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カテゴリ:人格形成に役立つ 絵本
「あさえとちいさいいもうと」の続編になります。
あさえはお姉ちゃん、そして、あやちゃんという妹がいます。 一般的な姉妹・兄弟と同じく、ここの姉妹も普段は、妹がお姉ちゃんの真似やお姉ちゃんのものを勝手に使ったりして、お姉ちゃんを困らせているようです。 ある日、幼稚園から帰ったあさえは、朝置いていた場所に人形のほっぺこちゃんがいないことに腹をたてていました。 「また、あやちゃんのいたずらだ! あやちゃん!あやちゃん! あたしのほっぺこちゃんをかえしなさい!」 大声を出すあさえの前に現れたのは、ぐったりしたあやちゃんをおんぶしたお母さんでした。 お母さんはあやちゃんを急いで病院に連れていくからお留守番をお願いしたのでした。 まもなく一人で帰ってきたお母さん。 あやちゃんは盲腸の手術入院をすることになったのです。 お父さんがすぐに帰ってくるはずだから・・・。と言って急いで支度をして再び病院へ向かうお母さん。 こんなときに限ってカミナリがなりました。 あさえは怖くて、心細くて布団にもぐりこみました。 やっとお父さんが帰ってきて、お母さんからも電話があり、明日お見舞いに行くことになりました。 「お見舞いになにを持って行こう・・・」 「あやちゃんが、もっと喜ぶものってなにかしら・・・」 病院へ行くと点滴をしてるあやちゃんの顔は見えました。 あさえからのお見舞いは、折り紙と手紙と、そしてほっぺこちゃんでした。 あさえが、ひとまわりもふたまわりもお姉ちゃんになったことがよくわかります。 この絵本は、去年下の子が肺炎で突然入院したときに、ヘルプで来てくれたおばあちゃんがお姉ちゃんに買ってあげたものです。 入院するときのバタバタ感や、残された家族の不安などがものすごくよく描かれていて、1年近くたった今でもこの絵本を読むたびに、当時のことが鮮明に思い返されます。 今となれば、思い出となる出来事もあのときは必死で、あさえのようにまだお姉ちゃんでなかった上の子は精神不安定状態にもなり、私は病院にお泊りでつきそうのだけでも大変なのに、上の子の心のケアもしなくてはいけないので家にも戻って、と体力的にも精神的にも本当にキツかったのを覚えています。 でも、この絵本でも描かれているように、そういう緊急事態こそ家族の絆が深まり、心の成長があったりするものです。 うちのお姉ちゃんも妹の入院初夜はパニくってましたが、次第に平常心を取り戻し、きちんと待っていてくれるようになりました。 退院するまでの間「早く○○ちゃん(妹の名前)帰ってきてほしいなあ。早く4人で過ごしたいなあ。」と言っていて、退院した日はそれはもう喜んでいたことでした。 うちの場合、当時3歳だったお姉ちゃんにも「家族は一人でも欠けてはいけない」という気持ちが強まり、家族の大切さを知ったようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.15 14:23:45
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