖房に使う必要がなくなって、山に人が入らなくなったのです。それ以来、雑木林は顧みられることがなくなりました。それと同時に、雑木林は常緑樹が繁茂し始めたのです。常緑樹を目の敵にするわけではありませんが、このまま森の遷移が進み常緑化が進行していくと、山全体がシイの木（ツブラジイ）などの常緑樹が高木層を覆うようになり、日照を奪われて落葉樹は育たなくなるわけです。岡崎や豊橋周辺の山の多くが、常緑化が進行し、山全部がシイの木の森になっているところがあります。ということは、コナラの紅葉やヤマザクラノ開花を見られなくなるということになります。これでいいんだろうか、と想わずにいられません。そういう意味で、日本の自然の危機が進行していると考えるべきなのでしょう。　　この森で１本だけあるコハウチワカエデの紅葉の写真をご覧下さい。

November 27, 2006

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