瑪瑙プレートとは? coronさんが応えてくれました! これで北海道の旅もおしまいです!
先回の瑪瑙プレートについてのボクの要望に、coron2003さんが応えてくださいました。コメントをそのまま載せさせていただきました。 岩石の内部隙間に石英を溶かし込んだ液が充填されて、その中で石英の微結晶が出来、それが内面に積層して成長していきます。これが瑪瑙であり、濃い青い色の部分ですね。結晶サイズが違う部分が縞に見えます。成長の後期には液が綺麗になり、結晶の核がすくなくなるため液の中では結晶ができず、付着した石英粒子が競合しながら、内面に直角方向を向いた結晶が選択的に大きく成長して行きます。これが水晶であり、薄い水色の部分です。水晶と瑪瑙はつまるところ石英の結晶サイズがちがう同一成分(二酸化ケイ素)ですね。 もともとは大きな岩石の内部に出来たわけですが、石英のしみこんだ部分が元の岩石より硬く丈夫になるため、他の部分が風化しても瑪瑙部分はこのように団塊として残る場合が多いのですね。ノジュ-ルといえばおわかりでしょう。 さて、加熱した染料の中にこの瑪瑙を内部に持つ石を入れておくと、染料が内部にしみこんで、結晶の間を埋めます。結晶粒子のサイズが小さな瑪瑙部分には沢山染料が染みますので、濃い青色になります。水晶の結晶内部には染みませんので、水晶部分は薄くなります。赤、茶、黄、灰、白、黒などは天然でもよく見られますが、青い色の水晶はほとんどありません。天然の鉱物が染料になる場合も考えられますが、このように鮮やかな青い色彩は確率的にはかなり少ないですね。(銅を構成元素とする一群の鉱物の可能性がないことはありません)でも染料によって着色されていなかったらこんなにきれいではないのですから、これはこれで素敵な石です。めのうや水晶自体はもちろん天然です。私も先日東京池袋に行ってブラジル産の瑪瑙プレ-トを買いました。24cmx19cmです。ちょっと高かったけれど気に入ったので、すこし安くしていただき買いました。白樺林のお写真、見ていると、清楚ですがすがしい空気がここから吹いてきそうです(^^)。(December 20, 2007 21:44:30) というわけです。なるほど瑪瑙のでき方などが、とてもよく分かりました。やはり染色でしたか! でも、染色されていたからこそ、こんなにきれいなのですね。ちなみに、この瑪瑙プレートのお値段は1300円でした。 coronさん、ご教示ありがとうございました! さて、北海道の旅、他にも回ったのですが、後はボクの興味をひくところではありませんでしたので、これで北海道の旅の最後とします。ボクの興味は「自然」なので、富良野や他の観光地も出かけたのですが、良い写真も取れませんでしたし、止めることにします。 この北海道の旅は、ボクらにとって記念になる刺激的な旅となりました。姪と写真家の彼に、心から感謝!! 寒くなりましたね。毎朝、起きると雪が降ったのではないかと思うほど、真っ白に霜が降ります。下の写真は、我が家の窓から見る明け方の山の写真です。まるで水墨画のようです。