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カテゴリ:人格形成に役立つ 絵本
わたしの帽子は、少し古くて、少し汚れていました。
でも、とてもお気に入りでした。 だからいつもどんなときでもかぶって行き、かぶって行くたびに思い出も増えました。 そんな大切な帽子が、ある日吹き飛ばされて戻ってはきませんでした。 悲しんでいるわたしに、お母さんはアイスを買ってくれても、食べませんでした。 次の日、お父さんが新しい帽子を買ってくれましたが、すぐにはかぶりません。 「だって、私の帽子のようではなかったんですもの」 外に行くときもわざと帽子を後ろにずらしてぶらさげていました。 お母さんが何度かぶらせても同じでした。 「だって、私の帽子のようではなかったんですもの」 ある日帽子にちょうちょがとまりました。 それがきっかけで、「私の帽子」のように思えるようになり、きちんとかぶるようになります。 少し切ないような、でも、誰もが必ず経験したことのある思いです。 どんなに汚くても古くても、自分にとってはかけがえのない大切なものって誰もが持っていると思います。 例えば小さい子供なんかは、寝るときの毛布だったり・・・。 すごく汚いんだけど、洗うと駄目とか、新しいのは駄目とか。 でも、いつまでもそれを持ってるわけに行きません。 それとお別れしなくてはいけないときがやってきます。 そして、それが達成できたとき、ひとつ成長できるのでしょう。 この絵本では、そういう心の成長が率直にうまく描かれていると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.10 22:15:56
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