カテゴリ:30代のこころと体
むか~し、むかし。
まだ福袋、といえばお正月だけのもので、デパートも3日か4日ぐらい にしか店を開けていなかったころ、母の元気があれば、デパートに行くのが 恒例行事だった。 普段は無駄遣いしない母も、この日だけは「縁起物」の感覚で、福袋を 買っていた。 そんなある正月、私は(当時小学校低学年だった) デパートの入り口の5000円だか1万円福袋に目をつけた母に、お金を渡され 「ちょっと買ってきたよ。そこで待ってるから」と頼まれた。 (←恥ずかしいことはすぐ人に頼む人である。) 5000円だか1万円は当時の私にとって(今でもだけど)すごい大金。 これは失敗してはならない役だと、外から選び抜いて、舌きりすずめの おばあさんのごとく、中でも一番大きいのを選んでお金を払い、 これなら褒められるはず!と意気揚々と母の元にもっていった。 多分1メートルぐらいはあったと思う。 そして階段の横であけてみると・・・・・・ 中身はなんと毛布(と雑貨)il||li _| ̄|○ il|| やたらでかかったのはこの毛布のせいだった。 母はまじでむくれている。(←大人げないひとである) 小学校低学年の私に頼むならもっと具体的に頼むべき・・・といまなら思うが 全力をつくして選んだのに・・・・・・目を赤くしてむくれている母に こちらまで しょぼん・・・・である。 さらに悲惨なことに、福袋!とかかれた真っ赤な1メートルの袋を抱えて 電車で帰らないといけないのだ。 母親は「こんな大きいのにするから他に買い物できなかった!」 と明後日の方向にぶつぶつ言っている・・・・(さらに大人げない) そして家にかえるなり「××がこんなの選んだの!」 と父親に訴えた。(←何度もいうけど本当に大人げない人である) 再び、しょぼ~ん・・・・_| ̄|〇、;'.・ である。 今となっては笑い話であるけれど、外れつかむまじo(`・ω・´)b の信念は多分このとき生まれたはず。多分ね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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