海にて
先日、仕事で海の近くの町に行きました。仕事を終えて白い砂浜の海岸を散歩しました。本当に海が好き。海を眺めているだけで落ち着いた幸せな気持ちになります。瞑想を始めるときにも、まず海を思い浮かべてそこから多次元の世界へと旅立ちます。とっても良いお天気で、平日でしたが数人の人が水着で泳いでいました。うらやまし~!私も水着を持ってくればよかったな~・・・なんて思いながら、木陰にすわって潮風に吹かれていました。こんなにも海に惹かれ、心落ち着くのはなぜなのだろう?ふと素朴な疑問が湧いてきたので、その場で過去世を見てみることにしました。ザザーッ、ザザーッ・・・寄せては返す波の音を聞きながら、フォーカス12を意識します。宇宙空間に浮かんだまま、波の音に誘われるようにすぐに過去世の扉が開かれました。そこは、南の島ポリネシア。時代ははっきり分かりません。私は茶色い髪を腰まで伸ばして、白い花の飾りをつけていました。素朴な木綿のワンピースを着て、やしの葉で作った家に住んでいます。決して豪華ではありませんが、とっても快適。海風の通る涼しい家です。夫は漁に出ていて、その帰りを待ちながら赤ちゃんをあやしています。いつも愛する人と一緒にいられて幸せでした。朝日とともに起きて、夜は星空を見ながら笑いあう毎日。特別なことは何もなかったけれど、平和で穏やかで幸せな日々。ずっとこのしあわせが続きますように・・そう願っていました。しかし、ある日夫は漁に出ていて海の事故で亡くなってしまいます。あまりにも突然の悲しい出来事でした。でも、私には小さい子供がいます。いつまでも悲しんではいられない・・・。夫の死を受け止めて、前向きに生きていく決意をします。再婚の申し出もありましたが、私は夫と暮らしたやしの家にとどまり、夫を想いながら毎日を懸命に過ごしました。月日が過ぎ、寿命がきて亡くなるその時には、子供や孫達、家族が看取ってくれました。そして天国に旅立つその時、愛する夫が迎えにきてくれました。「よくがんばったね。これからはずっと一緒だよ。 何度生まれ変わっても、お互いを必ず見つけ出そう。 そして、ずっとずっと永遠に一緒にいよう。」「では、あなただと見分ける方法を教えて・・」私は尋ねました。「光り・・輝く光。私に出会ったとき、あなたは光りを感じるだろう」最愛の人と出会い、暮らした海辺。私が海を故郷だと感じる訳が分かりました。そして、「その人」と出会ったときには光りを感じるのですね!てっきり頭の中で鐘がなるのかと・・(^_^;)海に感謝。スピリットとハイヤーセルフ、全てに感謝をささげ、その海をあとにしました。