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テーマ:映画館で観た映画(8512)
カテゴリ:韓国映画
原題: I SAW THE DEVIL 監督: キム・ジウン 出演: イ・ビョンホン 、チェ・ミンシク 、オ・サナ 、チョン・グックァン 、 チョン・ホジン 公式サイトはこちら。 冒頭の不気味さ、先の展開が読めてしまいますが、 そう分かってはいても、ギョンチョルの残虐さ、異常さは伝わってきます。 これが悪魔か、ということ。 対して、悪魔を追いかけるスヒョン。 婚約者を殺され、復讐に燃える・・・という設定で、 それなりにクールには演じてはいるのだけど、 ギョンチョルの異様さに対抗できるまでには、彼のキャラクターは 作り上げられてはいなかったようにも感じる。 それは、「悪魔になるかどうかの迷い」という部分に左右されたが故に、 幾分抑え気味の人物設定になったのかもしれませんが。 ギョンチョルを追いこんでいく、そして完全に果たしたと思っていたところに 抜けがあったという設定ですが、 ここが何となく辻褄が合わないような感じもしてしまいまして。 (韓国の警察が、またしてもあんまり有能には描かれてはいない様子だったっていうのも影響しているかも) 最後の最後は、スヒョンが考え抜いたトリックということで、 ここは見ていて納得はできる。 最後もスヒョン自身は考えが揺れていて、 そして「悪魔になった」後でさえも、そのことを問いかけているのでしょうか。 その表情を見る作品です。 ただし全体的にはやっぱりグロい。 ですが、この作品のようにただの自己満足っぽく終わったグロさではなく、 そこには犯罪者に対しての警鐘も盛り込まれているので、自分としては 圧倒的にこちらの方に共感できました。 ★★★☆ 3.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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