DINDINの日記

もう終盤に近づいてきたドラマ、

AMERICA

アメリカに不法入国し、出稼ぎをして

アメリカンドリームをかなえようとするヒロイン、ＳＯＬ（ソウ）と、

ブラジルに残るカウボーイ、ＴＩＡＯ（チヤォン）の

前世からの縁という恋物語。


話がいったり来たり、ごちゃごちゃしすぎて飽きていましたが、

そろそろ終盤、再び見るようになりました。





ブラジルのドラマは月曜から土曜まで、

３種類以上のドラマが（昼、夕方、夜とある）、

それぞれ、ほぼ一時間づつ毎日放送され、

人々の生活の一部と化しています。

自分達の人生と同時に、ドラマも進行していく。

しかも半年から８ヶ月くらい続きます。



（たとえばＮＨＫの朝の連ドラ、あれが１５分でなくほぼ１時間で毎日。
　しかも３種類以上のドラマがあるという、超ボリューム！！）



ＡＭＥＲＩＣＡは、俳優達のギャラも高くなる、

ゴールデンタイム（夜の９時から）に放送されていて、

それはそれはめまぐるしい展開、

恋人同士は別れたり戻ったり、別の人が現れたり、

いつ終わるのか、どう終わるのかは、

脚本家や俳優さえ知らず、視聴者の希望、

視聴率等で臨機応変に変えていくので、

俳優はせいぜい１週間先のストーリー展開を知るのみ。


出来立ての脚本が配られ、せりふを覚えては撮影していく、

というスタイルのようです。


さすがに長すぎて、中だるみのようになることもありますが。。。


たいていのドラマに欠かせない設定、

それは、いい人役、悪役をはっきりさせること。


悪役はこれでもかというほどの酷さ、ずるがしこさで、

視聴者の憎悪をかきたて、

理不尽な思いをする善人役に感情移入させたり、

ヒロインを応援させる仕組みになっています。


名悪役をやってのけた俳優は、プライベートでも、スーパーで買い物の際などに、
見知らぬ視聴者から役名で呼ばれ、罵詈雑言を浴びせられたり、
叩かれたりすることもあるんだそうです。



ドラマAMERICAにおける善悪対決、


　　その一つは、


ドラキュラ系美男子、THIAGO LACERDAによる

悪役アレックス（麻薬組織、不法入国の手引きをする者）


　　　　　　　



　　　　　　　　　　　　　　　VS



善良な弁護士、エリーニョ（RAUL　GAZOLLA役）

極めつけのモンスター系顔の俳優ですが、

人のよい弁護士役。





　　　



二人の間にはマリという女性が存在します。

（CAMILA RODRIGUES)



この３人の背景は長くなるので、とりあえず、

かいつまんでいうと、

現在、マリはエリーニョの恋人。アレックスは元彼。


エリーニョはかつてアレックスに騙され、

口封じのために殺されかけたことがあり、

アレックスが危険なヤツだということを知っています。


マリはアレックスに利用され、捨てられた後、

エリーニョと付き合い始め、

安定した幸せを手に入れ始めたかと思いきや。。。。



現在、度重なる罪で拘置所に拘留されているアレックスにそそのかされ、

再びアレックスを信じてうその証言をしてしまうマリ（おバカッ!!）。

アレックスの化けの皮をはがそうとしている弁護士、エリーニョに対して、

とんでもない裏切り行為をしてしまった彼女。


アレックスにだまされたことを新聞に載った自分の記事を見て気がつくが

時既に遅し。

エリーニョも、また、街の新聞屋で、その記事を目にし、

マリがアレックスを釈放するため、うその証言をしたことを知ります。




と、ここでおしまい。



このように、毎回いいところ、で終わらせ、

視聴者の興味を煽り立てる。



今後どうなるんでしょうか？？？？


私も作戦にハマリ気味！！


脚本はグロリア・ペレスという、

「Ｏ　ＣＬＯＮＥ」（クローン）

を書いた人でもあり、有名な女性です。



こちら。そういえばこの人もモンスター系。