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心と頭を発育させる絵本の紹介

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2006.05.05
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カテゴリ:その他 絵本
読む力は生きる力 人間には自尊心というものが必要です。
 「自分には生きていくだけの価値がある」、そう思うことが自尊心なのです。

 人間はそれらの自尊心を持つことによって生きていくことになりますが、それを培うための一番の基盤は、家族などからの愛情です。

 小さい頃に、親や祖父母などから、愛情いっぱいに育てられることで、「自分はここにいてもいいんだ、いるだけの価値があるのだ」と自然に思うようになります。

 でも、そういった自尊心は、本当に基盤に過ぎず、保育園や幼稚園などの集団生活に入ると、もろくも木っ端微塵に砕かれてしまいます。

 子供は、無邪気である反面、無神経です。
 思ったことは何も考えずに口走るし、傷つけるような言葉も平気で発します。

 そういった言葉を言われて、自尊心でいっぱいだった子供は一瞬にして、崩れてしまい、傷つくのです。

 しかし、それは仕方のないことです。
 世間に出れば、いろんな環境の子供たちがたくさんいて、いろんな考えを持っています。

 その中で、子供は崩された自尊心を自分の力で回復していかなくてはなりません。

 そのときに、親としてできることはなんでしょうか?
 やはり基本的には愛情です。

 愛情と言ってもいろんな愛情があります。
 赤ちゃんのときの愛情とは違い、ある程度子供を一歩はなれてながめる、そして、子供が助けを必要としてるようなら手をさしのべる、または軌道修正してあげる、それが愛情です。

 そして、大きな力を持つのが「文化」の存在です。

 「文化」と言うと大それたイメージがありますが、簡単なことです。

 食べるお皿を、ちょっとおしゃれにする、とか、外を歩いていて綺麗な花があればそれを楽しむとか、それだけでも十分「文化」なのです。

 そんなちょっとしたものでも、日々積もり積もれば、子供にしっかりとした自尊心が育ちます。

 そういった自尊心があれば、たとえ何かの勝ち負けの争いに巻き込まれようとも、人を見下したりせずに、ゆったりと構えることができます。

 挫折や逆境にあっても、自尊心をまるごと失うことはありません。
 そして「文化」のひとつとして、絵本や物語があげられます。

 上に書いたことは、「読む力は生きる力」で書かれていることの一部をまとめたものです。

 この本では、作者が「本を読むこと」がなぜ重要なのか、ということを研究した結果などを踏まえて書かれています。

 私は読んでいろんなことを学びました。

 そして、今毎日子供に絵本を読み聞かせしていて、その意味や、今後どうやっていったらいいのかを指南されました。





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Last updated  2006.05.05 22:40:56
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