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カテゴリ:個別銘柄・パフォーマンス
現在、高成長を続けるエスクリですが、今後ベストブライダル(Bブライダル)のような安定成長に移行するのか、それともテイクアンドギヴ・ニーズ(T&Gニーズ)のように失速するのか? 時々、話題に登るのでエスクリの中期経営計画と過去のベストブライダル、T&Gニーズの成長軌跡を比較してみました。
結果として、年間約30億円の売上増というのは過去のベストブライダルと同程度の成長スピードで、この程度であれば成熟産業であるブライダル業界内でも順調にシェアを伸ばして行けそうに思えます。財務的にもエスクリとベストブライダルの自己資本比率は似たような推移ですから、エスクリの自己資本比率も将来的には現在のベストブライダルと同程度の30%台に上昇してゆくと思われます。エスクリの経営陣では渋田専務が現在のエスクリと同様の成長期であったH13年~H17のベストブライダルに在籍していたので、その辺は十分に研究済みだと思います。 エスクリの今後数年の財務ですが、新規施設の開業のため年間20~30億円程度の投資キャッシュフローが見込まれるので、まだ数年はフリー・キャッシュフローは赤字。しかし、営業利益+減価償却費を営業キャッシュフローとみなすと、新規開業が現在と同程度のペースであれば、営業利益(≒経常利益)が20億円を超えるH25年3月期またはH26年3月期以降はフリーキャッシュフローのプラス転換が期待できるのではないでしょうか。 エスクリに投資するにあたり、T&Gニーズが急成長からなぜ失速したのかも考えてみてはいますが、私の能力では決算書をパラパラ眺めただけではよくわかりません。エスクリやベストブライダルと比較すると年間 100億円の売上増というのが過大な成長戦略だったのでしょうか。また別の機会に考察してみたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.05.20 10:26:13
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