ガスパレットがいい感じ☆
オーラの泉を欠かさずKANONさんの書き起こしBLOGでチェックしている私は江原啓之という人が話す姿や動く姿をテレビでさえ拝見した事はないが、ネット上でお話を聞く限り、非常に納得がいく。サポーターズクラブに入っているわけでもないが、最近彼の話を収集し、吟味している。美輪明宏氏はずっと昔からファンでもあり、いくつか本も持っている。ひろなかさっとんさんのBLOGにもお世話になっている。オーラの泉を通して江原氏のことを知ったのは昨年後半で、それまでは全く知らなかった。こちらに来て6年間一切日本の番組は見れず、インターネットもなかった私が情報を仕入れるのはここのテレビだった。子供が産まれ、乳をやったり寝かせたりして夜中に一人テレビに向かっている日々が続いたことがあった。何を見ていたかというと、よく見ていたのがPROGRAMA DO JOという番組。毎日2,3人ゲストがやってきてJO(ジョソアレスという名前の略)と対談するというもので、いろいろなブラジル各界の著名人、または無名の人、海外の著名人等がゲストでいろんな人を見るいい機会になった。その中で約5年前にルイス・アントニオ・ガスパレットというブラジル人がゲストに出ていた。当時の私は彼について全く面識がなく、彼が登場し、トークを始めてすぐ、彼の目つきや雰囲気から画家だろうか?!と直感したが、その日のトークは彼が出版したある本についての紹介がメインで、彼が何者かという事はわからなかった。その本は、METAFISICA DA SAUDEといって、体の各臓器別、病症別に、病気になる精神的原因、由来が書かれているというものだった。彼の話では病気の症状というのは、たった今ウィルスに感染して症状が出ているだけではなく、発症するにいたるまでの心の中の原因がある、というものだった。それは風邪や鼻炎といった症状から、がん、糖尿病といった重症のものまでそうらしく、更に臓器と感情につながりがあるらしい。たとえば肺。 肺は悲しみの感情が作用している。人生において悲観的に出来事を引きずっていると肺がやられる、という風に。。何を引きずっているのか、自分で分析していく手助け、気づきを与えるきっかけを見出すための本でもある。司会のJOはそんなのどうして分るんだい?!と信じられないふうだったが、私は大変興味を持ち、さっそく本を買った。本を買うと最後の方に彼の著書がズラッと並んでいて、昔からたくさん本を出していて、なにかのセミナー、教習を開催しているらしかったが、通うような距離にもなく、しばらく彼のことは謎のままだった。あれから5年経ち、午後にふとテレビをつけるとルイス・ガスパレットという男が精神的にヤバい状態の人をカウンセリングしているシーンに出会った。もしかしてあの時のガスパレット?(ルイス・アントニオ・ガスパレット)でも私はルイス・ガスパレットでなく、アントニオ・ガスパレットで記憶していたし、顔つきが以前の画家然としたものと違ったので同一人物かどうかしばらくは確信が持てなかったのだが、毎日番組を見ていくうちに同じ人物だと分った。そこからどんどん分っていったのだが、彼はいわゆる霊媒体質で霊能力があり、心霊画家として紹介されているサイトもあるが、ピカソやモネといった巨匠と交霊し、2分間に何十点だか(ちょっと記憶があいまい)描きあげることで80年代に有名になったようである。初めて彼を見たときに画家のような気がしたのは、当たりでもあったわけだ。親子代々霊能力のあるイタリア系移民の家に生まれ、13歳からスピリチュアリズムを学び、心理学者として心理学会員でもあったが、彼はスピリチュアリズムとか、心理学者とかなにかの肩書きに縛られる事を嫌い、EU SOU EU(僕は僕)ルイス・ガスパレットという名前のみで勝負。講演をしたりテレビでは毎回悩みのある視聴者をゲストに真理、魂のあり方を解いていったりする仕事をしている。彼は何者か、という問いに彼自身は番組内であえて言うならEDUCADOR(教育者)と答えている。自己啓発や魂のあり方における教育者というわけだ。番組には、喧嘩が耐えない夫婦やグレている養子、親離れ子離れできない親子、運の悪い人といい人といった一般的な相談から、息子を殺され、その後精神的にまともな暮らしができない母、自分が誰かに対して憎らしい、死んでしまえ!