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カテゴリ:教訓のある 絵本
絵があべ弘士氏。彼は北海道の旭川動物園で25年間も飼育係りをしてきただけあって、彼の作品には動物ものが多いです。 NHKの教育テレビで「テレビ絵本」のコーナー(?)(たぶん平日夕方5時半頃だったと思います)があって、そこで紹介された「あらしのよるに」などもそうです。 この絵本は卵の「殻」が主人公。 長い間卵の中の「とかげの赤ちゃん」を守っていました。 やっと生まれたと思ってかわいがろうと思ったら、とかげの子は黙ってトコトコとどこかへ行ってしまいました。 いつか戻ってくるものだと信じてた卵の殻は「あの恩知らず!」と怒って、「これからは自分自身のために、生きたいように生きるんだ」と決意すると手足が生えてきて、「カラ」が「カーラ」になりました。 そして陽気に、いろんなことを覚えて楽しく生きていました。 ある日川でおぼれてる誰かを見つけました。 それは昔自分の中にいた「トカゲ」でした。 助けてあげたけど、やっぱりトカゲは覚えてなくて、「あんた、だれ?」 でも、もうカーラはそんなことでがっかりしない。 「さあて、だれだかね。 せいぜい こんなドジふまず、 もっとおおきくなるこった。 おまえさんも おおきくなって、 ひとの親になるころには、 あたしが誰だか わかるだろうさ」 それだけ言って歌いながらさっさと歩き出しました。 というお話です。 子供にはちょっと理解しにくいかもしれません。 でも、リズムのいい文なので気に入る子は気に入るでしょう。 私はこれを読んで、人間の親子関係を連想しました。 一生懸命育てても、子供というのは、思春期になれば反抗され無視され、「こんな子になってほしい」と描いていた夢は粉々に砕かれるものです。 でも、そこで落ち込んだり、悩んだりしてはいけません。 子供なんてしょせんは別人、私は私で好きなように生きるわ、ってくらいの気持ちでいないとね。 私は、とりあえず20歳までの親としての責任ある期間は扶養するにしても、それよりもあとは自分でちゃんと生きていっておくれ、と我が子に思います。 だから、今からどうやったら自立した子に育つか、というのを考えています。 経済面でも、精神面でも、親離れできない、では困ります。 親である自分も、「娘と買物に行きたい」とかそういう憧れなんか持ちません。 とにかく、きちんとそれぞれ依存しあわずに自分の人生を生きたいのです。 勿論親子なんだから本当に困ったときは助けあうのは前提ですよ、念の為。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.03 15:31:32
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