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カテゴリ:【~2012年】美術館・博物館など
明けましておめでとうございましたもいいとこだな・・・。
記事とは言えないエントリーでお茶を濁してました。 あはは。 昨年のこと正月のこといろいろありましたが、すっ飛ばして新しい年に生きようと思います(笑)。 では2012年一発目のエントリー、行ってみよう!!!!(と、本人だけが元気だったりする) さて、2012年一発目のお楽しみは美術展。 狙いはサントリー美術館と森アーツセンターギャラリー。 (後者は森美術館とは別の施設みたいッスね。良くわからないあの辺のカンケイ。。。。) 両方六本木ってことでハシゴしようと思っていた。 最初に白状しておくと、断念したのだった。 うーん・・・やっぱりこの計画は無謀だった。 幸い自由が利く身なので、国芳の方は日を改めることにした。 で、五十三次です!!広重です!!!! 保永堂版と隷書版(画中の題名が隷書体)、また初摺と変わり図との比較など、盛りだくさんの五拾三次だった。 100枚以上も見てしまうと、流石に個々の印象が薄らぐのは仕方ないとして・・・全体的な印象として、当時のベストセラー的な画が保永堂版だったってことなのかなー。 保永堂版から約15年後に出版された隷書版。 構図やデフォルメも、ちょいと一ひねり。 視点や強調点の推移を思い浮かべて鑑賞するとまた楽しい。 「殿様も犬も旅した五拾三次」というのが副題。 江戸の人々が、犬を代理参りさせてたって知ってた?(かわいー!) 理由があって伊勢へ出向けない人は、犬を代参させていたらしい。 生類憐みの令があったにせよ、江戸の人々が犬を大事なパートナーとしていたことがわかる。 広重さんもちゃんと代参犬を描いていたよ。 白くて賢そうなコ。(後姿だけど) 白戸家のお父さん犬みたいだが、あのコは北海道犬らしいよね。 代参犬もいたけど、子犬が戯れている図もいくつか見受けられた。 その反面猫は一匹も居なかったような・・・・・ 広重さん、猫も好きなモチーフの一つで、実はたくさん描いているんだけどね 人々。寛いでいる姿さえ躍動感があって微笑ましい。 描かれている人々がほぼ人足とあってか、特に。 日本って、民衆は肌を曝すのは基本だったようでなーんかそれがイイんだよね 後方に描かれたチッチャイ人の表情も楽しい。 宿屋の階段から降りる足の一部も楽しい。 そうそう、お気に入りはねえ、セット売り(保永堂版)のカバー!! 各所に登場する人々がチッチャく(崩した感じで)登場していて、いかにも期待できそうなパッケージなんだよね。 こうやって見ていると当然所要時間は長くなるわけでして・・・。 いやー、実はもっと時間をかけて見たかったけど、持続できないのが現実かなあ。 キャプションの解説(同じだし)はやけに詳しい。 平日の昼間だけあって、タダ券持ってる方やご年配のご夫婦とかが目立った。 それからイヤホンガイド使用者も多かった気がする。 でも大方静かな雰囲気で良かったが、私のはるか後方に子ども連れがいた。 子どもは2人ともせいぜい小学校低学年で、展示ケースの目線には届かない様子。ご苦労さま。 =========== 『殿様も犬も旅した 広重 東海道五拾三次~保永堂版・隷書版を中心に』 於:サントリー美術館 会期:平成23年12月17日~平成24年1月15日 鑑賞当日:平成24年1月5日(会期後半日程) 所要時間:約1.5時間(昼前後) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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