と願うと本当にその人が病気になったり死んだりするという人、もうすぐ生まれてくる子供が憎らしくてしょうがない、どうしても愛せないという妊婦といったへヴィな相談、こんな相談にどういう答えがあるのか?というようなものもあり、スタジオゲストもはじめは腫れ物に触れるような恐ろしさを感じていも、話を進めるうち、怖さは薄れ、そういうわけなのか~!と視界が晴れ渡ってくる。物事には因果関係があり、心の有様が事象を引き寄せる。偶然はない。解決策がなさそうな相談も必ずそうなるのには意味があり、相談者が認めたくない自分の中の葛藤や思い癖、高い自尊心や傲慢さ、甘え、トラウマなどに近づいていく。本当の所をつかれるので相談者ははじめむきになって否定したりするが、ガスパレット氏は決して相談者を裁いているわけではなく、なにが人生をうまく行かないようにしているのか、相談者を否定するのではなく、相談者の思い癖や頭で考えてばかりで魂、心の声をないがしろにしているところを暴き、どうしたらうまく作用し始めるのかという方向へ気づかせていく。世の中の偏見、一般論にとらわれ、母はこうでなくてはいけない、男はこうでなくてはいけないといったしがらみ、執着から解き放ち、人の評判を気にしているような人にはいかに枠にとらわれるのが自分の魂の自由さから遠のいているか、を示していく。また、霊感があって憑依体質で振り回されている、未来が見えるため、そのことで狂人扱いされている主婦とか、そっち方面の相談にも応じ、毎回見事に1時間のあいだにぱっと要点をつかみ、仕組みを暴いて何が相談者にとって必要なのかを視聴者を巻き込みながら紐解いて見せるのである。週半分は生放送でやってのけるからすごい。中には途中で霊が降りてきて憑依状態になって、「お前なんか嫌いだ~」と目が上にひっくり返ったような状態になっている相談者から憑依をやめさせるというびっくりな回もあるが、決してやらせや視聴率稼ぎではなく、普通に毅然と振舞っている。そんな回には見ているほうもぞっとするが、最後ガスパレットの、じゃ今日はこの辺で、また明日お会いしましょう、と微笑むのを見ると、すっと気分が切り替わり、フー良かった、と落ち着くから不思議だ。スピリチュアリズムの人でもあり、心理学者でもあり、交霊もできる彼が、相談者を前に相談者に本来の魂の欲するところをすくい出して見せる過程では、霊に頼ったり霊のせいとかいう前に、まずその人のメンタリティーについて分析し、人によっては前世からのものである事や、MENTOR(指導者)・・江原さん的にいう守護霊さんか?が教えてくれる情報を元にアドバイスして行く。霊に振り回されている人には、霊に入り込ませるか入り込ませないかは本人しだいだ、と説く。霊能力がある人は、自分の能力について学び、どう使うかを身につけていかなければならない、悪い霊にのっとられっぱなしにしていたのでは身を滅ぼす事になる、霊といえば崇高なものばかりとは限らない、生きている人間と同じで、死んだってろくでもないやつはろくでもないままそしてそのへんにウヨウヨいる。それら低級霊にのっとらせるかのっとらせないかは自分の意思でコントロールするものだ。という。そんな話をいろいろ聞きながら、美輪氏やスピリチュアリズムのお話をされている江原氏の発言とおんなじことを言っていることが多くて、国を超えて、真理は同じなんだなあ、と納得する。江原氏が実際お話されるのを見たことはないが、ユーモアも交えて楽しく話されていると思う。ガスパレット氏はブラジル人らしく、大声になったり声に抑揚をつけ大げさなジェスチャーを交えながら話すが、ユーモアたっぷりで、絶妙のタイミングで「ちょっと、そこのテレビの前のソファで クッキーかじりながら視てるあなた! あなたの事ですよ!」なんてカメラを覗き込みながら言ってくると笑ってしまう。こんな事を書くとじんじん、宗教っぽいものにはまってる?と思う方もいるかもしれないが、宗教ではない。単に、最近ガスパレット氏の発言に注目している。テレビで素晴らしい紐解きを見せてくれるので、毎日楽しみなのだ。夕方の雷雨で電気が消えなければ見ることができる。さて、昨日は未来が見える、宇宙人からもメッセージを受けるご婦人が2012年までに世界で起こることを年月日別に書きとめたこと、今後変化する世界地図の地形なども述べていたのだが、またの機会に書けたら書いてみます。「ENCONTRO MARCADO」 (REDE TV/9チャンネル)月~金。午後4時から5時(ブラジル時間)に放送。