カテゴリ:仕事の事
またまたご無沙汰しちゃった・・・(^^;ゞ 間もなくボジョレーヌーヴォー解禁だよね! 毎日、ボジョレーヌーヴォーが ここCDG空港から世界各国に運ばれているんだよね~。 もちろん日本にも! というか、特に日本にはかなり大量に輸出されているからね~。(^_-) 久しぶりに仕事での話を書いちゃおう。 この間、こんな日本人女性がい立っていう話を同僚がしたのよ。 その人が初めて出会ったのは約1週間ぐらい前なのよ。 こんな風に話しかけてきたんだって。 「大変お忙しい所、本当に申し訳ございません。 大変困っているので、助けていただきたいのです。 私はユーロスターでロンドンに行き、その後、経由便で飛行機に乗る予定でした。 ところが今日、日本人はユーロスターに乗ってはいけない日だったらしく 私は降ろされてしまったのです。今、私は持ち合わせがなく困っているのです。 こちらに初等科時代のご学友の ○○財閥の○○伯爵の○○様がいらっしゃると聞いたのですが…。」 この話を聞いた同僚は色々な意味で"(。・"・。)ん?"と思ってしまったのよ。 まず、○○さんという名の日本人スタッフはここにはいないのよ。 そしてユーロスターに乗るのに、日本人が乗れない日なんてないじゃない。 それもこのご時世に"伯爵"という称号がつく身分の日本人はいないよね。(^^;ゞ なので同僚は 「○○という者はこちらにはいないのですが・・・・。 そしておっしゃっている意味が分からないので、 もう少し分かりやすく話していただけますか。」 と訪ねたのよ。 そうしたらその日本人女性はこう言ってきたんだって。 「初等科でご学友だった○○様の今の名前は●●と言いまして、 元々のお名前は徳川家光と言います。」 同僚曰く、この日本人女性は本当に真剣にこの話をしたんだって。 でももう皆さんも分かっているよね。 この方はどうやら精神的な病に掛かっている方だって。 だって真剣にこんな話をする事自体おかしなことだもんね。 同僚曰く、この女性は大きな荷物を持っていたので 旅行客ということには間違いないって。 でもたった一人で来ていたようで、 "精神的な病(妄想の世界)が発病しているのにたった一人で旅行中!?" って私は思ったんだよね~。 その日本人女性は忙しい時のチェックインカウンタ-に現れたので、 同僚も最後まで対応する暇はなく(うちのお客ではなかったし。) 日本大使館の電話番号と住所と行き方を教えたんだって。 その後、その女性はいなくなっていたので、同僚は "日本大使館に行ったのかな?" って思っていたらしいのよ。 ちなみにその日本人女性、年は40才位で、 何をお願いしたかったのかというと、 日本に帰る為のお金を貸してもらいたいだったらしいのよ。 お金持ちだったらポケットマネーでお金をあげる事も出来るだろうけど、 ここから日本までの飛行機代だと結構な金額になるからね~。 みんな生活するだけで必死なので、見も知らない保証もない 日本人女性に貸してあげられるお金の余裕はないものね。 なので邦人保護をするはずの日本大使館の場所を教えてあげた訳なんだけれど・・ 以前の日記にも書いたように、大使館はそう簡単にお金を貸したりはしないので "大使館で無事保護されたかしら?" ってちょっと気になっていたりはしていたのよ。 そしたら数日後、またチェックインカウンターにその女性が現れたらしくって。 「コレクトコールで大使館にお電話をかけた所、拒否されてしまって。 大変冷たい対応でした~。」 と言っていたらしくって。 同僚たち曰く、やはり空港にいるみたいで・・・・。 そんな中、数日前に大使館の方から 「日本人浮浪者の方を日本に帰すので、よろしくお願いします。」 という連絡をもらったのよ。 私達はてっきりその女性の事かと思ったんだよね。 ところが今回帰国する方は別の日本人だったのよ。 "パリに日本人浮浪者って結構いるんだ・・・" って思ってしまったわ。 "私もどんな事が起きるかわからないし、そんな時私も同じ身の上になるかも!" って思ったりしたのよ。 でもよく考えてみると、そうではないって思ったんだよね。 もし仕事がなくなったり、怪我や病気で仕事が出来なくなったとしても、 正規滞在許可書を持っていて税金も払っていて、 かつ、フランス人の子の親である私は フランス社会保障の最低限の恩恵を受ける事が出来るわけじゃない。 そして正規に働けるのだから、失業保険をもらっている間に 仕事を探す事も出来るのだから。 でも旅行者となるとそうはいかないもんね~。 何の保証ももらえないし、もちろん仕事も出来ないので お金を得る手段はないんだよね。 当り前と言ったら当り前の事なんだけれど。 なんかこの女性の話を聞いた事によって、色々考えちゃったわ。 とくにこの女性は私と同世代っぽいみたいだし。 今でもこの人はまだ空港にいるみたいなので、 無事日本に帰れたらいいのだけれど・・・(^人^)ナムナム お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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