フランス語の発音は難しい
フランス語は文法はもちろんのこと、発音が難しいともよく言われます。中でも巻き舌にしなければならないRが難しいと言われていますが、これは、巻き舌というよりも、吐いた息を口の中に含むような癖をつければ、けっこうクリアできるものです。それよりも、私はO,U,Eの発音が難しいと思います。Oは口を小さく開けて「オ」と短く言う。Uはユーではなく、ユとウの中間のような音。Eはイーではなく、ウなのです。日本語にはない、この3つの音が重なる言葉の発音はほんとうに難しい。私の家はルーヴル美術館に近く、家はルーブル通りのすぐそば。タクシーで帰る場合、ドライバーさんに「ルーブル美術館の方に向かってください。ルーブル通りを左折してください」と説明しますが、いつも「え?何通り?」と聞き返されていました。そしてドライバーさんによる発音レッスンが始まります。Louvreのouの音が、私にはなかなか出すことができません。フランス人はLを小さく発音して、ouを大きめに言います。どうしても正確な音を出すことができず、いろいろと試した結果、Lをほとんど発音せずに、「ウーブル」と言えばようやく通じるようになりました。