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カテゴリ:子育て
旦那も同伴でNO3の診療室のドアを開けると。。。。


うわっ! これはハズレだ~!!!


伊藤四郎の顔を圧縮して真四角にし、

黒くくすませたような風貌のおっさんが座っていました。


まったく医者らしくない汚げな感じ。

見た目からしてブラジル人ではありません。

ブラジル人ではない、南米系の褐色の肌。

(旦那は、チリ人か、コロンビア人ではないか? 
 ペルー人じゃなさそう、と言っていました。)



恐る恐る椅子を引いて座り、スーの症状を説明しました。


スーの症状は、

一週間続く上がったり下がったりの熱、

ついに40℃を超えてしまったこと。

咳、下痢、おなかにガスがたまったように膨らんでいて苦しそうなこと。


説明しながら、ふと机に置かれたドクターの

太く黒い毛の生えた左手の薬指に光る指輪を見て唖然



見るからにニセモノ、悪趣味に輝く直径5ミリ以上ある

赤い透明な石がデーンとのっかった、 
(いや、石じゃなくてプラスチックでしょう。)

いかにも金メッキなぺらっぺらのゴールドの指輪をはめているのです。


子供のころ、お祭りの屋台でゲームに勝つともらえた

子供用の指輪セットの中のひとつのような、

チャチな金色の指輪(微妙に彫った模様のようなのがある)に

赤い透明な丸いプラスチックの石!!!

なんでおっさんドクターがこんなもんつけてるの??

正気か???


なんだかもう、その指輪に釘付けになってしまい、気もそぞろ。

腕にはこれまたニセモノと思われるパラグアイ製のような

くたびれたゴールドの腕時計が!!!


強烈~、と圧倒されながら、ドクターに診断を仰がなくては!

と、必死に説明し、どうしたもんでしょう??

と聞くと、モソモソモソっと聞き取りにくい早口で、

なんか言ってきた!


ん??? @_@


それはかなりのスペイン語訛りで、

しかもなぜかボソボソとくぐもったような声で話し、

何度聞き返しても

はっきり大きな声で言ってくれないのです。

診察室にある二つのドアのうち一つは開けっ放しで

ガヤガヤとうるさいし。。。


それでもどうにか

いつから熱があるのか、
咳は?
嘔吐は?
便は?
水分は取っているか?
ご飯は食べているか?

といった質問に

わからないときは、旦那に目で合図して、聞きなおしてもらって答えたけど、


ドクターは何も説明してくれないので、

「風邪ですか?」

と聞いてみると

「熱が上がったり下がったりを繰り返しているということは
何かに感染しているということ」

と言い、

なんと、私の説明する症状を聞いただけで、

席に着いたまま、一切、聴診器を当てたり喉を見たりすることもなく、

(聴診器が一応首からぶら下がっていたと、
 旦那は後で言っていましたが、
 あの指輪にばかり気をとられていた私は気がつきませんでした。)


今度はダダダーっと処方箋を書き始めました。
(もちろん、ぜんぜん読めません)


えーっ!?? 診察しないんでわかるんですかぁ???

スーには指一本触れず、近寄って見ることもありませんでした。


そして、

読めない処方箋をさしながら、

これは喉薬、
これは解熱剤、
これは痛み止め、
これは咳止め

これらを飲みなさい。


というので、



「抗生物質はあるんですか?」

と聞いてみると、

ドクターのいう喉薬が抗生物質だということでした。


しかし、ドクターはスーの喉なんか見ちゃいませんからね。

私だって、スーが喉を痛がっているとは言ってないし、

スーは喉は痛くないようなのです。



「あのー、下痢もしてて、あまり水分も取りたがらないんですけど~・・」

と言ってみると、

「嘔吐はありますか?
 嘔吐しているようなら点滴を受けなければいけません」

という的を得ないな答え。


「いえ、嘔吐はしていません。

 下痢は風邪と関係あるんでしょうか?」


と質問を変えてみると、


「咳が出ていると言うことは感染症を起こしているということ、

それがおなかにも来て炎症を起こしている。 よくあることだ。

嘔吐しているなら点滴を受けなくてはいけない。」


と、また同じことを繰り返し。


だから嘔吐はしてないってば!!


こちらから聞かなければ何も説明してくれないし、

聞いても、めちゃくちゃスペイン語訛りでボソボソと的外れなことを言ってくれるだけ。

そして言っちゃ悪いけど、めちゃくちゃくさい!!!

