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カテゴリ:教訓のある 絵本
「ねずみが たびを していたよ」
始まりがこれです。 おっとりといつも眠そうな「ねずみ」が、ハラハラドキドキ体験をするのですが、それでもやっぱり眠そうで、最後「ねずみは たびを つづけたよ」で締めくくられています。 お腹がぺこぺこのねずみは落ちていた紙コップの中のポップコーンをむしゃむしゃ食べます。 紙コップの中に入って食べている最中、風がふいてきて、そのままコロコロ転がって、海の中へ ぽしゃん。 でもうまい具合に紙コップが浮かんで舟みたいにゆらゆら。 それが気持ちよくなったねずみは、その中で寝てしまい、お母さんの夢を見ます。 そんな幸せ気分もつかの間で、大きな波が ざぶーん! そのまま海の中へ放り出されて、やっと目が覚めたねずみ。 海の中で息苦しくなったねずみが夢中でしがみついたのが、なんとサメのしっぽ。 でもびっくりしたのはサメのほう。 「きゃー、ねずみが しっぽに かみついたよう。 わー わー」 暴れながら猛スピードで陸へ泳いで行って、最後にしっぽを びゅーん と振って ねずみはぽとりと砂浜に落とされた。 そしてまた何もなかったように旅を続けるねずみでありました。 この絵本は、とってもリズミカルなんです。 読んでてとっても気持ちいい。 こんな短い絵本の中に、うまい具合に、起承転結が描かれていて、静と動のメリハリがついていていいと思います。 なんだか、例えば、よく眠ってる最中に地震がやってきて、「うわー!!」ってびっくりするけど、静まったらまたすぐに寝てしまう、そんな感じです。 人生ってこんなもんなんでしょうねえ。 何もない穏やかな生活の中に、突然事件がおきて、「うわーどうしよう!」ってすごい悩んでアタフタして、でも、一過すれば、何もなかったかのようにまた元の穏やかな生活・・・みたいな。 先月、私は精神的にしんどい時期でしたが、そのとき買った絵言葉の文句が 「今日を逃げずに立ち向かったら 明日は変わる かならず変わる」 でした。 そう、必ず平穏な時期は来るのです。 とにかく逃げないこと。 今日がだめでも 明日がある。 明日がだめでも あさってがある。 太陽(ひ)は またのぼる そういうことなのでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.07 16:11:22
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