いろはに。
千葉県は旭市に仕事で行ってきた。生まれてこの方初めての地だったのだが、何より仰天モノだったのは住所。名古屋人の合理主義が産んだ住所と言えば名古屋駅界隈を「名駅一丁目」。『駅んトコら辺だから名古屋駅だし、メンドくさいから略したらええがや』という、ちょっとそれはないんじゃないか的な副産物を産んでしまったりするのだがこんなモン、目じゃねえ的地名に今回の旭市出張で出会ってしまったのだった。千葉県旭市イ千葉県旭市ロ千葉県旭市ハ千葉県旭市ニえっと。これが何なのかというと冗談ではなく住所だ。いずれもこのあとに「0000番地00号」みたいなのがくっつく。俺がいただいた名刺にも、そう書いてあった。あんまりじゃないか、イロハニ。もっと郷土を大事にしようぜ、イロハニ。帰りに旭駅で電車を待っていると、ホームにホームレスなオジサンがいた(シャレてるワケじゃないよ)それはいいんだが、俺が彼に目が釘付けになったのはどこから入手したのかわからないが視力測定に使われる縦3段に「C」が並んでるクシャクシャになったアレを両手で持ってしきりに顔をかしげながら一人測定をしていたからだ。おいおい、オジサン。それはもうちょっと離れたとこから見るもんだぞ。壁に貼れ、壁に。てか、駅のホームでナニやってんだ。ほうら見ろ。適当な住所にしちゃうから住民に混乱が起きてるぢゃないか。というのは言いがかり以外の何者でもないがいやぁ、イロハニ。本年度下半期の歴史に残る発見でありました。