ボソボソと口から吐き出される口臭に参ってしまう(爆)


彼は正しい診断を下しているんだろうか??
(何せ40℃の熱ですから、母としてはとても心配なのです。)


という不安を残しつつも、

あまりの臭さに質問する気も失せて、

これ以上用はないといった顔のドクターの診察室をあとにしました。
(あとにはたくさんの患者が待っていました)


直、ダメ元で院内の薬局へ向かうと、

風邪が流行っているせいか、

値段的に一番高いであろう抗生物質がもらえたのでした。

抗生物質、1週間分の食費の半分位しますからね、

これをもらえただけでもラッキー!!


「それ以外の薬はここにはないよ」、と


ガマ蛙みたいなストレス満点のおばちゃんに仏頂面でと言われたけど、

吸入器を使うように、と指示してあったようで
(そんなこと、ドクターは一言も言いませんでしたけどね)

吸入器を使うため、口に当てる部分をとりに行きました。


吸入器を使う場合は、この口に当てる部分を受け取り、

各自酸素ボンベにつないで薬が蒸発しきるまで吸い、

また返しておしまい。

(口に当てる部分は使い捨てではないので、
消毒して使いまわしています)


ここでも列待ちし、順番が回ってきたとき、

看護婦さんは吸入器の口に当てる部分を

つけ置きしてある何かの液体の中から取り出し、

水ですすいで、まだ濡れたままのものに薬品を入れて手渡してくれました。


怪しいのぅ~。


大丈夫なんだろうか? 目の前で水洗いはやめてくれ!

そういうものは新品か、使い捨てでないものは

熱で殺菌消毒されて乾いたものにしてもらいたい。。


戸惑いつつ、酸素ボンベのある一室に行き、

スーの顔にあてがうと、

スーは驚いて嫌がりましたが、

隣で吸入器を使っていたおばちゃんにあやされて、

どうにか半分くらい吸いました。


その後、抗生物質以外の処方された薬を街の薬局で買って帰り、

8時間おきに抗生物質と飲ませています。

おかげでだいぶ元気になり、熱も下がって食欲が出てきました。


けど、

あのドクターには参ったわ!!

そして今、ドクターの書いた処方箋を見てみると、下のほうに、


Dr,Cristobal・○○○○・△△△△

 産婦人科医、外科医



とスタンプされているではないですか!!

あんなドクターが産婦人科って、絶対にヤダ~っ!!! 

外科医でもあるって、ほんとに手術できるの~???

と、恐ろしくなってきました(笑)


産婦人科医、外科医として需要がないからこそ、

ポストサウーヂの緊急外来でおもちゃの指輪つけて診察してるんでしょうかね??

それにしても、あの口臭はひどいぞ!

歯医者にでも行ったほうがいいんじゃないのか??

と、思ったのでした。



ま、スーも治ってきているので、ちょっとは感謝。。



あんなドクターで、みんな不満はないのかなあ??

けっこうほかの貧しい層の人は、

ちょっと子供が咳してるくらいで、

「ポストに連れて行くわ」

って言ってるんだけど、

どうしてもよほどのことでもない限り、行く気がしません。


ただで見てくれるというのは有難いけど、

人間的扱いをされないときもあるし、

待ち時間が長いし、

ヤブ医者のいい加減な対応や間違った処方箋、

行っても行かなくても変らないような頼りがいのないドクターの答え。

私が今まで日本で受けていたような病院とは違う不潔さ。

今回のような臭いドクターに、水洗いされる吸入器部品。


まあ、それでもタダですので、有難いことですけど。。。

ポストサウーヂに行くといつも、やられたー、という敗北感が。。。


そんなことを思いながらニュースを見ていると、

ちょっと前にも書いた、吸血カハパットという虫に吸い付かれて、

サンパウロ郊外で、子供が死亡、というのをやっていました。


なんでもこの虫によって変なウィルスに感染して40℃の高熱を出し、

ポストサウーヂに連れて行ったものの、

ただの風邪と診断され、数日後に亡くなったとか。。


死に至らなかったお子さんは、やはり風邪と診断されたのを

両親がそんなはずはないと思って、

4回5回と医師を替え、診察してもらったところ、

5人目の医師がやっと、カハパットによる熱だと診断し、

直ちに応急処置がとられ、一命を取り留めたのでした。



こういうニュースや医療ミスによる事故のニュースを聞くので、

ポストサウーヂ、あまり行きたくないんです。


ヤダヤダ、こんなニュース、


トントントン、ISOLA!!!

(これは縁起でもない話を聞いたときにやるおまじない。
 「切った!」 という感じで、木の机などを3回トントントンとたたきます)


はよ保険にでも入って、もうちょっとマシな医者にかからなあかんな~、

と痛感しています。



でも、ただで見てくれて薬も効いてるからやっぱ感謝!!










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Last updated  2005.10.01 00:00:03
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