2022-5-6の釣り(井本渡船アゲイン)
みなさんおはようございました。そろそろ衣替えのシーズンなんですが、昨年のスーツが入るのか(ウェスト的に)とても心配です。台風で海に出れないうちに筆を進めたいと思います。ゴールデンウイークの後半戦、息子が帰った後に暇だなということで急遽筏を予約してみました。いつもの井本渡船で、乗せてもらったのは先日と同じ筏。漁礁の位置が把握できていたので、朝から根魚が調子よく釣れる。小さいのは逃がして、食べる分だけお持ち帰り。煮つけにして美味しく頂きました。めでたしめでたし。と、終わっても良かったのですが、本命はここから。※この先、グロい写真が出てきます。苦手な方は✕を押してお帰り下さい。先日と同じように、大魚もしくは春イカを狙ってアジを泳がせていると、ドラグが鳴る。あ、この引きは息子が格闘していたアレだ。でも、アレにしては引きが弱いな。上げてくると、少し小さめのアレだったので、なんとかタモに滑り込ませました。タモ枠が60cmなので、小さめのアカエイ。せっかくなので、こいつを持ち帰って食べてみることに。エイを!?と思われる方もいるかもしれませんが、昔から日本人が食べてきた食材で全国各地にいろんな調理法があります。また、貝類の食害で知られ、近年数が増えて漁師さんが困っているとのこと。(ナルトビエイなどの他種の被害もありますし、人間が決めた一方的な悪者なので誤解なきよう)数が増えて困ってるなら釣って食べよう!まずは現地で尾の付け根にある毒針を切り落とす。こいつに刺されると救急車コースなのでご注意あれ。キッチンバサミがあると便利。シンクでのこの存在感。エイリアンに侵略された感じ。まずは侵略者を観察。顔面。目に見えるのは鼻孔だったかな?髭に見えるのはエサとして使ったアジの尻尾。生殖器。サメの仲間はち〇こが2本のはず。詳しいことは自分でググって。捌いていきます。まずはヒレをカット。可食部はほぼここだけなので、現場でカットしてきてもいいかも。エイリアンの末路。この頭部周りは可食部が無いので、ほぼゴミに。やっぱり現場で処理してしまうのがいいかな。エイヒレ部の皮を丁寧に向いて。軟骨部分を避けて削ぎ切りにし、お刺身に。歯ごたえが良く、脂も程よく乗っているのでショウガ醤油で。うん。味も見た目もまるで馬刺し。臭みとかは全くなし。ただし、処理が遅くなると体内にアンモニアが発生するらしいので、早めに食べよう。(この尿酸を逆手にとって防腐効果として海の無い土地にも長距離輸送してたらしい。昔の人の知恵)残ったヒレは漬けて一夜干しに。いわゆるエイヒレになりました。そして、キモの煮付け。これが何にも例えがたい旨さ。上質な脂とほろ苦い味が日本酒を進めます。これを持ち帰りたければ、現場で解体は避けるべきですね(悩残った可食部位はブツ切りにして、ショウガと煮つけ、煮凝りにしました(写真なし)釣れたらまた持って帰ります。ランディングできるかが課題ですが・・・。海の幸に感謝。