心と頭を発育させる絵本の紹介

　とにかく絵がかわいくて娘が1歳の頃から早く読み聞かせてあげたい1冊でした。

　やっとそういう年頃になってくれて、はりきって読みました。

そらまめくんの宝物・・・それはこの雲のようにふわふわで綿のように柔らかいベッド。

　そんなベッドに憧れた枝豆くんやグリーンピースの兄弟やさやえんどうさんやピーナッツ君は、そらまめくんに「私もそのベッドで寝てみたい」とお願いしますが、そらまめくんは「だめだめ」の一点張り。

　ある日そらまめくんのベッドがなくなってしまいます。
みんなに聞いても「知らない」。
　そしてみんなは「ぼくらにベッドを貸してくれなかった罰さ」と言い合います。

　でも、段々かわいそうになってきて自分のベッドを貸してあげようとします。
　でも、どのベッドで寝さしてもらってもしっくりいきません。

「やっぱりあのベッドでなくちゃだめだ」
そらまめくんはもう一度探しに出かけます。

するとありました！
でも、うずらのお母さんが卵を温めるのに使っていたのです。

そらまめくんは「仕方がない、少しだけ貸してあげよう・・・」
そして近くで様子を伺っていました。

でも段々ベッドよりも卵のほうが気になりだして・・・。
とうとうヒナが生まれます。

「やったー！僕のベッドでひよこが生まれたー！」

心配していたえだまめくん、グリーンピースの兄弟、さやえんどうさん、ピーナッツくんも喜んでみんなでお祝いのパーティを夜通しやりました。

そしてみんなでそらまめくんのベッドで仲良く眠りました。

そういうほんわかしたお話です。

　自分の宝物を誰にも貸してあげようとしなかったそらまめくんも、この事件で、友達の大切さを知り、皆で幸せを分かち合う喜びを知ります。

　いいものは人にも教えてあげたい。
素敵なことは他の人とも分かち合いたい。
感動は誰かと一緒に体験したい。
皆が幸せであってほしいと願う。
　
友達とはいいもんだ。
何にも勝る宝物。

私には数多くの友達がいます。

その中でも
「この人と友達でいれて本当によかった」
と最近心から思うことがありました。

　私は疲れていて何もかもやる気をなくし、自分の感情がとにかく悪い方向へと進んでいたときに、その友達に電話しました。

　それによって心が晴れました。

　友達っていろんなときに「いてよかった」と思うものですが、苦しい時に頼れる友達は本当に「あなたと友達でいれて良かった」と思うものです。

友達とはいいもんだ。
うん、本当に、友達とはいいもんだ。