上半身で坂を登る
ロードバイクは、というか、スポーツ系のバイク、自転車は、坂は上半身で登るものだ、みたいなことを聞くことがある。で、まあ、何が楽しいのか坂ばっかり登っていると、なんとなくその意味は理解できるのだが・・・・つい最近、それがものすごく端的にわかる経験をしたので書いておこうと。書いておかないと忘れてしまうのでね。間違いなく。このところ、坂ではぎりぎり登り切れるギアで登るチャレンジをしている。体重とギアと坂の斜度が噛み合うと、というか少し体重が強くないといけないのだが、うまく合うとぎりぎりの推進力で登っていけるので、ちょっと楽しい。で、ほぼ力が平衡している状態、体重をかければなんとか進む状態で、途中からほんの少し斜度が上がることがあった。ギアを落とすのも大変そうだったので、ハンドルを引き寄せてその反力でペダルに力を追加したのだが・・・ほぼ釣り合っている状態、少し負けている状態に力を加えるので、ハンドルを引き寄せる力がそのまま登る力、登る速度にダイレクトに変換されていく。引いただけ速度が上がるし、引くのをやめて体重をかけるだけだと止まりそうになる。ああ、これが上半身で登るということなんだ、と十数年走ってきて、いや、登ってきて改めて深く納得できた。うーん、奥が深くて面白い。色々試してみるもんだね。ランキング参加中です 押してくれると続ける気力が湧きます