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テーマ:絵本(65)
カテゴリ:人格形成に役立つ 絵本
子供は誰でも怖がりで弱虫な面が、多かれ少なかれあると思います。それでもいろんなことを体験したり、教えてもらったりして成長し強くなっていくものだと思います。 その成長の過程でこの絵本は[出逢うべき絵本]だと、私は強く思います。 主人公「ラチ」は世界一弱虫な男の子。 そんなラチは、大好きならいおんの絵を見ながら「僕にもこんならいおんがいたら、なんにも怖くないんだけどなあ」とつぶやくのでした。 ある朝、目を覚ますと小さな赤いらいおんがいました。 最初ちっぽけならいおんを見て、ラチは大笑いしますが、そのらいおんの強いこと! 「きみもつよくなりたいなら、僕が強くしてやるよ」とらいおん。 一緒に強くなる体操を毎朝やります。そうするとどんどんラチは強くなっていきました。 犬も暗い部屋も、らいおんが一緒なら怖くありません。 ある日みんながガキ大将の「のっぽ」にボールを取られた、と言って泣いています。 ラチはのっぽを追いかけていき、ボールを取り返します。 でも、ポケットの中にらいおんがいるから大丈夫、と思って、強気でのっぽに立ち向かったのですが、実はポケットの中に入ってたのはりんごでした。 とうとうラチはライオンの力なしで強くなれたのです。 どんなに弱い子でも、気持ちひとつでいくらでも強くなれるんだ、と思わせてくれる絵本です。 この絵本は、ハンガリーの絵本作家マレーク・ベロニカが1961年に初版を出版して以来、世界各国で翻訳され愛され続けている不朽の名作です。 彼女は文学の講師・操り人形師・脚本家と活躍されていますが、この「ラチとらいおん」は彼女の代表作です。 赤・緑・黄色の3色のみで描かれていて、この3色の風合いが独特で、原色でもなく、かといってパステルでもない、一度目にすると決して忘れることのできない不思議な色です。 また、「どこかでこういうおはなしがあったなあ」と思ってたら、「ドラえもん」を思い出しました。 ラチはのび太で、らいおんはドラえもん。のっぽはジャイアン、といったところでしょうか。 どちらも世界で人気です。 やはりみな強くなりたい、という気持ちを持っているからでしょう。 うちの娘も弱虫です。 幼稚園に入ったばかりのころ、「○○君がたたくの」と言って泣き出したことがありました。 その子に「やめて!」と言えないし、たたかれるままだと言うのです。 私はその夜娘と一緒に「やめて!」と言う練習をしました。 何日かたって幼稚園から帰宅した娘が私に「たたかれたけど泣かなかったよ」と言いました。 また数日して、「たたかれてちゃんと やめて!、って言ったよ」と。 また数日して「たたくから先生に言ったの。」 そうやって娘は少しずつ成長していってます。 もちろんまだまだ弱虫ですが、こんな娘にこの絵本はぴったりですぐに気に入りました。 そんな娘のために、今年のクリスマスプレゼントは、手作りの赤いらいおんのマスコットをあげようかと思ってます。 ポケットにらいおんがいれば、娘はもっともっと強くなれるでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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